北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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扉が開く

2010年01月07日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
また新しい扉が1枚開きました。

それは、NEED本当のあなたをさがす旅 という本に出会ったからです。

どの感情も同じように扱えるようにという思いを込めて、森川コーチが送ってくださいました。

実は、森川コーチ&谷口コーチから、本当の自分を出していないと言われ続け、自覚のない私は、戸惑うばかり・・・

でも、投げ出さないで真剣に取り組んできました。

そして、精一杯想像力を働かせてアンテナを立て続けるうちに、今の自分って、コーチ・ピアノ教師・母親・妻・娘として、周囲の人や自分のイメージに合うように一生懸命作りあげているんだな~ということに薄々気付き始めました。


きっと、作り上げた自分に焦点を合わせて生きているので、イメージや感覚に合わないことは、聴こえてこない、見えてこない、認めたくなかったのでしょう。


「それでは、本当のクライアントの声や気持ちを見逃してしまう。

青木さんは、どうして、クライアントの不安や恐れの感情にじっくり付き合わず、そこから逃げてしまうの?

感情のすべてを取り扱えないとMCCにはなれない」と森川コーチは言います。





本当の私は、どんな顔をしているの?



それを知るための第一段階として、この本では、「5歳のころに戻って本当に必要だったことを思いだしなさい」と書かれています。



5歳の頃の私は、肺炎をこじらせて入院したため、遅れて入った幼稚園では居場所がなくいつも不安でした。

また、たった一人遠方から通っていたので、いつもの遊び相手がいなくて幼稚園では孤独でした。

しかも体は弱くて無理は出来ない。 

自信のない子で、いつもお下げの先っぽをしゃぶっていました。

私のNEEDは、仲間が欲しい、自分の存在を認めて欲しいということのようです。


自分探しの旅は続きます。


成長とともに人は「パブリック・ペルソナ」(社会的仮面)をかぶって生きて行くようになります。



私の仮面は何?

私は、孤独の裏返しで「人と協力して仲良くプロジェクトを進める人」「社交性のある人」「明るくワイワイやるのが好きな人」の仮面をかぶって生き始めました。

寂しいなどと言ってイジケていたら怒られるし、それよりも、明るい人になった方がみんな喜んでくれます。

人気者になって生きて行くと、確かに便利なことがいっぱいありました。

でも、なぜか、よく人からは「上品な青木さん」と言われます。

それだけじゃダメ!

だから、「元気な母ちゃん」の仮面をさらに上から貼りつけました。

いつしか、仮面は顔に張り付いて、ネガティブな感情を感じなくなっていたようです。


そんな仮面をかぶって生きていても、NEEDのエネルギーの持つエネルギーは、抑圧された仮面を突き破ろうとします。

「トラジック・フロー」という現象。

私の場合、ぎりぎりまで我慢して、受け入れてもらえないとわかった時「もういいッ!」「じゃあ、知らないッ!」と心のドアをバタンと閉じてしまうこと。
そうなったら、話し合いの余地なし・・・です。

私は、子供のころから、悲しみや怒りを爆発させると、母や先生にその気持ちを受け止められずにに怒られたり諭されたりすることが多かったのです。

言っても無駄・・という経験が積み重なっています。

これは、自分の心を守るための哀しい処置と言えます。



実は、ハルカにも指摘されたことがありました。

とても悲しそうな声で「お母さん。また、やってる。それじゃあ、ハルカはどうしたらいいの」って・・・


この本を読んで、ああ、あれが、トラジック・フローだったんだ~と理解できました。


ハルカは、悲しみを爆発させずに心に留める子です。

生まれつきそういう子だと思っていましたが、私がさせていたと思います。

「お母さんは、パーフェクトだもん。お母さんは正しいもの」

その言葉が、危険です。

ふ~~~~、危ない所でした。

気付いてよかった・・・

パリから帰ってきたら、謝らなきゃ。



この本を読んで、「まんまの私」への道が少し見え始めています。

5歳のころの寂しさが完了されないまま、仮面をかぶっていた自分も愛おしく思えます。

夫の、ハルカNEEDや仮面、トラジック・フローも見え始めました。


そして、時間はかかったけれど、コーチの伝えたかったことをやっと受け取ることができました。


「お母さん。今日は、コーチに顔がないって言われなかった?」

どうやら、ハルカにも心配かけてしまったようです。


大丈夫。


じゃじゃ~~ん。

仮面を取ったらホラ!

