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ロスチャイルド財閥-132  IG-Farben と Auschwitz

2022-12-15 04:59:45 | 国際政治・財閥

IG-Farben(イーゲーファルベン)本社 フランクフルト
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アウシュビッツ IG-Farben 工場


アウシュビッツ収容所
https://www.youtube.com/watch?v=u_xBfUex1FI
【Auschwitz-Birkenau】アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の記録
https://www.youtube.com/watch?v=bOmw313eZZk
【残酷な歴史】悪魔の施設『アウシュヴィッツ強制収容所』の実態とは?
https://www.youtube.com/watch?v=GaaaDPipGR0
【ゆっくり歴史解説】ナチス奴隷の1日ルーティンが残酷すぎた
https://www.youtube.com/watch?v=DDvT9zrdVRY

アウシュビッツ強制収容所の奴隷労働:ホロコーストの一局面
http://torikai.starfree.jp/1942/auschwitz.html




IG-Farben

IG・ファルベンインドゥストリー(イーゲー・ファルベンインドゥストリー、IG Farbenindustrie AG または Interessen-Gemeinschaft Farbenindustrie AG)は、かって存在したドイツの企業。略称はIG・ファルベン(IG Farben)。

概略
1925年、バーデン・アニリン・ソーダ ( BASF )、フリードリッヒ・バイエル(バイエル)、ヘキスト、アニリンファブリカツィオン(アグファ) 、レオポルト・カセラ、カレ、グリースハイム・エレクトロン、ワイラー・テル・メールの8社が合同して、フランクフルト・アム・メインを本社所在地とし、資本金11億ライヒスマルクで発足した。 ) を構成していたが、ある種のカルテルである利益共同体形態ではアメリカのデュポンに対抗できないとの判断から、8社は単一の共同会社となることを決断した。 」を意味するIGが残った。

IG・ファルベンの発足に危機感を持ったイギリス化学産業界は、翌1926年にインペリアル・ケミカル・インダストリーズ(ICI)が設立され、世界の化学産業は三分された。

ナチス政権下のドイツでは積極的に戦争協力を行った。企業、デゲッシュ社製である。

第二次世界大戦後の1947年、連合国軍によって役職員23人が戦争犯罪の嫌疑で起訴され(IG・ファルベン社裁判)、翌1948年、13人に有罪判決が下された。

出所 フリー百科事典





I.G.ファルベンの株主にはユダヤ人が多く、社長もカール・ボッシュというユダヤ人だったので、I.G.ファルベンはヒトラーから「国際金融資本の手先」と言われていました。

カール・ボッシュはフリッツ・ハーバーと共にハーバー・ボッシュ法の開発を行ない、高圧化学的方法の発明と開発で、1931年にノーベル化学賞を受賞。

 しかし、ナチスが勢力を強めるにつれ、ヘルマン・シュミッツ会長やゲオルク・フォン・シュニッツラーなどの取締役はヒトラー支持の尖兵に変身していきました。

カール・ボッシュはヒトラーと合わず、追われてしまいます。 I.G.ファルベンの幹部は、1933年2月20日、ドイツ産業界の重鎮数人とともに、ベルリンでヒトラーやゲーリングと会談し、ナチズムに対する政治的・財政的支持を約束。

また、ヘルマン・シュミッツ会長は、ナチス御用達の銀行だった「国際決済銀行(BIS)」の設立にも参画し、第二次世界大戦終了時まで役員を務めた。これで、ナチスがユダヤ人から奪った財産は、BISを通してスイスに預けられることになります。

I.G.ファルベンは1939年までにドイツの外貨の90%を稼ぎ出し、ドイツの化学工業製品の85%を製造し、その従業員は10万人に達し、世界の大企業の中でもアメリカのGM、USスチール、スタンダード・オイルにつぐ4番目に、化学工業企業としては世界最大の企業にのしあがりました。

I.G.ファルベンはドイツの化学工業をほぼ独占し、ナチスの戦争経済を維持するうえで不可欠だった2つの製品を供給した。 それは合成燃料(石炭液化)と合成ゴムで、その大半はアウシュヴィッツにあった同社の巨大化学工場で、被収容者を労働力として製造されました。

アメリカ戦争省はのちに次のように語っています。「I.G.ファルベンの巨大生産能力、その徹底した調査能力、巨大な国際的つながりがなければ、ドイツの戦争遂行は考えられなかったし、実現することもできなかった」。

ナチス・ドイツの崩壊後、破壊されたフランクフルトに入った米軍兵士たちを驚かせたのは、I.G.ファルベンの建物が無傷で建っていたことです。

I.G.ファルベンは敵国最大の企業だったのに、アメリカ空軍はその建物に一切の攻撃を加えませんでした。 その建物は戦後CIAのドイツ本部となります。

あれだけアメリカが嫌っていた敵国ドイツに? と誰しも思いますが、次の投稿で説明しますが、ナチスをロックフェラー財閥が支援していたからです。


また、ポーランドにあるアウシュビッツユダヤ人強制収容所は、IG-Farbenの工場の横に建設され、ユダヤ人達はIG-Farbenの工場で奴隷労働させられていたのです。


イギリス化学工業界はI.G.ファルベンに対抗して、1926年に「ノーベル産業」と「モンド」と「ブリティッシュ染料」と「ユナイテッド・アルカリ」の4社を合併させ、ICI(Imperial Chemical Industries)を設立しました。

同じ1926年にI.G.ファルベンは早くも「ダイナミット」(かつてのアルフレッド・ノーベル社)と提携しています。 これにより、表向きは平和の顔をした中立国スウェーデンのノーベル・トラストは、それぞれの分身が奇しくも同じ年に、ドイツのI.G.ファルベンとイギリスのICIに同時介入を果たしたことになります。






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