北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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承認の大切さ

2005年04月15日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
よく、「子供は褒めて育てろ」って言います。
でも、コーチングを学び始めてから無理に褒めてはいけないと思うようになりました。
「承認」これ1発で効きます。

例えば、お子さんが一生懸命練習していたのに発表会で大失敗をしてしまったとします。
その時何と言って上げますか?

1.大丈夫。ちゃんと弾けてたよ。気にしない。気にしない。
2.あ~あ。やっちゃった。もう、ママ知らないからね!
3.頑張ったね。あんなに練習してた事、ママはちゃんとわかってる。

以前の私だったら気分によって1番か2番。
でも、コーチングを勉強した私は3番です。
頑張ってたんです。本当に。
本番も 逃げずに泣かずに必死で切り抜けた我が子。
それなのにその結果を1人で受け止めなければなりません。
そんな時の親からの言葉かけは、落ち込み時間を短くして、気持ちを変えて楽しくピアノへ向かう為にも大切なのです。

1番の言葉は、無理して慰めている感じがします。よりよい演奏を目指していた子供にとって嬉し
いわけがありません。私の気持ち、わかっていない!と思うでしょう。

2番の言葉は、恥をかかされた、悔しいという親の気持ちが、ストレートに伝わってきます。
八つ当たりされた子供は、すぐピアノに向かいもっと練習するかもしれませんが、心の中は悲しい気持ちで一杯です。

3番は、承認の言葉です。褒めもせず、怒りもせず、ただ事実だけを心をこめて言います。
そこで、その子の強みを言ってあげられたらさらに良いでしょう。 

いつまでもくよくよと気にしていたら・・・結果を大切に考えるのが良いところだね。
感じていないように見えたら・・・人に悔しさを見せないってかっこいいね。

1番、2番、3番の言葉を言っている時の自分の顔つきを思い浮かべると成りたい自分が見えて来る筈。
どうぞ、ここぞという時に 承認の大切さを思い出してくださいね。

大人でも、だた、ただ、うなずいて話を聞いてもらえると嬉しいものですものね!

 テーマ「娘に字を丁寧に書かせる為の上手な持って行き方」

2005年04月12日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
ロードさんは、3年生のお子さんに綺麗に字を書いて欲しいと思っています。
ゆっくり書けば綺麗に書けるのに いつも時間が押してしまい、イライラして子供に怒ってしまいます。そんな親子の関係を改善したいと思っています。
ロードさんに5分間コーチングのモデルになってもらいました。

「さて、ロードさん。ロードさんは、お子さんの字が綺麗になれば、どんな良い事があると思いますですか?」

「そうですね。。丁寧に書くということが他の物事につながって、生活そのものも丁寧になっていくのではと思っています。穏やかに暮らせるのではないかと」

「それは、素敵なことですね。では、勉強を見ているときに心がげていることを教えて下さい」

「はい。最初はいいのですが、長時間にわたるとこっちがイヤになってきます。
 出来るだけ感情が高ぶらないように気をつけて。。」

「わかります、その気持ち。気持ちをコントロールする為に何か出来ることはありますか?」

「終わった時にご褒美として、親子で1個ずつ、チョコレートを食べています。
 一息つけるといった感じなんです。
 後、あなたが丁寧に書くとお母さん、楽だ~と言ってみます」

「いいアイデアですね。後2つ出してみてください。何か出来ること」

「う~ん。。。テンションがあがると声が大きくなるから、静かに小さく言ってみようかな。
 後、少しだけ量を減らす。というのもいいかもしれません」

「いつからやりましょうか?」

「あ!それって、今日からでも出来そうですね」

「そう。今日から、早速やってみましょうか。1つ質問しますね。
 お子さんは、字を綺麗に書く意味をわかっていますか?伝えてありますか?
 納得して書いているのでしょうか?」

「あ~。言ってないかも。早く終わらせたくてあせっているだけかもしれませんね」

「ここまでコーチングを受けてみて、どうですか?」

「コーチングって初めてで緊張したけれど、5分で解決策って出てくるんですね。びっくりしました」

さて、オブザーバーとして聞いていたなおりんさんが、とても良いアドバイスを下さいました。
なおりんさんのお子さんも左利きを直している所で字が汚いそうです。全部あっているのに先生から0点をもらったことがあり、本人が苦い経験をしたそうです。
そこで、お母さんとしては「字って人に読めてわかるように書かないとだめなんだね」っていったそうです。 
ウマイ!それに今回は0点を下さった先生に感謝!ですね。