こ~~~んなに素敵なお母さん。


パリから帰ってくるのを楽しみに待っていますよ~!





前奏曲が奏でられ始めました

2010年01月05日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
お正月が明け、夫はいつも通り出勤。

ハルカはパリへ2週間、フランス語のプチ留学に出かけました。

ホームステイ先のマダムは、70歳ぐらいで、背丈がハルカの半分ぐらいしかない可愛いおばあちゃんだそうです。

天井の高い広くて綺麗な部屋を与えてもらって、ご機嫌な様子です。

朝食はつくものの、後はすべて外食。

やや少なめの生活費を言われたままに渡しました。

それで足りるのかと心配でしたが、「遊びに行くんじゃないもの。勉強しに行くんだよ」と頼もしいお答え。

おおお。成長したじゃないの!

案の定、着いた翌日から超節約生活に入っている様子です。

いいなあ~ 若いって! すべてが経験です。

「お母さん、自分がどんなにフランス語が出来ないかってわかった・・」しょんぼり。

「だって、勉強し始めて3カ月だもの。赤ちゃんと一緒だよ。きっと、あ!わかる、知ってるっていう瞬間があるから、赤ちゃんに戻って楽しんでおいで」


最近、わからないこと、出来ないこと、心配なこと、未熟なことをいっぱい持っている人ってそこからいくらでも可能性を広げることが出来る。これからが楽しみだなあ・・と思えます。

ですから、ハルカも自分も愛おしく思えます。



今日は一日かけて、未完了を完了させ、2010年スタートのための準備の日に当てます。

のんびりしているクライアントさんにも「活!」を入れるメールを送りました。

今担当しているクライアントさんの30人の枠は常に一杯で、お問い合わせも多くいただきます。

ご希望があるのに、お引き受けできないことを心苦しく思います。

ですから、2010年は本気でやり抜く覚悟のあるクライアントさんとだけ仕事をしたいと思います。




私も、上手くバランスを取りながら、自分との約束のすべてを果たせる1年にしていきます。

あ!これには秘密があります。

果たせる約束しかしないってこと。

すべてのハードルを50cmぐらい下げることによって、全部を守れるようにしていきます。

実は、これは実験です。

なかなか有言実行出来ずに「私は駄目だ~」と思いがちなクライアントさんに役立つんじゃないかと思い付きました。

まず試してみます。

1月2日のイベント

2010年01月02日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
今日は、私の49回目の誕生日。

この日の家族イベントは、日本にいる時は歌舞伎、ロンドンではオペラと決まっています。

今夜は、ロイヤルオペラのラ・ボエームです。

ボエームは、もう何回見たことでしょう!

