こういう物騒な物をもって、振り回している
と、言えばただ事ではないが、どうぞご安心を!
これは、太極拳で使う剣で、中は空洞で、まったく何も切れないし、
釣り竿のように折りたためてバッグに入るものです。
今日から今年の練習が始まった。
「視線(眼線)を落とさないこと」「背中を意識して姿勢を正すこと」を
注意して練習すること、と始めに言われた。
今までだって、毎度、何回も同じ事を注意されてきたが、
20年近くやってきてようやく、
言われているその言葉の意味が身を以て分かるようになってきたのだ。
今までだって分かったつもりでいた(出来ているかどうかは別として)が、
こうして長いことやっていると同じ事を言われても
「じゃあ、今まで自分が理解していたことはなんだったの??」
という、新しい解釈が次から次へとやってくる。
言われている内容がかわるのではなく、受け手の技量の問題なのだ。
技量が上がれば、上がった所での解釈ができるようになる、というような・・・
何年やったかの時間の問題ではなく、中身の問題なのだろうが、
こういうふうに言えるようになるまでに私にはこれだけの時間が必要だった。
そして、また、次には新しい解釈で先生の注意を聞くことになるだろう。
太極拳の面白さはいくらやっても先がある、という奥の深さではないだろうか?
と、最近思うようになった。
まだやっと入り口にたどり着いたくらいの私が太極拳を語るのも生意気ですが、
どうかお許しを。