帰りの伊丹空港で。。。
お土産物屋さんをぶらついているとでっぷりとした年配の店員さんが僕を手招き。
「ちょっと、にいちゃん、こっちおいで。私と友達なろ。はよこっちおいで。」
完全に命令形。
「これ食べてみ。うまいから。買わんでもええからだまされた思て食べてみ。」
ほぼ強制。
差し出されたのはタコせんべい。ひとくちパリっと食べてみる。
「な、うまいやろ。うそ言わへんねん。ちょっとこれ持ってみ。」
せんべいの入った箱を持たされる。
「な、軽いやろ。軽いもんはうまいんや」
なぜ?と思いながらほんまうまいなーと相槌を打つ。
次はたこやき。
「これはどうや、にいちゃん。うまいで~」
いまだ食べたことのない「たこ昌」のたこやき。
さすがに試食はないけど、東京の「銀だこ」との違いを延々と語られる。
銀だこ普通にうまいやんと思いながら、こういう機会じゃないと「たこ昌」食べることもないなー、と思い、ふとっぱらのおばちゃんに敬意を表して購入。
「にいちゃん、おおきに。また来てやー。」
最後はおばちゃんと握手、そしてハグまでして搭乗ゲートへ。
やっぱ大阪のおばちゃんはパワーあるわ。
またおばちゃんに何か買わされにいこうと心に誓った克なのでした。