行けばいくほど、楽しさを発見できるオペラなので大好きです。


夜に備えて、夫はジムに行って、セール中のハロッズをお散歩。

ハルカは、大学のお友達とサウスケンジントンのクレープ屋さんに出かけました。

私は・・・


ふ、ふ、ふ。

コーチングのお勉強。

ウッシーこと牛島日出男さんから届いた分厚い資料を読破しています。

ウッシーは、すごい。

鉛のような重みがあって、鋼鉄のように分厚い、隙のない人。

すべてを見透かされそうで怖いけど、戎顔の優しさのもとが知りたくて、少しずつ近づいてみたい・・・



彼の妥協のないセミナーでは、私の脳みそはカサコソ音を立てて回るだけで、出された課題に全く太刀打ちできなかったなあ。

あんなに打ちのめされたのは初めて。悔しかった~

たった1回セミナーでお会いして、その後の打ち上げでお話しさせていただいただけなのに、貴重な資料をド~~~ンと送ってくださる太っ腹。

喜寿ウッシーの生き方、後姿を見つめる私。

そしてウッシーに見られている緊張感。

あれから、少しは成長出来ているだろうか。


ウッシーの4日間泊りがけのセミナーは、帰国したら絶対に参加すると決めています。

ますます、元気で気合の入ったセミナーで脳みそと腹筋を鍛えられた自分を想像して、にんまりしています。







元旦コーチング

2010年01月02日 | 2013~10年 北鎌倉、ロンドン生活
明けましておめでとうございます。



大晦日の夜はロンドンの美しい満月とテレビでのロンドン塔とテムズ川の豪華花火を堪能し、静かな元旦を迎えました。



朝11時。 待ちに待った森川コーチングです。

今日は、私の送ったクライアントさんのセッションログのFBをもらうことになっていました。

まず、コーチは今の私のレベルを教えてくれました。

自分の実力を聞くことって、すごく怖いけど1番知りたいこと。

「PCCの中から下のレベル」とのことでした。

数ヶ月前のクラスで「認定コーチレベル」と言われたことがあったので、今回はなんとかPCCに引っ掛かっていてホッとしました。

ああ、でもほっとしている場合じゃない!

中から上にいくには、「MCCのするコーチング」というものがわかっていなければならないのですが、私の場合そこがネックになっていました。

でも、今日のセッションで見えてきた、見えてきた!

散らばっていたかけらが集まり始めています。

学ぶのが好きな私には、知らなかったことばかりでとても新鮮でした。

でも、かけらが集まって全体像が見えただけではまだ足りない。

完璧に血となり肉となり、使いこなせるようにならないと・・・


今日のセッションを終えた私は、ゴール設定を変えることにしました。

(これは、コーチと決めたことではなく、セルフコーチング)

まず最初のゴールとして、合格ではなく、第1回目のMCC受験の資料と今できる限りのベストなセッション録音を送ることを目指すことにしました。


第一回目で合格を目指すには、あまりにも準備期間が短すぎます。

1年間かけて、自分のセッションをじっくりブラッシュアップさせたいと思いました。


森川コーチのようなMCCのコーチングのすごいところは、「まだ早い無理」とか「頑張れば大丈夫」などといった忠告、アドバイスを一切しないこと。

言わずとして、知らしめる。

すごいなあ~と改めて尊敬しました。



それに今日の森川コーチは、とっても優しかったから嬉しかったな。 

ストレートなFBも私のペースをつかんで合わせてくれたので、前向きに受け取り、素直にのびのび話せました。

森川コーチング初回オリエンテーリングで落ち込んだ話を書きましたが、本日第一回目のセッションで、これほどまでにもクライアントの私を理解し読み込んで、合わせてくるなんて、まさに神業? コミュニケーションの天才!です。


ああ、私もそんな力が欲しいです。

「クライアントとコーチは対等」ということも、コーチ自ら示してくれました。

この「対等」の本当の意味も理解し、使えるようになりたいなあ~

私は、まだまだです。


2010年のスタートから、新たなワクワクプロジェクトを見つけられた私。

そしてそれをナビゲートする森川&谷口コーチは、日本コーチ界のプロ中のプロ。

一流のコーチは、鶴の恩返しのおつうのように体を張って、行くべき道を示してくれます。

ああ、それが今の私にどこまで出来るのでしょう。

あまりにも小さい自分の存在と秘められた無限の可能性に、スタート地点に立ってブルブル震えています。

人間力を磨き、素直に正直に生きて、コーチ道を突き進めて行きたいと思います。


皆さま、どうぞよろしゅう。