北鎌倉発!人生を変える青木理恵のコーチング

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今朝、気づいたこと

2015年12月07日 | 2011~2016年 NY生活

 

朝一セッションは、6時から。

ロンドンのクライアントさんとでした。

カウンセラーであり、心の勉強もワークもたっぷりしている彼女に、

ベタなコーチングは出来ない訳で、

私にとっても毎回チャレンジングなお相手。

 

今日は、お部屋の片付けとか時間のマネジメントがうまく行かないというテーマでした。

どうもだらだらしてしまう。

 

一般的なコーチングでは、理想と現状を明確にし、そのギャップを埋めるための行動を言語化します。

 

いつ、どのように、やりますか?

綺麗になった様子をビジュアライズしてみましょう。

現状を俯瞰してみて見ると、何が見えますか?

あなたはどんな顔をしていますか?

などなど。

 

カウンセリングだと、だらだらしたいという気持ちを充分に聞いて承認。

セラピーだと、内面と向き合い、ネファティブな思いやトラウマを開放。

 

多分彼女は、セルフコーチング&ワークで出来るはず。

でも、出来ていない今の状況が気持ち悪いとなら、

他の方法を捜すしかない。

 

で、一緒に捜していたら、

「片付かない部屋にいるのは、自分を大切していないことかも」という心の声がうっすらと聴こえて来ました。

 

ピンポーン!

 

本当の心の声は、

「怠けたい。めんどうくさい」→「怠けさせてあげる。怠けることにオッケーを出す」ではなくって、

「自分を大切にして欲しい」だったんですね!」

ならば、

「何が出来たら、自分を大切にしている感じがする?」というコーチングの質問。

ポイントは、身近ですぐにできること。

 

「ああ、テーブルの上に物がいっぱいだ。ダメだ、自分、大事にしていない」

「オッケー.では、一緒に片付けよう!私もやりますよ~」

 

早速、タイマーをかけてテーブルの上を綺麗にしました。

3分ずつ細かくタイマーをかけて、合計9分で終了。

スカイプの画面で綺麗になったテーブルを確認。

 

「大体片付きました。うん、すっきり。」エネルギーが上がっているのが感じられる明るい声です。

「今は片付けることに集中してしまったかもしれないけれど、丁寧に自分を大切にしている感覚を持って、ひとつひとつ片付けてくださいね」

 

来月は、セッションの1時間前にスカイプで、まずはご挨拶。

そして1時間の片付け時間を経て、

その後スカイプで片付いたお部屋を見せてもらってから、セッションをスタートさせることにしました。

 

その他,自分を大切にする朝時間についても話しました。

楽しいセッションでした~~

朝、ピリスの演奏で心を穏やかに~~というステキなヒントをもらったので、

私も聴いてみよう。

ピリスも困難を乗り越え穏やかさを手にした人です。

そんな音を聴いて朝時間を過ごすっていいですね。

 

 

 

実は昨日のアムステルダムのクライアントさんとのテーマも

【リーダーシップを取り、かつ自分を大切にする】

でした。

 

セッションで学んだことは、自分の中に落とし込んで活かすことができます。

私も、本当の心の声を聴き、自分を大切にしていきますよ~~

 

 

 

 

 

 


憧れの割烹着を着てパーティの準備

2015年12月06日 | 2011~2016年 NY生活

昨日は、裏千家の先生方、京友禅作家の野村直樹先生、

夫まろっちの裏千家のお仲間の皆さまをお迎えして、恒例のクリスマス・パーティをしました。

 

 

式部会のお料理クラスで習ったレシピも大活躍。

15人分のお料理ですから、前もって作っておいて直前に仕上げるものやオーブン料理がメイン。

まろっちも特製コロッケを作って頑張りました。

 

もう一つのメニューグラブラックスについては、なかなか作らないまろっちに業を煮やして私が作ってしまったため、

ちょっとしたドンパチがありました。

私が習った3日間漬け汁に浸した状態でマリネする小松先生方式と、

まろっちがコルトン先生に習った2日間マリネし、毎回、表面の塩を拭き取るやり方にタイムラグがあったんですよね。

 