ピアノの先生の悩み 4(会話の受け止め方)

2005年04月09日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
このブログを始めてから、コーチングの勉強に益々熱の入っているリエ先生です。ピアノの先生の悩みは、ご自身がピアノ教師であり自分の子供のレッスンとの付き合い方をテーマに書き始めましたが、これは子をもつ母の共通の悩み、周りの人とのコミュニケーションすべてに共通する事だなと思い始めています。

今日は、投げ返された言葉をどのように受け取ったらよいのかについて考えてみましょう。
私の尊敬する山口コーチのクラス、「フィードバック」で勉強したばかりです。
相手から発せられたなにげない言葉や感想は、嬉しくなったり、新しいアイデアが出たり、時には傷ついたり、ショックをもたらすこともあります。
感想と言っても人によって感じ方が違い、また言い方も違ってきます。
きついメッセージや受け取りにくいフィードバックをもらった時「言われた」と思ってかっかするよりも冷静に受け止め、むしろなるべく多くの人から他の意見も聞いて、その中から「自分はどのフィードバックを選ぶか」という風に発想を変えてみます。(続。。。)

ピアノの先生の悩み 3(親子の会話)

2005年04月06日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
価値やニーズがわかったところで、親子間にスムーズな会話が生まれなければうまくいきません。
「会話はキャッチボール」とよく言いますが、コーチングのセッションでは実際にボールを使って、いろいろなタイプの球をなげてもらい実体験してみました。

ちょっと想像してみてください。
みなさんは、こんなボール(言葉)を気持ちよく受け取り、相手に返すことが出来ますか?

・何かに熱中して後ろを向いている時に強いボールが投げつけられたら?
・ヘナヘナと弱く、取ろうとしても届かないボールだったら?
・いっぺんに沢山のボールが飛んできたら?
・怒りのボールが顔面に当たったら?
・もう、わかったからやめたい!と思っても延々飛んでくるボールは?
・遠すぎて届かない、また近すぎる距離からボールが投げられたら?
・もともと、キャッチボールする気分ではなかったのにいきなり始まったら?
・こちらが投げているのにやる気のないボールが返ってきたら?
・または、ボールを投げているのに無視されたら?
・間髪いれず、または、妙な間で飛んできたら?

う~ん。相手が親友だったら絶対にしない態度を親子間ではしてしまうことってありますよね。
私は実際にこのようなボールを投げられる所を見て、これでは全くキャッチボールにならないし、話す気も聞く気も起きないなと思いました。

一方通行、自己満足の会話になっていたことに大反省。
本当に気をつけようと思いました(続。。。)


ピアノの先生の悩み 2(価値とニーズ)

2005年04月04日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
さて、その価値とニーズについて。「価値」とは、自分の行動の基盤となるものです。自然な状態で気楽に楽しく行動出来ることをいいます。それを150個以上ある言葉の中からしっくり来るものを選び、自分の価値感を見つけていきます。

私の価値・・・共感する。ひらめく。育成する。
ハルカの価値・・・挑戦する。成長する。優秀である。
2人の共通の価値は・・・自由である。楽しむ。

このことから、私は娘のチャレンジ精神を尊重し「無理なんじゃないの」とか「やめたほうがいい」といった助言は控えることにしました。
娘も「やっぱり、共感、育成はお母さんにピッタリだね」と嬉しそうです。
お互いに自由でいられることを重んじますので、あまりべったりせずに 少し風通しの良い親子関係が望ましいようです。

さて、お次は「ニーズ」です。「ニーズ」とは、自分らしく、快適でいられる為に必要なもの。
これが満たされないとイライラしたり、悲しくなるなといった言葉を選んでいきます。

私のニーズ・・・評価される。正直である。自主性がある。
ハルカのニーズ・・・大切にされる。役に立つ。理解される。
共通のニーズ・・・愛される。豊かである。

私は、自発的な発言や行動の場がないと息苦しくなり、またそれを何らかの形で評価してもらえないと不安になります。
ハルカは、人の役に立つ場を求め行動しようとします。
でも、まわりの人にわかってもらえないと元気がなくなるようです。また、遠く離れて住んでいますので、大事に思っていることがきちんと伝わるように親としても心がけなければなりません。以心伝心ではダメですね。

このテストは、ICFプロフェショナルコーチの平野圭子さんの「やりたいをやるに変えるコーチング」Gakken の本の中にわかりやすくのっています。

ちなみに我が夫のニーズも「大切にされる」でした。
あっ!そうだったんた~!
以後気をつけます。。。