北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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53歳のお誕生日のお祝い~最終回

2011年11月29日 | 2011~2016年 NY生活

 

11月19日のお祝いは、前祝いから始まって、盛りだくさん!

ついに私たちの大好きなオペラ「ボエーム」で最終回を迎えました。

ちょうどサンクスギビングの4連休と重なって、家族そろって豊かな時間を過ごすことが出来ました。

 

この日は、路上で生の樅の木を購入。

2m50cmの樅の木は、スタイルが良く、毎日お水を沢山吸収し、リビングの空気をフレッシュにしてくれています。

私達が買い集めたクリスマスの飾りは、残念ながら日本の倉庫の中・・・

そこで、新しく銀色のイメージで飾ってみました。

これから1カ月間、どうぞよろしくね!

 

オペラの始まる前に、リンカンセンターの前の小さなブラッセリー?お惣菜屋さんで夫と待ち合わせて、牡蠣でもつまもうかということになりました。

少し早く到着してみたら、ブロードウェィ周辺はなんだか楽しげなお祭り騒ぎ。

路上では大道芸人やバンドが現れ、とっても賑やかで、ワクワク!

通りにはレストランの出している小さな屋台がずらっと並び、なんと3~4ドルで手軽な一品が買える様。

高級レストランもおしゃれなサンドウィッチやムースなどを出品しています。

赤ちゃん連れの若いファミリーや大学生カップルも楽しそうに色々なお店をはしごしていて、笑顔でいっぱいです。

将来のお客さまにつながる普段贅沢ができない人達に、小さなお料理で楽しんでもらおうという粋な企画を実現させるNYって、センスあるな~とため息が出ます。

楽しくておいしい出会いとその感動は、その人の記憶に刻み込まれますものね!

 

いよいよオペラ開始の時間が来ました。

夫はいつのまにかタイを替えていて、(私が気がつかなかったので)「ほらね!」と見せてくれました。

「ファルファルさんみたいだね!」

「うん!今回は結ぶのも難しくなかったよ~」 (ロンドンの郊外のオペラに参上した時は、タキシード&蝶ネクタイの着付け?に汗だくになった夫です)

ファルファルさんは、演奏会の時には蝶ネクタイをサラリと身に付け、いつもかっこいいのです。

私は真知子さんデザインのオペラコートを着て行きました。

こんなささやかなゆとりが人生を豊かにしてくれるんだな~と思います。

 

ボエームは何度も見ていますが、この日の夜は今までの中でも1番感動したかも・・

期待を超えた驚きや感動、ハートがはずむ瞬間を求めて、私たちは演奏会や美術館へ行くのだと思いました。

 

 

 


NY精進料理嘉日でお誕生日のお祝い第4弾

2011年11月28日 | 2011~2016年 NY生活

 

お誕生日やクリスマスなどのイベント好きな夫のお祝いのメインは、イ―ストヴレッジの嘉日でのお食事会。

嘉日は、京都の麩嘉と老舗が出した本格的な精進料理のお店です。

人気が高くて、なかなか予約の取れないレストランとして有名です。

私は、随分前から予約して準備万端。

この日の夜は、ギリギリのタイミングで間にあったの松茸のコースなのです。

土鍋で運ばれてきた松茸ごはんのつやつやして、おいしいこと・・・・

繊細で品格のあるお料理の数々に、ベジタリアンとなったハルカも、お茶を嗜む夫も大喜びです。

お料理に合わせて選ばれた日本酒を飲んでいると、カウンターの横から聞こえてくるフランス語訛りの英語が聞こえて来て、いい感じです。

本当にここがマンハッタンだなんて、信じられない!

月替わりのメニューを楽しみに、毎月1回足を運ぶ方もいらっしゃるとのこと。

私も通いたいぐらいです。

1月の私のお誕生日。

2月のハルカのお誕生日。

2月の結婚記念日は3月に回すとして・・・・

なにかと理由をつけて、通っちゃおうかな~

 

その後・・・

NYの市場では、松茸が出回ることはほとんどありません。嘉日の松茸はメイン州から送ってもらったそうです。

我が家でも、アメリカの農家から取り寄せてみることにしました。無事、松茸は届くでしょうか?