冷静に見ていたハルカに、

「それはコミュニケーションミスだね」と言われ、

まろっちには、「いつも言葉が少ないからこういうことになる!」ということを声を大にして言いたかったのですが、

それよりも私。

私自身が、どうやったら気持ちがよくなるか、

矢印を自分に向けました。

 

それは、才能育成講座1級で受講生の皆さまに伝えているように、

「自分がして欲しいことを相手にする」です。

そこで、私の方から折れなくては。。。と覚悟を決めました。

半ば無理矢理ではありましたが、仲直りの印のケーキを出来たばかりのアッパーイーストのハーブスまで買いに行きました。

まだまだ、むすっとした気分だった私でしたが、まろっちの大好きな栗のケーキを購入し、

「ケーキを食べて仲直りしようね!」と!

その瞬間、一回り大きくなった自分を感じました。

大人になるってこういうことなのね!

 

反省点は、機嫌良くケーキを食べながら「やろうと思っていたのにさ~」と語る

まろっちの言い分をきちんと聞いて上げられなかったことです。

まだまだ心底素直になれなかった私でした。

 

でも、その後のまろっちの軽やかで嬉しそうな姿を見たら、

やっぱり折れて良かったと思いました。

 

 

赤いパンツを履いて大活躍!

 

 

この日に間に合うようにと、

枝振りの良いツリーを買って来て、綺麗に飾り付けてくれました。

もちろん、朝晩のお水のチェックも欠かしません。

 

お部屋のお掃除、

お飲物、お料理の下準備、

テーブルセット、

全部終えて、私は着付けのお稽古へ。

 

急いで帰って来たら、お客様も既にお見えになっていて、楽しい笑い声が聞こえてきます。

 

ところが、

あれ?あれれ?

 

まろっちが事前に揚げておくはずのコロッケが揚がっていない。

 

んー、もうッ!

と思ったけれど、皆さんのためにまろっちが心を込めて準備したコロッケを揚げ始めました。

 

ここでも冷静なハルカに

「お母さん,ダメじゃない。それはお父さんの仕事だよ。学ばないよ」言われ、

確かにそうだけど、確かにそうだよ~~と思いつつ、

「これは思いやりだよ。せっかく作ったコロッケ出さないなんて、ありえない」

「ああ、でも、そういえばコロッケ揚げている私が目に入っているはずなのにありがとうの一言がなかったなぁ~

「あ~~~あ。ほらね」

 

キッチンでは、そんな会話もありましたが、

 

 

楽しくパーティは進みました。

私も野村先生の紬の着物を着て、憧れの割烹着姿でおもてなし。

 

 

皆さまがお帰りになって、まずは、着替えなくっちゃ。。。

 

その間、まろっちはどんどん食器を洗い始めていました。

夜寝る時も、こんなにまろっちに手伝ってもらったことはないなあ~と思いつつ、眠りにつき、

今朝は早くから出張のまろっちでしたが、

 

じゃん、

じゃん、じゃん!

 

 

キッチンピカピカ!

食器もグラス類もすべて一人で片付けてくれました。

完璧です。

まろっち、やるな~~~

 

さらに、今回のことで段取りも学んだご様子。

「コロッケ揚げながら、もてなすのは無理だな」

と言っていました。

 

まろっちの去った静かなお部屋。

朝のお茶を飲んでいたら、

ふと、結婚して30年、いつもまろっちが「ごめん」と折れていてくれに気がつき、

ほろり。

私は自分は悪くない時、謝ったことは1度もなかった。

 

 

謝ることで深まる夫婦の絆。

すべて、昨日のお客さまのお陰です。

ありがとうございました💓

 


ダイアモンドを見つけに行く

2015年12月02日 | 2011~2016年 NY生活

クライアントのナホコさんには、2008年からコーチさせていただいています。

もともと大学ではフランス語専攻だった彼女ですが、

明るくて楽しいお人柄もあり、乞われて近所のお子さんにピアノを教えるうちに、

人気のピアノの先生になりました。

学生時代に中断していたピアノレッスンを再開し、

指導者検定をめざして真摯に学んでおられます。

 

今日は12月の1回目のセッション。

横浜の先生のレッスンで言われた「指先を意識しなさい」

という言葉から、【意識】について、ああでもない、こうでもないと探求しているうちに、

自分は演奏する時に、指先と脳がつながっていないことに気づきました。

 

そこで、脳と指先との回路を開くよう【意識】し、つなげるよう【意識】してみたら?

