信仰の始まり

どうすれば信仰を持つことができますか？


この質問を自分に問いかけてみてください。
「信仰を求める気持ちがありますか？」

「YES」と答えられるなら、そこには信仰があります。
素直な気持ちになって、その望みと向き合うなら、そこには必ず御霊があります。

御霊には神の愛が含まれています。
‟御霊＝神の愛”というべきかもしれません。

人の愛を感じたときに「その人を信じてみたい」と思ったことはないでしょうか。
愛は‟信じたい気持ち＝希望”を心に生じさせます。

神からの愛を感じることが信仰の始まりです。
今、心に信仰を抱いているなら、それは神の愛を感じている証拠です。

主の福音は、そのすべてが信仰を育てるための方法を教えています。

備え

備えができていて、主の御手に使われる者としての備えを怠らない人には輝かしい未来が待っています。
（信仰をもって将来を待ち望む　ネルソン大管長）


主の教えはそのすべてが‟未来のための備え”のためにあります。
その未来とは‟昇栄”です。
聖典を学び、祈り、戒めに従い、教会に集う、それらは未来に備えるためのものです。

以下の三つの質問について自問していただけるなら幸いです。

・　わたしたちはこれまでに何を備えてきたでしょうか。
・　その結果として何を得ているでしょうか。
・　主の約束はどのように果たされているでしょうか。

主の命じられることには必ず目的があります。
わたしはこのような経験をしています。

数年前、「もう30分早く起きるように」と御霊から言われました。
最初は眠くて大変でしたが、それに慣れてくると「もう30分…」。
それが繰り返されて、ついには以前よりも1時間半も早く起きるようになりました。

その時間を使って、30分祈り、1時間でこのメッセージを書いています。
それが2年以上も続いています。
（時々、寝坊しますが　ｗ）

そのメッセージの数は900件になりました。
知識だけで毎日これらのメッセージを書き続けることはできません。
目覚めて祈るときに、その日の書くべきことが与えられるのです。

毎朝、御霊からの啓示を受けられることの祝福は喜びです。
結果的に、毎朝の目覚めが楽しみになっています。

今では、多い日には100人以上の方が、これらのメッセージを読んでくださっています。
それも喜びです。

もしもこのメッセージが途絶えるときが来たら、
「何らかの理由で御霊を受けられなくなった」と思ってください　ｗ

信仰は必要？

信仰はなぜ必要ですか？
神を知れば、誰もが神に従うようになるのではないですか？


AIの進歩には目を見張るものがあります。
その発展によって人類は大きな益を受けることでしょう。

AIは膨大な知識によって成り立っています。
それを否定するつもりはありませんが、そこには‟信仰と希望、愛”はあるのでしょうか。

「イエス・キリストを信じる信仰」の目的は‟神との一致”です。
皆さんの心には「主のようになりたい」という望みがあると思います。
そのために主の教えを学び、主に倣い、
生き方を変えるために努力しているのではないでしょうか。

もちろん知識はそのために役立つものですが、知識（神を知る）だけでは不十分です。
なぜなら、人には神の全てを理解することはできないからです。

それだから、神と一致したいという望みがあるなら、‟神に対する信仰と希望、愛”が必要です。
信仰と希望、愛は御霊の導きをもたらし、それは神との一致に導いてくれます。

それは知識以上のものです。

信仰を築く

モルモン書を定期的に熱心に読むこと以上に信仰を築くことのできる方法は、まずありません。
（信仰をもって将来を待ち望む　ネルソン大管長）


モルモン書を定期的に、そして熱心に読むには、この書物に対する‟熱意”が必要です。
熱意とは、自らの望みによって求める気持ちです。

モルモン書に何を求めるのでしょうか。
わたしは‟神からの啓示”を求めます。
モルモン書の面白さは、それを読むときにもたらされる啓示にあります。

聖典はすべて神からの啓示を受けるために与えられました。
その啓示は心に‟喜び”を満たします。

啓示を受けるためには‟真心からの祈り”が必要であり、
その気持ちは‟御霊”によって与えられます。

御霊を受け、熱意をもって、真心から祈り、その結果として神からの啓示を受け、
それを喜ぶなら、どのようなことが起こるでしょうか。
当然ながら、信仰は強められます。

キリストを信じる信仰

この教会で教えられているのは「イエス・キリストを信じる信仰」です。

イエス・キリストを信じているならどのようなことが起こるでしょうか。
主の約束されていることを経験できます。

祈りの答えを受けることができます。
御霊の導きを受け、それを感じて、知ることができます。
天使の言葉で語ることができ、天使と語り合うことができます。

主はそのように教えています。
「主を信じるなら、それらの教えも信じ、信じるならそれらを経験できる」とも教えています。

それができていないからといって、がっかりする必要はありません。
大切なのは「自分もそのレベルに達することができる」と信じる心を失わないことです。

もしも「自分にはできない」と諦めるとしたら、信仰は失われいます。
「諦める」とは‟信じる気持ちを捨てる”ことです。

わたしたちに諦める理由は全くありません。
諦めさせようとするのは、サタンの偽りによる誘惑です。

幼い子供は成長するにつれて、自分の足で立ち、歩き、走るようになります。
成長していつかは大人になり、そして親になります。

そのためには、時間と経験、そして信じ続けることが必要です。
それは「イエス・キリストを信じる信仰」と同じかもしれません。