満天横丁に住まう妖怪のひとり言

満天横丁に住む満天と申します
最近、猫妖怪化してきており更新は不定期ですが…
ひとり言にお付き合い頂ければ幸いです。

お義母様のおはぎ…

2007-03-20 | 昔話のハチャメチャ
ビックコミックオリジナルに連載中のマンガ
「あんどーなつ」に…
昨年「おはぎ」の呼び名についての記述が載っていました
春は「牡丹餅」(ぼたもち)
夏は「夜船」 (よふね)
秋は「お萩」 (おはぎ)
冬は「北窓」 (きたまど)
春と秋は知っていましたが…夏と冬でも呼び名が変わるとは
ついぞ知りませんでした
四季によって呼び名が変わるお菓子も面白く楽しいものです

さて…今日はこの「おはぎ」にまつわる思い出話を二つお話致しましょう

私のダンナさまの母上様。私にとっては「お義母様」は…
そりゃ~もう~ご近所でも評判の「性格の強い」お方でして…
「言い出したらやり遂げるまでは…絶対に曲げない、譲らない、引かない」方で
まず、ここの家に娘を嫁に出しちゃ~いかん!っと言われておりました~(笑)
姿形は「トトロ」出演のサツキやメイちゃんの隣に住んでいる
カンタのおばあちゃんにソックリなんです(アハハハハ)
トトロを見たときに…あまりにソックリなので…のけぞりました~
私との逸話も数知れず~面白いお話が目白押しのお方ですが…
まぁ~それは追々のお楽しみと言うことで…本日は「おはぎ」にまいりましょう

ダンナ様と結婚して直ぐの里帰りの時に、
夫婦で主人の実家にお泊りをしました。
朝の早~いお義母様に合わせ、私も朝も早~くから起き出し
慣れない台所で朝食の準備をお手伝い致しました~。
何とか…嫁としての体裁を繕ったのち、家族全員で朝食を頂く事になりまして
こんなに朝早くからご飯を食べた記憶のない私は四苦八苦しながら
無理やり口に食べ物を運び、大層苦労して食べ終わりました

と…そこへ…お義母さまが握りこぶし大の「おはぎ」を持ち出して来まして…
一人1個を皿に盛り…「食え」っと言うのです…

ここからはお義母さまを除く、私、ダンナ様、お義父様との目での会話です
(注:方向は視線の先です)

満天ダンナ…「おはぎ」を指差しながら…
(何コレ??? 今、朝メシ食ったばっかだよ~泣)

ダンナお義父様…ダンナ様も数ミリ目が見開いた状態で
(俺も無理…おやじ…どうする…?)

お義父様おはぎ…慣れているのか、意外に冷静なお義父様
(そんなこと言ったって…言い出したら聞かないんだから…)

お義父様ダンナ・満天…おもむろに「おはぎ」に箸を刺しながら
(頑張って食べるしか…ないだろう~)

ダンナ・満天お義父様…ダンナ様も私も数センチ目が見開いた~
(ええ~???)

ダンナ満天…急に私の目をシッカと見つめながら
(食うぞ~!俺は食ってやる~~~!)

満天ダンナ…なに~?二人とも! 信じられん!
(ちょ・ちょっと~ヤケになってる場合か~?よし!私がお義母様に言う!)

ダンナ・お義父様満天…思いの他、物凄く抵抗する二人
(ダメだって!!辞めるんだ~~!)

満天ダンナ・お義父様…目に涙を浮かべる私
(だ・だって~こんなデカイのは無理だよ~何とかしてくれ~泣)

お義父様満天…悟った様な遠い目を向けるお義父様
(解った。。。ホレ、これを使いなさい)

満天「へっ?」

食卓テーブルの下からお義父様より手渡されたモノは…サランラップでした…

何処でど~してお義父様はコレを手に入れたのか…
(ま・まさか…常時携帯か~???)
さだかではないのですが…無事に「おはぎ」を食べ終わったフリをし
食卓テーブルから離れることの出来た私なのでした~

私達が目配せしながら会話をしている間
お義母様はおいしそうにお手製の「おはぎ」を食べておられましたから…
その食欲の絶大なるスゴさは…
この後も折あるごとに体験させて頂きました(笑)
この時は朝食を食べてスグだったので食べられなかった「おはぎ」でしたが
お義母様のお手製の「おはぎ」は本当に美味しいものでした

それにしても…この二人…お義父様とダンナ様は
本当に義母様の恐ろしさが身に染みているのね~(笑)
この時は気の弱い二人じゃの~っと思っておりましたが…
季節をまたがずして私も、義母様の恐ろしさが身に染みていったのでした~

ありゃ~今日2つのお話を載せようと思いましたが…
長くなってしもうた~ので…
続きは…また…休み明けってことで~(笑)

本当にすみません~
な~んか、長くなりがちな私のブログは…良くないの~

次回は…「梅干バ~様のぼたもち」です~