落書き日記のススメ

毎日、日記をつけるのもいいけど 簡単な絵を描き続けるのもいいですよ。絵のある生活(落書き)のすすめ。

娘が指差す方へ…

2012-07-24 23:27:45 | Weblog
(つづき)
クローゼット兼書斎の扉の前に立つ娘は 両手を上げて抱っこをせがむポーズをとった。

「なんだ?おむつを変えて欲しいのか?」

娘を抱えあげて“おまる”に座らせてみるが一向に用を足す気配はなく、娘は手足をばたつかせて嫌がっている。
どうやら要求は他にあるようだ。

再び抱えあげると、娘は「うー!うー!」と声をあげながら窓の方を指差した。

「ん?…暑いから窓をあけろという事か?」

嫁さんが寝てるそばを、娘を抱き上げたまま窓辺に近寄り、そっとカーテンを開けた。
すると娘が「いー!いー!」と声をあげて窓の外を指差した。

「ん?何かいる?…」

娘が指差す方を よくよく目をこらして見てみると、暗闇のなかを うちの飼い猫である“クロとトラ”が揃って家の外へと出て行くところであった…。

(つづく)

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はじまりは真夜中…

2012-07-23 23:38:18 | Weblog
晩酌の酒がいい塩梅に体中をめぐり、いつの間にか寝入ってしまっていたようで…気がつくと机上の置き時計は 夜中の2時を指していた。

「あらら…またやっちゃった」
机の上のボールペンやスケッチブックを片付け、さぁて改めて寝るかなと椅子を立った瞬間…ミシッミシッと床をきしませながら、このクローゼットを改造した書斎に近づいてくるモノがいる。

さては 嫁さんが「早く寝なよ!」と注意しに来たなと思い「今から寝るところだよ!」と迎え撃つように自分からクローゼットの扉を開けた。

すると そこには嫁さんではなく、まだ小さい娘が 何か言いたそうな感じで こちらを見上げていた…

(つづく)

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ついに8年目…

2012-07-22 23:53:58 | Weblog
この落書き日記を始めて7周年となり、今日からついに8年めとなる。

落書き日記のススメ 1周年
落書き日記のススメ 2周年
落書き日記のススメ 3周年
落書き日記のススメ 4周年
落書き日記のススメ 5周年
落書き日記のススメ 6周年

「何と長く続いたのだろう…」

毎年 この日の日記を読み返すと、全く持って同じ内容で 自分でも呆れてしまうのだが…やっぱり今年も同じ内容になってしまう。

“細く長く”を目標に、マイペースにひたすら続けてきたこのブログ。
書き下ろした絵(落書き)が すでに千五百枚を越えていることを考えると…生産性のない事をよくもここまで続けてこれたもんだなと思う…きっとイラストを“落書き”とし、ハードルをを低く設定した事が長く続いた秘訣なのかなとも思う(笑)

最近は晩酌しながら ゆっくりと落書きするのが至福の一時であったりする。

このブログは 絵のある生活の勧めをコンセプトに続けてきたわけだが…7年もの間、その生活を続けてきてみて、改めて絵のある生活の素晴らしさを実感している。

絵を描くという事は デッサンから学ばなきゃいけない訳ではないし、ピカソの良さを説明できなきゃいけないという訳ではない。

まだまだ一般的ではないし、まるで高尚な事のように思われていたりもするが…単純に文章で表現するより絵で描いた方が楽しいから。もしくは絵で描いた方が表現しやすいから

…それでいいのだ。

(真っ直ぐに美術教育を受けてこなかった僕だからこそ、言えることもあるのではないかと思ったりする)

酒に酔った勢いで 偉そうな事をペラペラと書き続けてきたが…あいも変わらず こうして8年目はスタートするのである。

今後とも宜しくお願いします。

ブログ管理人。

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回想 沖縄帰省録 その10…

2012-07-21 22:50:27 | 沖縄帰省録
(つづき)
最終日は朝早くに実家を出発して那覇空港へ向かった。

前夜より降り続いていた雨は 朝になっても止まず、逆に激しさを増すような状況であった。
この悪天候が昨日でなくて良かったなと思いながらクルマを走らせた(この時の雨雲が北上し、数日後 九州は記録的豪雨となる…)

那覇空港に到着後 すぐに手続きを済ませると、あとは空港内で軽食をとったりして搭乗時刻を待った。

ゲームコーナーにプリクラが何台か設置してあったので 母を促し、娘と一緒に撮影スペースに入ってもらった。
だが 機械音痴の母は操作方法がわからなかったらしく、仕上がったプリクラ写真は いずれも フレーム内に収まりきってないものだらけだった(笑)

それでも母は大変喜んでいたので、プリクラは母に差し上げることにした。

間もなく搭乗時刻が迫ってきたので、母とわかれ保安検査場のゲートをくぐった。

母は僕らが見えなくなるまで ずっと見送っていて、娘も母の方をずっと見つめ続けていた。

どちらの表情はどこか寂しそうに見えた。

(帰省録 おわり)

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回想 沖縄帰省録 その9…

2012-07-20 23:33:43 | 沖縄帰省録
(つづき)
海岸沿いの道の駅で 父や兄と夕食をともにした。

人見知り中の娘は 結局最後まで父に近づこうとはせず、無理に抱かせようとすれば泣き出した。

まぁ そういう時期だから仕方ないのかもしれないが…
父や兄が娘に会うのを楽しみにしていたのがわかるだけに、何だか申し訳なかった。

もう少し時間があって散歩でもできれば、強情な娘の警戒心も幾らか和らいでいただろうにと思うと何だかもどかしかった。

次回 帰省した際は皆で動物園か遊園地にでも出かけて、父や兄と遊ぶ時間を増やせば 娘もうまく懐いてくれるだろうと思う。
前にも書いたが…こういう“心残り”があるからこそ、また帰省したい!と強く思わせるのかもしれない。

次はいつ帰省できるだろうか?
そんな事を思いながら地元を後にした。
(つづく)

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