北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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受験という道

2015年03月20日 | 2011~2016年 NY生活

幸恵さんとのインタビューに答えたように、

ハルカは3才で香港のインターナショナルスクール受験をした後の、

選択の幅を広げるための日本の中学、大学受験の他は、

すべて自分の意思で受験をしてきました。

 

特にボーディングスクール受験に関しては、周囲にボーディングスクールに行かせている人は全くいなく、

自力で調べるほか手立てはありませんでした。

 

そもそも、その存在すらも知らなかった私ですが、

中学受験を終えて合格を手にNYに戻る私たち母娘に

「この本、面白いから読んで御覧なさい」

と手渡してくださったのは、私のピアノの恩師、江崎光世先生でした。

 

 

飛行機の中で読んだこの本はとても刺激的!

こんな世界があったんだ・・・

また、集英社のサイトでは、彼女の活き活きとしたブログがアップされていました。

 

地図で調べてみたら、車で行けそうな距離にその学校はありました。

そうだ!岡崎玲子さんに会いに行こう。

激励に行こうよ!と、車を走らせました。

 

広大な敷地、立派な建物、恵まれた環境の中でスポーツ、勉学に励む頭のよさそうな子どもたち・・・

夏休みに入っていて、残念ながら玲子さんにはお会いできませんでしたが、

素晴らしい学校のことは、強く印象に残りました。

 

「いいな~私もこんな学校に行きたいな・・」というハルカのつぶやきも。

でも、夫もそろそろ帰国。

「無理だよ。なによりも、ハルカはあんなに頑張って、日本の素敵な中学校も受かったじゃない」

とは言ったものの、

しょんぼりする娘を横目に見て、本当に無理なのだろうか・・・と調べることにしました。

 

 

 

そして、NYの紀伊国屋で見つけたのがこの本です。

いろいろな学校のことがかなり詳しく書かれていています。

ハルカの年齢でも入れる学校がアメリカ東部には1つだけあることがわかりました。

ただ、あまりにもハードル高そうです。

 

でも、見るだけ、受けるだけでも受けてみようと思えたのは、教師である安川国雄先生が訪れた素晴らしい学校、

つまりGroton Schoolについて書かれた本を読んだからです。

 

 

そして、ついに、ハルカのこの言葉で私たちも覚悟を決めました。

「今までは、日本語と英語をがんばってきたけれど、アメリカ人の子みたいに英語一本で勝負してみたい」

そうね。

そうだよね・・・

学費を払えるかどうか心配だけど、

やってみよう。

 

縁がつながり、ハルカは1学年22人の小さな枠に入れていただくことができ、

その中で寂しい思いも、我慢もいっぱいしたけれど、

楽しい素晴らしい経験もたくさんしました。

何よりも、ひとりっこの彼女に、すごい数のお兄さん、お姉さん、弟、妹が出来ました。

 

大好きな先生とは未だに文通しているし、

つい先日も、マンハッタンに訪れた数学の先生とランチをしたり、

同じ寮仲間のお友達が遊びに来たり!

みんな人に言えないような、ドラマを共有してきた心の友。

 

すべてを糧に、彼女は輝いている。

共有させてもらえる私と夫は本当に幸せです。

人生ってすばらしい。