森の中の小さな駅には 駅員はいなく、入り口のトコには乗車券を発行する券売機だけが ぽつんと立っていた。
私たちは一枚ずつ券を取り、改札口を抜けプラットホームへとあがった。
ホームも相変わらず人気がなかったが 虫だけは沢山いるようで様々な虫の音を聴きながら列車を待った。
しばらくすると 線路の先……真っ暗な暗闇に二つの小さな光が見えた。
そして その光はだんだんとこちらに近づいている様で 光もだんだんと強くなっている。
先程まで辺りを支配していた虫たちの歌声は列車が線路を走る音にかき消された。
(つづく)
私たちは一枚ずつ券を取り、改札口を抜けプラットホームへとあがった。
ホームも相変わらず人気がなかったが 虫だけは沢山いるようで様々な虫の音を聴きながら列車を待った。
しばらくすると 線路の先……真っ暗な暗闇に二つの小さな光が見えた。
そして その光はだんだんとこちらに近づいている様で 光もだんだんと強くなっている。
先程まで辺りを支配していた虫たちの歌声は列車が線路を走る音にかき消された。
(つづく)