北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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ECOコンサート・指揮者は村中大祐氏

2006年04月25日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
ロンドンに戻ってきたとたん、音楽に浸る時間が多くなりました。
今夜は、ロンドンチェンバーオーケストラのコンサートです。
指揮者は、村中大祐氏、ピアニストはロンドン在住の小川典子さんです。

NYでは、日本企業バックアップコンサートの聴衆といえば、ほとんどが日本人。
これでは、東京のコンサートをNYに移しただけじゃないの。
日本の音楽雑誌に華やかに「NYデビュー」と書かれた記事を見て、苦々しく思った事も1度や2度ではありません。

せっかく海外でコンサートをするなら、現地の人に聴いてもらわなきゃ。
・・・ということで、2000年のカーネギーコンサートでは、アメリカ人のお客様に来ていただけるよう走り回りました。
おかげで、2005年のカーネギーコンサートでは、ほとんどがアメリカ人。
熱い拍手喝采を浴びて、アンコールの嵐の中、胸を熱くしたのは演奏者だけではありません。

ここ、ロンドンはどうなんだろう。。
ちょっと心配して出かけたのですが、心配無用。
白い華麗なホールにイギリス人のお客様6:日本人4ぐらいの割合で我が同士も混ざります。
今宵のコンサートは、春らしく武満徹・ベートーヴェン・モーッアルト・ラベルといったプログラムでした。
オーケストラもとても良くまとまって、指揮者にしっかりつぃていきます。
各作曲家のスタイルに合わせて、指揮の仕方も雰囲気も全く違う事に目を見張りました。

海外のコンペで優勝し、そのまま海外で活躍する優秀な日本人指揮者は数多くいます。
一方、日本人ピアニストはなんとなく素晴らしい結果は出すもののいつのまにか世界の大舞台から去っていっているような気がします。

「指揮」って、オーケストラとのコミュニケーションだ!

・・・そうだ!ピアノ学習者、特に専門家になりたい人は、外国のサマーキャンプなどで、指揮の勉強も体験するといい!
若きピアニスト達もコミュニケーション上手になって、一皮むけるかも!

突然閃く私でした。

ロンドン到着

2006年04月22日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
長かった日本でのキャラバンを終えて、昨日無事にロンドンに戻ってきました。
滞在中にお世話になった皆様、新しく出会った仲間。
本当にありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいです。

思えば、滞在中の新幹線や飛行機など移動の時間はすべて勉強や仕事に費やしてきました。
でも、帰りの飛行機では、羽を伸ばして、ゆっくり映画を見たりワインを飲んだり。
開放感でいっぱいです。

「よく、がんばったもんな~」


春のロンドンは、柳の葉も萌黄色。
美しい優しい緑で覆われていました。

夜は早速覚えたてのシチリアのパスタとギリシャ風サラダを作ろうとキッチンに入りました。
ところが、な、なんと夫も一緒に作ろうと、うろうろしています。
太い指で、意外と器用にサラダを盛り付け、パン粉を炒ったりするではありませんか!

「妻はなくても夫は育つ、か。。。」

1ヶ月間、自炊生活で無事に生き延びた夫を頼もしく思います。

さらにさらに!
翌日は朝からメールの返信で忙しい私の鼻に ベーコンのおいしそうな香りが漂ってきました。
なんと、ベーコンエッグベーグルとコーヒーの朝食登場です。
そのおいしさったら、NYの路上のベーグル屋顔負けです。

掃除、洗濯、アイロンかけ、銀磨き、靴磨きにクッキング。
どんどん主婦の仕事をマスターし進化する夫にびっくりです。

一方、私はロンドンに帰ってきてからも大きな山が待っています。
コーチングの試験、引越し、新しいクライアントさんとのセッション、本の第2作目の構成。。。
エンジンをさらにふかそうとカレンダーを睨みつけたら。。。

「お母さん。よくがんばったね!」

22日のところにハルカの可愛い字で小さく書き込みがしてありました。

「ありがとう」

春休みには1日しか一緒にいられなかったけれど、そのあと書いてくれたんだね。。。。

一緒に住めなくても思いやりのある子に育っている。

暖かい気持ちにじ~んとなりながらの第2のスタートです。

「よっしゃ~!!!」

またまた、パワー炸裂する私なのでした。

おいしいイタリアンpart2

2006年04月20日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
いよいよ明日は、東京を旅立ちます。
今夜も友人がおいしいイタリアンをつくってくれました。

お料理はシチリアのいわしのパスタと蛸のサラダです。
ワインももちろんシチリアのもの!

パスタは、穴の開いているストローのようなものを使っていました。
作り方はとっても簡単!そして、最高においしいのです。

戻した干し葡萄、トマト、いわしのオリーブオイル漬け、松の実と茹でたパスタを炒め、フェンネルたっぷり、塩胡椒、オリーブオイルで炒めたパン粉と和えるだけ!
最後に極上のオリーブオイルをたらします。

蛸のサラダは、ゆでたひよこ豆と同じ大きさにカットした茹蛸、セロリ,イタリアンパセリをレモンとオリーブオイル、塩で味付けします。

イタリアンは、ささっと作れてとってもおいしい。
ロンドンに帰ったら、早速作りたい一品です。

邪宗門のマスター

2006年04月20日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
マスター元気かな?

カウンターを覗き込むと、長身の背を丸めるようにコーヒーを淹れるマスターの姿がありました。

「・・・・」

お店の女の子が、そっと「マスター84になりました。お正月に入院したけれど復帰されたんですよ」と教えてくれました。

思わず、ロンドンから立ち寄った事を伝えたくて声をかけました。

当時は、黄色い髪の長身のマスターが怖くって声なんかかけられなかった私。
でも、でも。
今度いつ来れるかわかりません。

84歳になったマスターは、相変わらず黄色い髪で、キャップをかぶっていました。

「そう、そう。よくきてくれましたね」

まるで、昭和天皇のように穏やかで優しいマスター。
そんなに優しくしないで!
イメージ狂うじゃないの。
思わず涙が溢れ出ます。
大学生同士だった私たちが、結婚し、幸せに暮らしていること感謝し、胸が一杯になってしまいました。

マスター、また来ます。
今度は、夫も一緒に。。。

国立・邪宗門

2006年04月20日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
大学生になってすぐに夫と知り合って、よくデートした喫茶店です。

小さな店内には、古いランプやストーブがありシャンソンが流れ独特な雰囲気です。
私が、古いもの好きなのは、このお店の影響かもしれません。

あれから、23年もたっているし、もうなくなっているかもしれない。。。
ちょっとドキドキしながらお店をめざしました。

「あ!あった」

ドアを開けたら、お店の中は、昔と全く変わりませんでした。
コーヒーカップも灰皿もミルクピッチャーも、そして薫り高いコーヒーも!
何もかも変わらない。。。

一気に大学生のときにタイムスリップしたようです。