世の中、ソーラー電波の腕時計が人気のようだ。電池交換も時間合わせも要らない、完全な電子仕掛けの機械になってしまった。まあ、その正確さと信頼性、利便性を好都合とする用途や職業の人には、良いのだろうけど。スポーツする人には、Gショックとか何気圧防水とかもね。自分は、ゼンマイの機械式時計が好きだ。当然、1日経てば遅れる、たけどそれが何?1分の狂いは許容範囲、気が付いたら直せば良い。
新品購入し、長年使ってきたスイス オメガのスピードマスター自動巻き腕時計。
無駄なクロノグラフ機構ゆえ調子が悪くなる。一度針が取れてオーバーホール修理で35,000円也。でも良いんだよね、ガラスは超強化型でキズは一切ついていない。ボディは細かなキズだらけだが。クロノのゴテゴテしてこれ見よがしな感じがガキっぽく思えるようになって、最近は出番が減った。
アメリカ イリノイ社の懐中時計。
超バブル期である1920年頃のものらしいので、まだビンテージ、100年経てばアンティークだ。
ホワイトゴールド、手巻き式、内部も見れる、何という美しさ、アメリカ製も捨てたものではない。
きちんとしたオーバーホールがなされたものを、ヤフオクでゲットした。日差せいぜい30秒位、ゼンマイを巻く、コチコチ音が鳴り始める、これがアナログだ。クオーツの懐中時計もどきのなんて、ホントにアホらしいったらありゃしない。
それと、最近手に入れたのが、オメガ デビルメンズ 手巻き式だ。
だいたい1970年前後のものらしい。ベルトはオリジナルではないが、2針の超シンプルで薄型の味わい深いもの。これもヤフオクで、きちんとオーバーホールされたものをゲット。磁気抜きまでしてあるらしい。頻繁にぜんまいを巻き上げて、連続させれば日差-8秒とのこと。24時間ほったらかしだと1分位の遅れ、12時間ごとに巻けば30秒遅れ位かな。朝、ニュース見ながら耳を当ててぜんまいを巻いて(巻き過ぎて壊さないために重要)若干、分針を進めて合わせればOK、楽しいぞ。付けた感じも渋いしシンプルだ。女性ものは、タマ数が多く値も安いので狙い目かな。しかし、知識も技術もない屑屋で買ってはいけない。きっと後悔するだろう。
そのほかに、逆輸入もののSEIKO5の自動巻きを2本持っていたりするが、精度はさすが日本のトップメーカー、スイス規格のクロノメーター並みだが、ガラスにキズは付くし、質感や細かな作り込みはやはり価格相応で、上記の3本に比べたら相当ランクが落ちる。ガツンガツンぶつけそうな時には、使ってはいるが。中東辺りで人気みたいだ、曜日の文字が英語とアラブ語?が使えるようになっているから。まあ機械式時計入門には、おすすめです。