大阪城天守閣
「利休にたずねよ」特設展示
期間:平成25年11月26日(火)~平成26年1月22日(水)
千利休書状 平勘兵衛尉宛
摂津国平野庄の商人・末吉利方に宛てたと思われる天正9年(1581)の手紙。内容は石山本願寺伝来の「霙の姥口釜」の購入を検討している勘兵衛尉に良い釜なので銀百貫文で購入せよと、茶人らしいアドバイスを送っている。
他の条では明智光秀と疎遠になっていることや、羽柴秀吉との親交が語られている。
光秀から秀吉へ。利休の決断は間違ってはいなかった。この時点ではだが・・・
千利休書状 蒲生氏郷宛
天正16年(1588)に伊勢侍従(氏郷)宛てられた手紙。
バテレン追放令により領地を失った高山右近が前田利家の招きで金沢に向かった事が記されている。
高山右近は利休七哲にも数えられる高弟であり、その動向を利休は気にかけていたようだ。
また秀吉の大仏建立についての狂歌が追伸として記されているが、どうにも皮肉った感じである。
この頃から秀吉との間に少しずつだが亀裂が生じていたのだろうか。
常設展「大坂の陣への道」
期間:平成25年11月27日(水)~平成26年1月23日(木)
鳥居元忠所用 紺糸素懸威二枚胴具足
兜は幕末に新調されたものだが、胴は金色、草摺は朱色と桃山期らしい具足。
1600年に伏見城で元忠を討ち取った鈴木重朝の家に伝来した。
長束正家所用 刀 銘 藤島
藤島の銘が切られた正家所用の刀。長束正家の子孫の家に伝来した。
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