果鋭

　　　　　「果鋭」黒川博行


元マル暴担当のワルでタフな名コンビがパチンコ業界の闇を暴く痛快小説。

これめちゃくちゃおもしろい！

金の使い方から喰いっぷり、クズどもの蹴散らし方まですべてが豪快！

こういう生き方なんかかっこええね。いや暴力はアカンけど(笑)

あちこち視点が切り替わらずに頭から終わりまでずっと主人公目線で物語がどんどん進んでいくのも読みやすく気持ちいい。

うん、あっという間に読み終えてしまった。

直木賞作家渾身の最高傑作！

是非、続編を望む。

楽しい夜

秋恒例の「FunkyDanceParty」、無事終了しました。

DJタイム、ショーケース、LIVE、どれも盛り上がり大成功に終わりました。

やっぱりこのイベントは楽しい。

最高の夜でした。

関係者の皆さま、演者の皆さま、そして遠くから足を運び盛り上げてくれた皆さま、本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願い致します。





克

闇に香る嘘

　　　　　　
　　　　　　　　　　　「闇に香る嘘」　下村敦史



テーマは‘中国残留孤児’

孫への腎臓移植を望むも適さないと診断された全盲の主人公。

幼いころ満州で生き別れた中国残留孤児の兄を頼るが、移植どころか検査さえ拒絶する様に疑念を抱く。

目の前の男は本当に実の兄なのか。

時を同じくして中国から密入国者を満載したコンテナが到着する。

全盲の人間を主人公にもってくる斬新さと、その描写の繊細さ、そしてラストに謎が解けたときの驚愕と感動。。。

とても切なく、あたたかい・・・

満場一致の江戸川乱歩賞受賞作。

まやかし

体というのは良くも悪くも変化を嫌う。

ライザ〇プみたいに急激に絞りまくったらリバウンドするの最初から目に見えてるやん。

数か月限定で絞り込んでもそんな体はまやかしにすぎない。

何年も同じ体型を維持できるようにもっていくのが本当の身体作り。

そんなに簡単なものじゃないよ。

LIFE

『LIFE～人間が知らない生き方～』

麻生羽呂×篠原かをり


様々な生き物の「生き残る」ための習慣と戦略をユーモア溢れる絵と解説で描いた作品。

生態を通して人間社会に「必要な何か」を問う。

とても面白く、為になる一冊です。

ACT

「ACT」「ACT2」 矢月秀作


ハードアクション「もぐら」シリーズでおなじみの矢月秀作さんの新作。

巧妙化する組織犯罪に対処するため設立された「警視庁特別潜入捜査班」。

平たく言えばおとり捜査。

ジャンル的には警察小説に分類されるのだろうけど各捜査員が各々の役になりきっって演じる様がなかなか痛快で面白い。

お芝居している方なんか、楽しめるのはもちろんかなり勉強になるんじゃないかな。

そゆの興味ある方、一読の価値あり。

今月の曲

「Another Love Song」Ne-Yo ＆「Overdose」Ciara