裏 RjpWiki

Julia ときどき R, Python によるコンピュータプログラム,コンピュータ・サイエンス,統計学

ぼったくり宝くじ

2019年07月23日 | ブログラミング

オイ,録音してないやろな

なんですか,いきなり。してませんがな。なんでせなならんの。

ちょっとヤバい話だ。良く効け。おれらも相当あくどい仕事してるけど,世の中には堂々とひどい商売やってる奴がいるぜ。

なんですか?

宝くじや。

あ,今,「買わないという選択はない」とかコマーシャルで言ってる。

そや。

でも兄貴。あのお堅い銀行さんも噛んでいる,まともな商売じゃないんですか。

どこがまともじゃ。アホンダラ。ええか,100万円分の宝くじ買ったとするやろ,なんぼ当たるかわかるか?

え〜っ。100 万円も買うんでっか。1000万位は当たりそう。

あほ抜かせ。ええとこ行って,46 万位しか当たらんのじゃ。

え〜っ。え〜っ。なんでそんな。

ええか。ちゃんと,総務省,総務省やぞ,の Web ページというか PDF

http://www.soumu.go.jp/main_content/000084191.pdf

に,ちゃんと書いてある。

実行還元率の所に,45.7% と書いてあるやろが。

わ。ビックリした。かたぎの商売とは思えんピンハネ,ぼったくり。

宝くじは,買うたんびに,半分以下になるんや。100万円からスタートしたら,何回目で宝くじの一枚も買えない金額 300 円になるかわかるか?

いや,わての頭にはコンピュータ入ってませんから,わかりませんわ。

ほなら,ちょっと計算したる。

> a = 1000000
> for (i in 1:11) {
+     a = round(a * 0.457)
+     cat(sprintf("%2i, %6.0f\n", i, a))
+ }
 1, 457000
 2, 208849
 3,  95444
 4,  43618
 5,  19933
 6,   9109
 7,   4163
 8,   1902
 9,    869
10,    397
11,    181

な。途中 300 円未満の端数は無視するとして,11 回目には 181 円や。

一つ前の話前の話は,ゆっくり減ったり増えたりする話やったけど,これはスゴイ。地獄の底へ真っ逆さまや。

ええか,宝くじには手を出したらあかんで。

へい。でも,見せてくれた図の右にある公営競技ってのが,気になりますね。還元率が74.8で,実行還元率でも58.5% じゃないですか。宝くじ買うより競馬や競輪やれって言うことですか。

数字の罠に気をつけろ。公営ギャンブルは一日に何回かある。例えば 5 回あるとするやろ。そしたら 2 日いって,全部賭けるとしたら,

> 0.585^10*1000000
[1] 4694.168


ええか,100 万からスタートして2日目の終わりには 4 千円ちょっとしか残らんのやぞ。

もし 100 万あったら,宝くじ買ったりギャンブルするより,きれいなチャンネーのいるところで贅沢したほうがええ,ゆうことですね。

そや。昔っから,お上はあの手この手で庶民の懐から金をふんだくっていくもんだと決まってる。ギャンブルは一切するな。近頃じゃ IR とかなんとかいって,また金をふんだくる算段をしているみたいだぜ。

おれたちよりあくどいね。

おれたちっていっても,反社じゃないよ。

ちゃんちゃん。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 貯蓄額倍増? | トップ | Cohen の d »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログラミング」カテゴリの最新記事