北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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ロンドンでゆく年くる年

2009年12月31日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
ロンドンの12月31日。

先ほどから、お煮しめを作りながら、ちょっと丁寧に拭き掃除を進め、

日本でプレゼントしていただいたおしゃれな布巾の両端も綺麗にチクチク縫い終えました。

こうして過ごしてみると、日々の小さな家事仕事が本当に好きなんだなあ~と思います。

平凡な小さな幸せに感謝しています。



大晦日の夜は、家族で近所のレバノン料理を食べに行くことにしました。

その後、ハルカはロンドンを訪ねている大学の友達とクラブで新年を迎え、朝まで踊るそうです。


「お母さんも覗きにいっちゃおうかな?」

と言ったら、

「いいけど、入れてもらえないと思うよ」

ですって。

「じゃあ、お母さんもハルカの服着て、若いカッコしたらどう?」


「う~~ん。今日行くところは駄目だと思うけど、前に友達が連れて行ってくれた会員制の高級なクラブなら大丈夫かも。よく、そういう変なおじさんいるもん」

そう言えば、30年前の六本木のディスコでも、やけにダンスの上手な怪しい紳士がいて、かなり浮いていたことを思い出しました。


「ふむ。やめとく」


仕方なく、私の大好きな北鎌倉の大晦日を思い出しています。

山々から、かすかに重なりながら聞こえてくる除夜の鐘の音。

しんしんと冷える中、焚火に当たって、配られたお神酒をいただいて年を越しました。

静かに清められるような時間でした。


「ああ!どっかお参り行きたいよぅ!」

「ちゃんとしたおせち料理が作りたいよぅ!」



ちょっと欲求不満になっていたら・・


ぼォ~~~~とした脳裏にピーターパンのような姿が走り抜けました。

あ!森川コーチだ!


なんと「一月一日に元旦コーチングをしましょうね」と言われているのです。

さすがMCCは24時間どころか1年中コーチです。


はッ!!と我に返りました。


しっかりセッションを受けて、クライアントの皆さまに活かせるよう、がんばりまっせ~~!








旅人マッサージ師マサシさんがやってきた

2009年12月30日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
夫の会社の方から、「とてもよかったので・・」という一斉メールが回ってきました。

「面白そうだから、申し込んだよ」

慎重で気に入った人しか家に上げない夫にしては、やけに速い行動です。

そこには、このように書かれていました。


・・・・・

はじめまして、旅人マッサージ師のマサシです。

1999年から旅を続けています。
旅をしてから行く先々でその国のマッサージを習得しています.


~~時間は「マッサージ+診察+説明+アドバイス+体操講習」、全部で約3時間です。


・・・・・


む、むむ。面白そうな人だなあ。会ってみたいなあ~

というのが第一印象。



夫はこの一言に惹かれました。

「世界は広いが、世間は狭い!です。口コミによる「縁ある人、限定!」この企画。健康への手助けと出会いが出来れば幸いです」




私は、「そんじゃそこらのクイックマッサージや温泉宿のマッサージとは違いますので1度試してみてください」にアンテナがピンピン!と反応します。

触感覚系の私は「試す」「体験して確かめたい」に気持ちをくすぐられたんですね。

さらには「損はさせません」の一言で主婦のハートもノックアウト!





さてさて、冷たい雨の降る中をやってきた旅人、マサシさんは長身でスリム。
武道で鍛えたというがっしりした体系の方でした。

イケメンなのに、険しく見える目つきは、文明国だけでなく危険な国を一人で旅してきたからでしょう。

修行僧、ルパン3世に出てくるジゲン、ムーミンのスナフキンみたいな感じ・・・



話を聞けば、もう11年間も1度も帰国せず、目標を達成するまで世界中の旅を続けているそうです。


さて、かんじんのマッサージですが、なんと3時間近くマッサージを含む、合計4時間以上かけた体の調整で、80ポンド。

彼の会得した世界各国のマッサージ技術を取り入れてこのお値段ですから、とても良心的!

そして、腕はピカイチでした!

1番心配だったぎっくり腰に関しても、論理的な説明とケアで納得。

今後の対策と「踵トン」体操を教わり、

かつてないほど腰が軽くなった・・と明るい顔で喜んでいます。

そんな夫の笑顔を見て、思わず

「マサシさん。我が家の夕飯を食べて行ってくれませんか?」

何の用意もしていないのに、ポロッと言っちゃいました。

「なによりのチップです」と喜んでいただいたので、さあ!準備開始~~~


きっと家庭の味に飢えているでしょう。

冷凍庫の眠った食材、お正月用に買っておいたもの、乾物を駆使して、準備しました。

・生ハムと柿
・ヨモギ麩の田楽
・さといもの味噌チーズ焼き
・切干大根
・冷ややっこ

メインは野菜の天ぷら

マサシさんは、特に明太子を喜んでくれたので、もう一切れサービスです。

また「チョコレートが大好きなんです」と聞いた私は、、フォトナム&メイソンのシャンパントリフをドミトリーに帰ってからのデザート用に・・・と、アルミホイルにくるみました。

なんだか、久しぶりに帰郷した息子を迎えたお母さんのような気持ちになりました。



マサシさんのロンドン滞在は、1月末まで。

「旅人マッサージ師 マサシ」で検索すると、アフリカなどの後進国でボランティア価格で仕事するマサシさんのことが書いたブログが色々出てきて、面白いです。


ロンドンの皆さん。

まだ平日なら予約可能かもしれません。

ご興味のある方は、masashi_ito@hotmail.comにお問い合わせください。

志と手技の素晴らしいマサシさんを応援したくって、勝手に宣する私です。

夫は、来年初めにもう1回、私も一緒に予約を入れてあります。



・・小雨の中、荷物はこれ一つだけというバックパックを背負い、11年前に買ったという靴を履いて、ひとり帰っていく姿が印象的でした、








家に籠ってせっせとお仕事

2009年12月28日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
今年のクリスマスは、ハルカと一緒にローストチキンを焼いたり、タルト・タタンを作ったり、楽しく過ごしました。

そんな中、お料理する時間以外のほとんどを事務作業に追われています。

一つは、オールアバウトのプロフィールページの作成。

オールアバウトは、お料理やグルメ、旅行のページがお気に入りで、よく遊びに行っていました。

でも、いざ、自分のページを作成するとなると本当に大変!

