「ガタガタガタ…」
引き戸が開く音がして振り返ると、そこには 先程まで飾られていたはずのシーサーが、外へと抜け出していくトコロだった。
「おい!待ってくれ!」
慌てて呼び止めた。
赤瓦でできた置物であるはずのシーサーが動きだしてるというのに…驚きもしなかったのは きっとお酒のせいで意識が鈍っていたためだろう。
しばらく沈黙が続いたあと それに堪えられなくなった私はどこへ行くのか?と聞いてみた。
するとシーサーはこう言った。
「今日で“落書き日記のススメ”が4周年を迎えるのサ。
それを記念したお祝いが 南の島であるからネ 今から向かうのサ。
大丈夫。
しばらくしたら ちゃんと戻るからサ~…」
そう言うと そそくさと駆け出して行ってしまった…
(つづく)
引き戸が開く音がして振り返ると、そこには 先程まで飾られていたはずのシーサーが、外へと抜け出していくトコロだった。
「おい!待ってくれ!」
慌てて呼び止めた。
赤瓦でできた置物であるはずのシーサーが動きだしてるというのに…驚きもしなかったのは きっとお酒のせいで意識が鈍っていたためだろう。
しばらく沈黙が続いたあと それに堪えられなくなった私はどこへ行くのか?と聞いてみた。
するとシーサーはこう言った。
「今日で“落書き日記のススメ”が4周年を迎えるのサ。
それを記念したお祝いが 南の島であるからネ 今から向かうのサ。
大丈夫。
しばらくしたら ちゃんと戻るからサ~…」
そう言うと そそくさと駆け出して行ってしまった…
(つづく)