ドラマチックなホリデー６…

子猫が無事に彼女の家の一員になったのを知った僕らは すっかり気を良くし 外に美味いモンを食べにいくことにした！

何を食べるかなと迷っていると…ケータイが鳴った。

みると発信者は先日 手術したＫ君だ！

大変な手術と聞いてただけに 電話に出る前に 軽く深呼吸して出た（どんな報告でも動じないように…）

電話の向こうからは まるで聞き取れない佐賀弁が聞こえた。

あいかわらず佐賀弁でしか喋らないＫ君に 少しほっとした。

Ｋ君は 言葉使いが変わってしまった僕に対し「昔のように喋れ」と言った。
僕は学生時代 標準語と博多弁と沖縄の方言がまざった奇妙な言葉を喋っていた。いつしか標準語の比重が大きくなり博多弁はほぼなくなり 出身地である沖縄の方言さえ ほとんど出なくなった。
それだけに 学生時代から全く変わらないＫ君が 幼くも思えたが 同時に羨ましくも感じた。

手術は無事成功したようで あと半月から一月くらいは入院するようだが 心配はいらないとのコト。

話を聞いたときから悪いことばかり考えてしまっていたので 無事でホントに良かった。
今度 東京に遊びに来い！と誘うと 即答で断られた。佐賀を出る気がないらしい。お前がこっちに来い！と言われた(笑)
いつか再会し一緒に酒でも交したいと思う。

ホント この休日はドラマチックなものになった…

ドラマチックなホリデー５…

子猫を連れた彼女は そのまま動物病院に連れていき 病気などがないか調べてもらったらしい。

子猫は衰弱していたが 特に病気などはもってなく 栄養あるものを与えればすぐに元気になるだろう…とのコト。

その後 家に連れていき体を洗い 食事させると…今までの疲れがどっと出たようですぐに眠ってしまったらしい。

彼女のお父さんの一存で 子猫の名前は 僕の出身の街の名がつけられたらしい。
嬉しい気もするが猫の名前としては どうなんだろー？とも思う。でも 養ってもらえるだけで感謝しないとな。

彼女の家の温かさにカンドーしたのでした…