 

 


メトロポリタン美術館さんぽ~日本の絵巻物

2011年11月26日 | 2011~2016年 NY生活

 

今日2回目のブログアップとなります。

スナイダ-家のサンクスギビングパーティで、七面鳥のように膨らんだお腹を軽くしようと、家族でメトロポリタン美術館へと向かいました。

ちょうど秋の日本の特別展が始まったはず・・・

行ってみたところ「日本の絵巻物」が沢山展示されていました。

源氏物語などの壮大な絵巻物だけでなく、鉢かづき姫やかぐや姫、浦島太郎や妖怪物まで、

昔の人が楽しんだ絵巻物を同じように現代の私たちも楽しめるなんて、愉快な気持ちになりました。

この日は美術史を専攻しているハルカも一緒だったので、たくさん解説してもらえました。

なんだか見覚えのある人魚の像は、初代スターバックスのマークだとのこと。

 

歩き疲れて入ったのは、すぐそばにあるノイエギャラリーのカフェ

クリムトの絵が展示されているこのギャラリーのカフェは、ウィーン風のお菓子とお茶が飲めるのです。

家族で楽しんだ懐かしいウィーン旅行の話をしながら、クルムトと名付けられたチョコレートとナッツのケーキをほおばる幸せ!

 

そして、セントラルパークの帰り道。

とても美しいバラ色の夕焼け空が広がって・・・

ウィーンのイメージにぴったりな空のショタームを楽しみ、我を忘れるひと時。

 

そして、その夜はお誕生日のプレゼント第4弾の夜へと続くのです。

 

 


53才おめでとう!ハルカからのお誕生日プレゼント~第3弾

2011年11月26日 | 2011~2016年 NY生活

 

大好きなお父さんのためにハルカが絵を描いていました。

ハリケーンの夜に描き始めてから、描き直して、やっと完成!

お父さんの居ない間に、こっそり筆を入れて、調整です。

美しい絵の題名はLoie

現代アートが1点入ると、部屋がキリッと引きしまりますね。

ハルカのLoieは、我が家の1番いい場所に飾られました。


サンクスギビングのパーティ

2011年11月25日 | 2011~2016年 NY生活

 

スナイダ-家のサンクスギビングのパーティにご招待いただきました。

この日のために準備されたのは、巨大タ―キ―2羽。

一羽はオーブンで5時間かけて焼かれ、もう一羽は、1時間かけて揚げたタ―キ―。

宝石のように美しくて美味しい手作りのクランベリーソースと旨みの詰まったコクのあるソースをかけていただきます。

時間をかけてじっくり焼かれたタ―キ―は整形外科医のサムさんが鮮やかな手さばきで綺麗に切り分けてくれるのです。

それは、それは見事で、ずっと見ていて飽きないほど。

ふと、子供のころをおもいだしました。

カンナをかけている大工さんの手元を飽きもせず見ていたっけな・・・

 

そして、純子さんの用意してくれた11種類ものアペタイザー、グリルされた野菜、デザート達の素晴らしいこと・・・!

秋の野菜や果物、ハーブやスパイスがたっぷり入って、豊かな実りを感じさせてくれます。

 

お客様の多いお宅に育つとやっぱり違うなあ~と感心させられるのは、お嬢さんのアキちゃん。

おもてなしに慣れているので、すべてが自然です。

お料理もとても上手で、この日もぱぱっと手早くお手伝い。

 

美しくセットされたテーブルに着き、招かれたスナイダ-家の皆さんや、ヨガの先生である小松先生、ボブさんと共に、

ワインを飲み、楽しく語り合います。

飲んで、食べて、笑って・・・

すべてが美味しく、スナイダ-家の暖かいおもてなしに甘えて、酔いしれて、幸せな気持ちでいっぱいです。

どんなに食べても、まだまだあり余るほどのお料理。

豊かなスナイダ-家の象徴です。

 

ふと、私は青木家の味を何も引き継いでいないなあ・・・と思いました。

義母のオリジナルだったのでしょうか?

ハルカに伝えるお料理は、関西風のお出しで作った手羽の入ったおでん位しかありません。

嫁らしいことを何もせず過ごしてきてしまったことに少し残念な気持ちがします。

私の実家の味はどうでしょう?

お料理が苦手だという母が作る料理は、あまりにも普通の家庭料理でしたが、プレゼンテーションが良かったです。

ホットプレートで焼く巨大ハンバーグ、名付けて「ジャンバーグ」は私たち姉妹の大好物で、すごくご馳走の気分でしたし、

我が家風のお好み焼きはソース味ではなく、醤油と七味唐辛子のさっぱり味。

「マドレーヌのお布団風」

これは母がマドレーヌを焼く時に種を入れ過ぎてしまい、全部くっついてお布団のようになってしまった失敗作なのでしたが、

おいしい、おいしいと言って、ガチガチになったマドレーヌをほおばった私と妹は、本物のマドレーヌを知らなかったのだと思います。

 

ステキなサンクスギビングのパーティで、私たちも家族のことを考える佳き日となりました。

私たちが祝杯をあげていた6時間もの間、怖がりで恥ずかしがり屋の黒猫ジジは、地下室に隠れていたようです。

ジジも家族の一員なのに。

ゴメンね、ジジ。