スピルバーグ製作なのだが…星3つってとこか…
ツッコミを入れたい箇所が結構あったが、
面白いか、面白くないかと問われたら、面白いと言える作品だと思う
コピーショップで働くジェリーには、
米軍に勤務している優秀な双子の兄イーサンが居る
ある日、イーサンが交通事故で突然亡くなる
兄に大きなコンプレックスを抱いていたジェリーは戸惑いを隠せない
またイーサンを誇りに思っていた父親も希望を失っていた
疲労感を伴い葬儀から帰ったジェリーを、不可思議な事件が襲う
銀行口座に75万ドルもの大金が振り込まれていたり
自宅アパートに、大量の軍事用機材が送られるなど
身に覚えのない出来事に戸惑うジェリー。
そこへ女からの一本の電話が掛かる
「FBIが迫っているので、その場から逃げなさい」っと命令される
同じ頃、シングルマザーのレイチェルにも、謎の女から電話が掛かる
「車を奪って指定された場所へ行きなさい。
さもないと息子の命はない」と脅され、
命令に従わざるをえない状況へと追い込まれて行く
謎の女からの一方的な命令電話に、翻弄されていく二人
さて、謎の女の正体は?
やっぱりスピルバーグだの~ってな映画でござった(笑)
展開といい、見せ方といい、観客の目をクギ付けにする技は流石であった
謎の女に翻弄される二人の気持ちと同じ感覚を見ている観客も味わう
戸惑い、驚き、怒りと感情が変化する
途中で謎の女の正体も薄々解るのだが…それでも最後まで息を飲む
ストーリーには正直、これと言った目新しい部分は少ない
むしろ、往年の映画のリメイク版を見ている気がした
ただし、見せる順番というか…ストーリーの並べ方が面白い
最初の10分ほどは、まったく関係のない話から始まる
ところがこの最初の10分が、この後展開する話の全ての源となるのである
それが解るのはラスト30分(笑)
ただし、スピード&チャージな前半~中盤だが
後半に少しモタツキがある。謎が解けてからの10数分間は長く感じた
もし…ヒッチコック映画が好きだとしたら
この映画をまた違った角度から楽しめると思う
「北北西に進路を取れ」とか「知りすぎていた男」の
あの懐かしいシーンを彷彿させる場面がテンコ盛りである
ヒッチコック好きのスピルバーグの味付けが効いている
そんなヒネった見方も出来る映画である
ぜひ一度、ご覧くだされ~
ポチっとで、作者のヤル気でるかもです(笑)