北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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転勤になってしまいました。

2005年06月24日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
帰国して、まだ2年だというのにまた転勤になってしまいました。今度はロンドンです。
みんなから「いいわね~」と言われますが、複雑な思いです。今度こそレッスンとコーチングに集中しようと頑張ってきた矢先だったからです。コーチングの仕事は電話とPCを使いますので問題ないとしても頭を悩ますのは大切な生徒さんのこと。5日間頭がハゲるほど考えて私らしい答えが出ました。それは「誠実であること」です。これは、コーチングの価値リストの中から見つけた答えの1つでもあります。引越し前日までレッスンを続けたい気持ちを抑え、何が1番生徒さんにとって良いのかを考えたら、それは、いなくなってしまう私との時間より新しい先生との出会いだ!と気づきました。そうだ!気持ちも明るくなった私は、即、3人の信頼できる先生に生徒の受け継ぎを依頼しました。レッスン日がやってきました。「え~転勤ですか」生徒さんびっくり。「レッスンに来て今日がいきなり最後なんですか!?」「そうです。先生が見つからなかったら、見つかるまで私が続けますけれど、ロンドンへ行くのは決定だし間をおかずに弾かなきゃダメ!すっごくいい先生。面倒見がいいし、人間的にも尊敬できる私の大好きな先生です。間違いないからすぐお電話してレッスン見学してみて!」急なことでショックを受けた生徒さんもいたけれど、訳もわからず励まされ、即、行動してくれたようでした。「さすが、リエ先生の生徒さんは、行動速い。もう見学のお電話があった!」3人の先生方から報告を受けました。
「私たち、成長してお帰りお待ちします」きっぱりと言い切ってくれるけなげな生徒さんの姿に涙するリエ先生でした。

追記:「鎌倉のお宅も処分されちゃうんですか?」なぜか皆さんに聞かれたけれど、さすがにそこまで行動速くありません。また、帰ってくるから待っていてね。

追記2:「え?もう言っちゃったの!青木さんらしいな~。でも、こんなこと言うのも あれだけど、お小遣いだってさ、続けていればねェ。モゴモゴ」と、山口コーチ。お気遣いありがとう!以前、私のキャリアと収入をコーチングして頂いたことがあります。そんなこといいんです。生徒さんの出会いのほうが大切だから。。。でも、嬉しかったデス。

共育コーチング研究会

2005年06月19日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
「青木さんも勉強になるから入ったらいいよ」と、山口コーチにくっついて行って、メンバーのレベルの高さに驚きつつも思わず入会させて頂いたプロコーチ集団です。
この研究会のメンバーは、私が学んでいるコーチ養成機関のコーチ21のクラスコーチを始め、学校の先生、教育に興味あるコーチの皆さんなど30名で構成されています。月に1回例会を開き、依頼のあった教育現場にどんどん出かけていってボランティアでコーチングをします。目的は、コーチングを広めて、日々の生活に役立ててもらう事です。先日、私もメンバーと共に藤沢公民館からの依頼で小さいお子さん(2歳児)をお持ちのお母様方対象のセミナーに出かけていきました。お互いの話を聴くこと(傾聴)、承認すること、質問すること、思ったことを上手に相手に伝えることを意識した練習を2人組になって行いました。日頃、幼い子供とのコミュニケーションでストレス一杯のお母様方も少しでもコーチングスキルを取り入れようと熱心に参加します。忙しい中でも子供と目を合わせタイミングよくうなずいたり、あいづちを打つ大切さ。子供をなんとなく誉めるよりも、存在や行為を認めるほうがやる気につながる事。YES、NOで答えられる質問よりも「何があったら」「どうやったら」など答えが沢山予測される質問をするほうが子供の考える力を伸ばすことが出来るなど。私も13年前に知っていたらもっと上手に子育て出来たのになァ。。。この出会いが、若いお母様とお子さんの健やかな将来に結びつくことをを祈りつつ帰途に向かいました。来週は、川崎市の小学校に出前コーチングに行きます。

くくり猿

2005年06月14日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
京都から面白いものが送られてきました。私の留守中に夫が注文したらしく、出てきたものは赤いお手玉のようなものが5つ、長々と紐でつながった飾りです。「なんじゃ。これは?」と思いましたが、昨年京都を訪ねた時に家々の軒先にぶら下がっていたのを思い出しました。そうそう、やけに夫が欲しがっていたものです。説明書によりますと、これは「くくり猿」といってお猿さんが手足をくくられて動けない姿をあらわしているそうです。なんだか可哀想。でも、これには深い意味があります。人間も欲のまま走り回る猿と一緒。願い事を叶えるには、くくり猿のように「怠け心、悪いこと、ずるい事」をしっかりとくくり、動き出さないようにしなければいけませんよ。と言っているのです。目的に向かって前進する為には、自分をコントロールすることはとても大切です。
昔の人の教えも現代のコーチングの手法につながっているなあと感心しました。

感動のカーネギーコンサート

2005年06月09日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
NYで多くの刺激を受け帰って来ました。
まず、友人のピアニスト飯田さゆりさんのリサイタル。
大人の魅力たっぷりです。力強く大きなくっきりとした枠組みの中に思いがけないところからラインが現れる演奏にはいつも驚かされます。これは、さゆりさんにしか出せない個性です。
そして、NYの友人たちとの楽しいお喋りを終えて、いよいよ6月5日は、カーネギーでのコンサートです。

今回は新しく出来た大きなホールでほぼ満員のお客様を迎えてのコンサートでした。
まず6歳の角野未来ちゃんの愛らしく自然な音楽性と素晴らしいテクニック、9歳の小林愛実ちゃんの全身を使った見事な演奏に驚くNYのお客様たち。
「いったい何歳からあの子達は弾いているんだ?」会場はどよめきます。
そして、NY出身19歳のヴィオラ奏者ディビットの非の打ち所のない演奏(なんと関本昌平君の伴奏譜は前日に渡されたそうです)、ノルゥエーの兄妹、23歳と19歳によるチェロとバイオリンのデュオ。
この2人のものすごい才能をもつ者同士の掛け合いはみんなの目を釘付けにします。
そして、関本昌平君19歳のショパンのソナタ2番と英雄ポロネーズは、前者を超える迫力で会場は嵐のような興奮の渦に巻き込まれます。
最後のブラームスのカルテットでは、若い才能がぶつかり合いまさに「ザ パッション オブ ミュージック」です。
主催者のイレーヌロスマン先生のセンスの良さに感心してしまいます。会場は観客全員が立ち上がり何時までも拍手は鳴り止みませんでした。

今回、私はお手伝いできなかったけれど、日本サイドのスタッフの笹山順子先生、二宮先生、角野先生、みんなで胸を熱くする感動のコンサートでした。
是非、日本でも同じコンサートを企画し、感動を分かち合えたらと思いました。