今まで気軽に楽しんでいたけれど、ガイドや専門家の皆さんは、地道な作業を積み上げてくれていたんだな・・・ありがたさでしみじみしてしまいます。


プロフィールの作成は、まる2日間かけて何とか形が整いだしたので、こちらの記事は寝かせることにします。

さあ!今度は税理士さんに提出するレシートの整理だ!

そして、コーチの試験に提出する書類もそろえて、新しい2つの仕事のプランを立てて・・。


ぷほ~~~~

頭から湯気を出して走ります。

おせち料理の買い出しを楽しみに、がんばりま~す。

ヨーロッパの人たちから学んだこと

2009年12月25日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
クリスマス前のユーロスターは、外気とトンネル内の温度差で完全停止してしまいました。

私たちが選択したフェーリーでフランス入りする計画は、結果的にロンドン⇔パリ、12時間半もかかってしまいました。



でも、行きつく所々で、ヨーロッパの人たちの穏やかに長時間待つ姿を見て感心しました。

大人も子供も、悪態もつかず、騒ぎもせず、イライラしないでひたすら待てるのです。



知らない駅で、突然電車が停まってしまい全員降ろされてしまっても、放送が入るまで、駅のロビーでひたすら静かに待ち続ける人たち・・・

私たちはバスで向かうことを選択したメンバーと一緒にじっと静かに待ちます。

やっと来たバスに延々乗り、降ろされた所も、やはり知らない駅。

そこでも、フェリー行きのバスが来るのを信じてみんな静かに待ち続けます。

中には、フェリー乗り場まで雪道30分を歩くことを選択した乗客も!



フェリー乗り場は、フランスに上陸しようとする人たちでごった返していました。

そんな光景をテレビクルーが撮影しています。


なんと、コンピューターまでもが、アクセスが殺到して機能が停止してしまいました。

チェックインが大幅に遅れることをスタッフが伝えます。


・・・一瞬どよめきましたが、拳を振り上げる人も怒号をあげる人もいません。

そのまま、穏やかに待つのです。




だた、どこの列に並んでいてもちゃっかり横入りする人たちはいます。

そんな時、ヨーロッパの人たちは、気にせず見逃すか、静かに「私たち並んでいるんですよ」と諭すかのどちらかです。

・・・言われた方は、気まり悪そうに列の後ろにつきます。


フェリーを降りてバスが来るのを延々と待つ間も、小さな4人兄弟や、わんぱくそうな兄弟も、大きなベビーカーと大荷物を持った若夫婦も、誰も文句を言わずに静かに長時間待っています。



確かに、文句を言ってもはじまらない。

イライラして周りにあたり散らしても、自分が嫌な気持ちになるだけです。

ヨーロッパの人たちは、大人だと思いました。

そんな大人の人たちの中にいたせいでしょうか。

どうなるか分からない状況だって楽しめる。

選択した事とその結果も自分の責任だと思えば、心穏やかに山を登りきることが出来ることを発見しました。


今回の旅で、私も少しは大人になれたような気がしています。
















目指せ! ロンドン上陸

2009年12月25日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
さて、翌日はオルセー美術館に行ったり、シテ島のサント・シャペル教会に行ったり。

もうユーロスターも走っているし、チケットを持っている人優先とのことなので、夜9時の乗車までゆっくり過ごせます。

      

教会の素晴らしいステンドグラスを堪能した後、カフェで憧れのクロック・マダムとタルタルステーキを食べる二人。

      

さらに、デザートのタルトタタンを頬張っている時、

ふと、誰ともなく「一応、ユーロスターを確認しておいた方がいいよね~」ということになりました。




HPをチェックしたら、あれ?

私たちの乗るはずの21時すぎのユーロスターがない。

最終が20時13分になっています。

むむむ。もしや・・・



即、ハルカが電話担当でロンドンのユーロスターに電話で聞いてくれました。(こんな時心強いです)


な、な、なんと!

今日は、間引き運転になっていて、朝早く来た人で全席埋まっているから、チケットを持っていてもあなた達の席はありませんとのこと。

席がないって・・

25日はユーロスターも止まってしまうし、明日仕事のある夫は乗り遅れるわけに行きません。


のんびりしている場合じゃないってことなのね!

慌てて二手に別れて行動開始です。

●夫は、最悪のことを考えてホテルを予約し直し、泊まっていたホテルに荷物とユーロスターのコンファレンスナンバーを取りに。

●私とハルカは、パリ北駅へ直行して状況把握します。


・    ・     ・


どうなるかとハラハラしましたが、20時13分パリ発ユーロスターに無事乗りこむことができました。

車内はガラガラにすいていました。

乗るはずだったお客さん達、一体どこに行ってしまったのでしょう?




何はともあれ、ロンドンに戻って来れて一件落着。

色々あったパリ旅行でしたが、最後に北駅前のビストロでは、夫の食べたがっていたブイヤベースも駆け込みセーフで食べることができたし、ハルカのクロック・マダムとタルトタタン、私のマカロンとブロンも食べることが出来て満足です。

本当に楽しい思い出でいっぱいの旅でした。

トラブルに巻き込まれても、やっぱりパリが好き!