(つづき)
街からだいぶ離れた 山間の小さな集落にある小さな駅に蒸気機関車を停めた。
残る座敷わらしは ひとりのみ、送り届けるのは 運転席にいる僕ら。
人気のない駅に機関車を停めたまま、座敷わらしを連れて暗い夜道を走った。
活気があるとはいえない、駅前の小さな商店街を抜けると、真っ直ぐに山へと続く急勾配な坂道がのびていた。
そこを全力で上がりきると、道はそこでとまっていたが、さらに山頂を目指すかのように階段状の棚田が続いていた。
よく見ると その先に一軒の古い家が見えた…
(つづく)
街からだいぶ離れた 山間の小さな集落にある小さな駅に蒸気機関車を停めた。
残る座敷わらしは ひとりのみ、送り届けるのは 運転席にいる僕ら。
人気のない駅に機関車を停めたまま、座敷わらしを連れて暗い夜道を走った。
活気があるとはいえない、駅前の小さな商店街を抜けると、真っ直ぐに山へと続く急勾配な坂道がのびていた。
そこを全力で上がりきると、道はそこでとまっていたが、さらに山頂を目指すかのように階段状の棚田が続いていた。
よく見ると その先に一軒の古い家が見えた…
(つづく)