   以下、N:ナホコ、R:理恵

 

N:あああ!本番3日前に、これだって、わかったんです!


R:まさに、ヘレンケラーのwater! 気づきのシャワーが降ってきたんですね。

→これはアファメーションの言葉。コーチは、クライアントの言葉を言い換えて、より感覚を深めます。


N:そうなんです、そうなんです!

 

R:そういえば、昨年、同じようなやり方で脱力の方法を得ることが出来ましたよね。

→リソースの発掘。過去の成功事例を思い出させる。

 

N:・・・今、思えば、あんなに力が入っていたなんてね~~~。

 先生に言われても、力が入っていることすら自覚出来ていなかった私だったけど、

【意識】することで、無駄な力みを少しづつ抜けるようになってきました。

 

R:それは、良かった!

 

N:今年は、指先の意識と脱力が出来るようになってきたと思うんです。

 このように脱力に【意識】を向けることが出来るようになったのも、

 去年、「指を支えること」を【意識】し、特化して練習してきたからこそ、

 今年の脱力に結びついたんだと思います。

 

 

R:まさにダイヤモンドを発掘するようなキツい作業をよくがんばられてきました。→アファメーション&共感,承認

  去年の支えが今年の脱力と脳と指先の回路を開くことにつながった訳だけど、

 では、来年は?→未来を創造する質問

 

N:はい!去年はダイヤモンドを1つ、今年は2つ見つけたので、来年は3つ,見つけたいなあ。

 3つのうち,一つ目は、呼吸。

 息を吸うことは出来ても難しいところで止まってしまう癖があるので、気づきを得て、自然な呼吸を目指したい。

 後2つは、

 う~~ん、まだ、わからない・・・

 

そこで、私はハーキマーダイヤモンドの写真を見て欲しくって、検索してスカイプの画面にサイトを送りました。

ニューヨークのハーキマーのみで発掘される、大きな岩の中に眠るひと雫のダイヤモンドのような水晶。

研磨しなくてもすでに輝いていて、その透明感と美しさといったら垂涎ものです。

クリスタル好きの友人がこぞって発掘に行き、手が痛くなるほど岩を割り続けて手に入れています。

 

R:ナホコさん,この写真を見てください。 



N:うわ~~!何ですかこれ?

 すごい、すごい!岩の中にこんなものが眠っているなんて、信じられない~~~

 大興奮のナホコさん。

 

 

 

さらに、昨日ネットで見た情熱大陸の小林愛実さんのドキュメンタリーの中のエピソードを伝え、

また、もうすぐファイナルを迎える浜松国際ピアノコンクールを紹介しました。

 

R:今、私は汗とホコリや砂利まみれになりながら、目をキラキラさせてダイヤモンドを発掘するナホコさんの姿が見えます。

  それはまるで、ナホコさんがピアノと向き合う姿のよう。

  こうやって、つるはし持って、ダイヤモンドを見つける作業を私たちずっとやってきたし、

  これからもずっとずっと続けていくのでしょう。

  それは自分と向き合う孤独な作業です。

 

その後、私たちはこれまでの歩みを確認し、

そして、もしかしたら逃げていたことについても認め、率直に語りあいました。

 

なんて素敵なセッションでしょう!

今,出来ることが明確になっている。

その目的も!

だから、道を進むだけ。

 

既に私たちの【意識】は、来年手に入れるであろう1つ目のダイヤモンドに向かっているのです。


セッションの最後の1分で、私は彼女に質問しました。


R:ナホコさんの1つめのダイヤモンド、難しいところになっても息が止まらないための「鍵」となるものは、

  どこに眠っているのでしょう?

 【意識】してみてください.→この日のセッションのキーワードである【意識】という言葉を使う

N:・・・肚ですね。下半身、うん!下半身にダイヤモンドは眠っている!

 よ~~し!肚に捜しにいくぞ~~

 

ますます、モチベーションの上がるナホコさん。

いつも彼女とのセッションは、楽しい。

リズミカルでどこまでも深く、広く、高く、会話を飛ばせることが出来るのです。

 

ダイヤモンドを発見した瞬間に立ち会わせてもらえる私は幸せです。