HONDA RACING SPIRITS / Reborn Tomorrow

「S2000」「FD2 TYPE-R」「FL5 TYPE- R」
車とその周辺のこと そのほか気ままに感じたこと

砕けちまった悲しみに

2018-07-22 01:35:10 | AP1

昨日、AP1のエアコンコンプレッサーが走行中に爆発した。状況は、高速のETCゲートをくぐり加速中、3速だったと思う。ビリビリビリと音がして、何だ?と思った矢先、ドーン、バタバタバタ。ルームミラーを見ると何やら、パーツが飛んでいったようだ。後続の車に迷惑掛かってなければ良いのだが。その直後、エアコンは効かなくなった。目的地まですぐだったので、ひとまず到着。ボンネットを開けると、生臭い。ダイナモ下のコンプレッサーに亀裂。フロアにつけているデイトナのフィンがぶっ飛んだか?と思ったが、ちゃんとついていた。また何か落ちるのは困るし、この暑さ、ディーラーまでエアコンなしで走る自信がなかったので連絡を取り、ホンダトータルケアとJAFの連携で、ローダーでディーラーまでドナドナ。帰りはタクシー、電車、バスを利用、トータルケアで交通費は補償される。エアコンコンプレッサーロックによる内部からの破壊とのこと、クラッチとボルトが破断して飛んだ。全体的に換えないと破片がまき散らされているのでダメだそうで、見積24万円。しかし、部品が9月中旬頃にならないと揃わないらしい。一旦、引き取りに行かなくては。エンジンでなかったのが幸いだが、この先また何があるのかわからない状態にあるということを痛感した。きょうは、ModuloXの動画やサイトばかり観ている、セルフ見積したり。直さずに、潮時とするかどうかだ。10月が車検満了だ。この2~3年、随分と安心して踏めなくなったなと実感しているし、あの新車の頃のカチッした感覚がなくなっているし。13年目だから、消耗品が終わったと言えばそれまでだが。高回転エンジン故、エアコンコンプレッサーへの負担も大きかったのだろう。ああ、どうしようかな。。。。。

究極のコーナリングマシンだけどエンジンがね。でもフィット1.3Lのエンジン搭載したMRのフォーミュラカー、モテラでも楽しかったからなぁ、試乗してみるか。

7/23追記

昨日、とりあえずS2000を迎えに行ってきた。窓を全開にし、熱い風を感じながら帰ってきた。目が覚めた、手放せない。いろいろ思い出した。随分と助けてもらってきたなと思ったら、泣けてきた。せめて90%以上の本気度で、本当に欲しいという気持ちがないのに、新車を買ってもどうか?と思う。ModuloXというかS660で割り切れないのは、黄色いナンバープレート(せっかくのデザインが損なわれている気がする)、ずんぐりムックリスタイル、そしてやはり、エコエンジンそのままというのがどうしても解せない。Sを名乗るからには、歴代のSシリーズと同様にエンジンも尋常であってはいけないはずだ。Sドリームにのせ、428km/hを記録した、660cc3気筒200馬力バージョンをデチューンして載せるとか位してほしいものだ。それなのに、汎用エコエンジンにターボでプシューとか音させて、お茶を濁しただけみたいだな。それと、内側のタイヤにブレーキかけて曲がる電気仕掛けが気になる。新型NSXにもついているが、MRなのに素では曲がらないのじゃないか?レクサスの基本設計より電子制御を、みたいなイヤな感じがする。 というわけで、まだまだオレ様のAP1は、ワンオーナーカーだ。壊れたら直せば良いじゃん、それだけさ。

しかし、10年以上経過しても新車支払価格の1/4~1/3位の値が付く車なんて、そうざらにないだろう。一応、暑さにやられた妄想頭のせいもあり、査定までしてもらった。買い取り専門業者の方が、俄然高いというのはその通り。でも、良心的なところじゃないと嫌な思いをするだろう。基本S660は、値引きなし。付き合いのあるディーラーで、値引きの名目での下取り価格上乗せができるのなら、そっちが良いだろうね。

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Chuya Nakahara/けがれっちまった悲しみに

2018-07-14 19:48:59 | Easy come,Easy go

中原中也「山羊の歌」全釈 

購入者レビューより引用

>>これがあれば、もやが晴れたような気分になれるでしょう。と同時に、「読んでもわらない詩って何なのだろうか」と思う。この本の著者のような研究者が居なければわからない詩って・・・いままで、もっともらしい解釈での解説に騙されてきたようです。社会も世間も顧みない中也、ごくごく私的な出来事を揶揄したような言葉の数々に過ぎない、というのが良く分かりました。そのまま読んでもわからない詩が評価されるのですから、詩に限らず、自分の作品を自ら解説する勘違い芸術家とやらが増えるわけですね。

