2012年7月のブログ記事一覧(4ページ目)-落書き日記のススメ

回想沖縄帰省録その３…

2012-07-13 23:36:03 | 沖縄帰省録

(つづき)
約束の時間より少し早く、父と兄が乗るクルマがホテル前に到着した。

未だに人見知り気味の娘を気遣いそっと乗車したあと、嫁さんの希望で那覇市にある首里琉染という工房をたずねた。

“サンゴ染め”なる技法で染め物をしているトコロで、嫁さんは何かの雑誌でその美しい色合いに魅せられたらしい。

サンゴ染めというからサンゴ礁を砕いて“顔料”のようにして使用してるのかと思ったが…染めるということを考えるとやはり使うのは染料かなとも思ったりして、訪ねてみるまでどんな技法なのかさっぱりわからなかった。

一、二階で素敵な作品を眺めた後、工房のある三階に上がってみるとそこには沢山の染料が揃えられてあり、その奥で女性らがにこやかに作業していた。

サンゴ染めとは石化したサンゴに様々な染料を染み込ませた布などを押し当てて、その独特な文様を転写する技法のようだ。

「なるほどなぁ」と感心している僕のまわりを、娘がはしゃぎまわっていた。

帰りに淡い色のサンゴ染め手ぬぐいを買い店を出た…

(つづく)

回想沖縄帰省録その２…

2012-07-12 07:43:06 | 沖縄帰省録

(つづき)
二日目は朝早くにホテルを出て那覇市の公設市場へ行ってみた。

テレビなどで賑やかな様をよく見かけるがどうも時間が早すぎたらしく営業している店は皆無で、殆どの店のシャッターが下りたままだった。

市場で朝食を済ませようかなと考えていたので「困ったなぁ」と思いながら先へ進むと…いつしか公設市場を抜けて、その先にある農連市場へと辿り着いた。

「しめた！ここで朝食に在りつけるかも…」と期待したのだがこちらの市場はすでに営業を終えた店が殆どで、夜明け前から働いていたおジィやおバァがゆっくりと朝食をとりながら売上金を計算していた。

ここでも朝食に在りつけず、お腹を空かせた娘がいよいよぐずり始めた。

「まいったなぁ」と焦りながらさまよい歩いていると、営業を始めたばかりのパン屋さんを見つけた。

すかさず店内に入り、焼きたてのパンに手を伸ばす。
結構手の込んだパンが多かったがいずれも値段が安く、やっぱ沖縄は物価が安いのかしら？などと思った。

パンを買い込んだあとホテルに戻り、父と兄が迎えにきてくれる約束の時間を待った。

(つづく)

回想沖縄帰省録その１…

2012-07-11 23:42:38 | 沖縄帰省録

仕事を早めに切り上げて羽田空港へと向かった。

メールを確認すると嫁さんと娘は計画通り、すでに空港に到着していて展望デッキで遊んでいるようだ。

前回の経験を踏まえ、娘を搭乗時刻まで思いっきり遊ばせておいて(疲れさせて)飛行機の中では静かに寝ててもらおうという作戦だ。

計画は驚くほどにうまくいき、沖縄到着後モノレールに乗り換えホテルに向かう際も、娘はさほど騒ぐことがなかった。

まだまだ小さい娘だがこれで三度目の沖縄。
少しは長旅にも慣れてきたのかしらと思いながらホテルにチェックインし、無事に帰省の旅初日を終えることができたなと一安心していたトコロ…部屋に入るなり嫁さんが突然悲鳴をあげた。

何だ何だと側によると、大きなゴキブリが我が物顔で部屋の壁をウロウロしている。
大きなゴキブリだったが動きは鈍く、簡単に退治できた。

だが嫁さんは「まだ他にもいるはず…」などと騒ぎ出し、結局フロントに電話して部屋を変えてもらう事にした。

娘ではなく、まさか嫁さんが騒ぎ出すとは思わなかったが部屋を変えてからは何も問題は起きずゆっくり休むことができた…やれやれ
(つづく)