怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

それぞれの昼食

2017年05月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
義母は毎日熱心に庭の手入れをする。4月から9月ごろまで半年間の彼女の幸せ。
義父はどちらかというと、そんなに楽しくはないが庭があるからやっている、という雰囲気で仕事を手伝っている印象だ。

そういうわけで、彼らが午前中庭にいる間に私は昼食の準備をする。
勝手に献立を決めることは許されないので一応義母にお伺いを立てる。

その日はスパゲティトマトソースと指定された。トマトソースは玉ねぎとサラミソーセージのみじん切りが僅かに入っているだけで、トマトピューレとスープの素を水に溶いて小麦粉でとろみを付けた質素すぎるソース。
もしかして、この毎日の質素な食卓が義両親たちの健康を保っているのかもしれない。油と砂糖の摂取量は日本の数倍だと感じるけれど!
ささやかな贅沢は、夏場には庭から採取してくる野菜を食べることだろうな。

農薬、化学肥料を全く使わないサラダ菜。洗っているときに虫が走り去っていくのを慌ててつぶさなくてはならないこともある。

さて、一人で料理しながら近所と日本の友人たちと携帯電話で情報交換。

日本の友人は時差の関係上夕食の準備。天ぷら、おいしいだろうなぁ、こちらの料理と同じく油分たっぷりだけれど、なんだかそんなに油っぽくない印象。
「エンリギ、ズッキーニ、ちくわ、レンコン、かぼちゃ、さつまいも。子供たちにはから揚げも加えました」
ですって。かぼちゃもさつまいももこちらの同じ名前を持つそれはどことなく怪しいんだ。
近所に住むアフガニスタン人難民三人家族はピザを作っていた。きのこの薄切りが載っているぞ。
義母はピザが嫌いだ。自分でうまく作れないからだろうな。
数年前にアフガニスタン人のピザを一度ごちそうになったことがある。非常においしかった。
この写真のも食べに行ってみたいものだ。歩いていける距離なので、今から突撃してみよかと思ったものだ。
イタリアが近いドイツ人より、アフガニスタン人のピザがおいしい不思議な現象。