英紙ガーディアンの紙面(13日、ロンドン)=時事
【ロンドン=時事】
英紙ガーディアンは13日、X(旧ツイッター)の公式アカウントへの投稿を停止すると発表した。
トランプ次期米大統領の有力支持者で実業家のイーロン・マスク氏が率いるXについて、「有害なメディアプラットフォームだ」と指摘した。
同紙は、Xには「極右の陰謀論や人種差別などの不穏なコンテンツがしばしば見られる」と強調。
さらに、米大統領選で「マスク氏はその影響力を使って、政治的意見を形成できることが明確に示された」として、「今やXを利用するメリットよりマイナス面が上回っている」と結論付けた。
ガーディアンはリベラルな論調の有力紙。Xに複数のアカウントを持ち、フォロワー数は計約2700万人という。一方、同紙の記者は情報収集の目的で、引き続きXを利用できるとしている。
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
X公式アカウントの運用を止める理由を説明した同社の記事にはなぜ有害なのか、なぜデメリットがメリットを上回るのかについての具体的、論理的な理由がほとんど書かれておらず、むしろ「ボイコット」に近い印象を与えるやや感情的と受け止め得る強い表現が複数含まれています。
つまり明確に政治的、信条的にポジションをとったという事でしょう。
他の主要メディアがこれに続くとは考えづらいでしょうが、今後のイーロンマスク氏の言動によってはなんらか対応するメディアが出てくる可能性はあるでしょう。
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日経記事202.11.14より引用