「黒い家」貴志祐介
生保業界を舞台にしたA級サスペンスホラー小説。
物語は保険会社に勤める主人公が契約者の家に呼ばれ、首つり死体を発見するところから始まる。
主人公は真相を確かめようと独自調査に乗り出すが、それが悪夢の始まりに・・・
とにかく不気味で怖い。
でも読み出したら止まらない。
そして、ただ怖いだけでなく人間のモラル、生き方、愛情など深いテーマが背景にあり、考えさせられる。
いろいろな昆虫の生態が引き合いに出されるのもおもしろい。
読者を恐怖の底へ陥れる戦慄の第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
真夜中に1人でどうぞ。