まったく、ごもっともですね。

いくら言葉をなぞってもわからなかった詩の全貌が明らかにされている、画期的な本です。連休だけれども、クソ暑いので読書中。小林氏、泰子さんとのドロドロの三角関係の詩だったとはね、有名な「サーカス」でさえも。性的表現も多いのだが、時代のせいか幾重にもオブラートで包み込んだような表現になっているようです。詩集を買うより、これを買えば中原中也の詩も通釈も揃うのでおすすめです。在りし日の歌 全釈もあります。ただし絶版本なので、少し高価ですが。

 

汚れっちまった悲しみに・・・・

当たり前のように、中也の絶望を象徴する詩のように扱われているが、大きな間違いのようだ。「よごれっちまった悲しみに」ではなく「けがれっちまった悲しみに」と読むと理解しやすい。実際は、小林氏に逃げられた泰子さんだが、中也のところへ戻ってくることはなく、演出家との情交をするようになってその結果、身ごもってしまった。その泰子さんを中也が救おうと言葉を綴った詩ということだ。また「たとえば狐の革衣」の一節が、今まで唐突過ぎて謎であった。「毛皮にされてしまった憐れな狐のような悲しみ」と自分なりに思っていたが、どうも違和感ありであった。実際は、狐の革衣は中国由来の貴重な高級品だそうで、それに泰子さんを重ねたものだとすると「狐の革の衣装のように高貴な品性であるにもかかわらず、けがされてしまった悲しさ」となり、すっきりする。NHKの番組では、この一節の朗読シーンが突然、雪の中の狐の映像になって、さっぱりわからなかった。また「汚れっちまった悲しみに」というテレビドラマでは、中也が小林氏に裏切られた怒りと悲しみに絶望しているところへ、小雪が降っているシーンにこの詩が使われていた。そうすれば、ドラマチックではあるのだけれど、中也が「いたいたしくも怖気づき」するようなことは晩年以外にはなかったので、但し書き通りのフィクションドラマということになりますね。

 

山羊の歌 冒頭詩 「春の日の夕暮」

 

トタンがせんべい食べて・・・

ダダ表現で意味不明とか、読む人それぞれに解釈すれば良い、自由だなんて解説ばかり。解説になってないじゃないか。そもそも情景描写はしない中也、詩が書かれた時期とその頃に三角関係がどうなっていたかが、重要なポイントになる様だ。中也の詩に出てくる女性は、泰子さん、妹も年増女もみちこも。それに月や空、野原、瓦などなど泰子さんの象徴語は多数だそう。「在りし日の歌」のボタンは、妻となった孝子さんだそうです。

 

「春の日の夕暮」より解釈一部抜粋

 

ガサガサとゲスっぽくなった泰子の

バリバリと音を立ててせんべいを食べるようなヒステリーがおさまって

春の夕暮れは穏やかになりました

泰子にまき散らされた火鉢の灰がおさまると

春の夕暮れは穏やかになりました

 

案山子みたいに勃起する精力は自分にあるか あるまい

気持ち良くて馬みたいによがる精気は泰子にあるか あるまい

(略)

瓦みたいにすべすべの女陰が衣からはぐれて出てきました

(略)

自分のあそこの静脈の中へ血が充ちていくのです


 

冒頭詩は、セックスの詩だそうです。合点がいくというか、すっきりした気分になりました。(笑)

 

ここは、アフィリエイトサイトなんかではありませんよ。(笑)

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今泉尚樹さん個展 / 2018/07

2018-07-02 20:50:34 | Easy come,Easy go

2年ぶりのかやの木での個展、ご案内が届いてからお邪魔するのが楽しみであった。きょう仕事を終えて常磐道ひとっ走り。

無事作品を見させていただき、お会いして車の話もでき、それにS2000の健在な姿も拝見し、とても有意義な時間を過ごせました。

地元のローカル線

 

今回はこの2点が特に印象に残った。輪郭の明確さと色彩の鮮やかさが、今までになかった感じ。

会期は7/4までなので、まだ間に合います。場所は、茨城県にある「かやの木」です。

 

ディーラーで車検時に車高を上げられてしまったそう。HKSのエキマニが原因らしい。

数年前が懐かしく、走りの復活を実現したい気になりました。

 

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