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Cohen の d

2019年07月24日 | ブログラミング

中澤さんが

> effsizeパッケージのcohen.d()関数の計算は何か変だ。大久保・岡田(2012)のSpの式で標本分散のはずのところが,不偏分散になっている。どちらかがCohenの定義を誤解していると思われるが,不偏分散にサンプルサイズを掛けるのは筋が通らないので,たぶんeffsizeパッケージが間違っているのだろう。

と書いている。

大久保・岡田(2012) がないのでよく分からないのだが,Cohen's d は,奥村先生のページにもあるが,

で,

stdev = sqrt(((n1 - 1) * s[1]^2 + (n2 - 1) * s[2]^2)/(n1 + n2 - 2))

だからいいのではないか?

effsize は

Version:            0.7.6
Date:               2019-07-17

それとも,私が何か勘違いしている?

追記:中澤さんの勘違いだったそうだ。この記事のあと,修正が入ったようだ。

> x = c(1,2,3,2,3,4)
> y = c(5,4,3,4,5,6,5)
> cohen.d(c(x, y), factor(rep(1:2, c(6, 7))))

Cohen's d

d estimate: -2.051542 (large)
95 percent confidence interval:
     lower      upper
-3.5627102 -0.5403745 

> mes(mean(x), mean(y), sd(x), sd(y), n1, n2)
Mean Differences ES:
 
 d [ 95 %CI] = -2.05 [ -3.56 , -0.54 ]
  var(d) = 0.47
  p-value(d) = 0.01
  U3(d) = 2.01 %
  CLES(d) = 7.34 %
  Cliff's Delta = -0.85
 
 g [ 95 %CI] = -1.91 [ -3.31 , -0.5 ]
  var(g) = 0.41
  p-value(g) = 0.01
  U3(g) = 2.82 %
  CLES(g) = 8.86 %



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