「最近、どういうのきいてますか」「何できいてるんですか」
50代以上の音楽ファンに久しぶりに会うとよくそうきく。
わたしはといえば、昨年からすっかりサブスク、アマゾンアンリミテッド。昔の…自らの若き黄金のリスナー期の音楽さえきければ十分なんだけど、今の新譜ってのはどんなんだろうと気にもなるので、ピーター・バラカンやら渋谷陽一やらを「聴き逃し」でカバーしつつ、「お客様へのおすすめ」でも愛聴盤は増えていく。ネットにアナログ愛好心を売り渡せば耳は軽い。
そんなわけで、今年1〜3月には3枚のアルバムを繰り返しきいた。ミュージシャンのデータは検索にまかせて、思ったことだけ書こう。
1)ピーター・ドハーティ
「すぐれたメロディメーカー」というものは長年疑問だったが、このアルバムをきいて謎が解けた。自分が好きなメロディを書く人がそうなのだ。思い出すのは、とくに後期のレイ・デイヴィス。一つひとつの節回し、曲全体の構成・展開を何度も味わって飽きない。リバティーンズはあまりきかなかったが、こっちのほうが断然好き。
2)ヤード・アクト
これは確か、渋谷陽一がおしえてくれた。ほかのメンバーの音をきいてないかのような勝手に弾いてる感の強いギターというのは大いに好みで、ちょうどよい奥行きの音場が落ち着く。思い出すのは、ザ・コーラルとかフランツ・フェルディナントとか。
3)ブラック・カントリー・ニュー・ロード
雑多なもんがち、おもちゃ箱の魅力。思い出すのは、カーラ・ブレイやバッド・プラスとかルー・リードとか。
3枚すべて英国盤と集中はネット利用のたまものだろう。なので今日は朝の別所哲也のJ-WAVEでグラミー賞で盛り上がるニューオーリンズものをきこう。
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