怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

自分のは見えない幸せ。

2017年05月30日 | カテゴリー分けするのに飽き
日本のダイソーで購入したこのおろし器は、丸型で直接飯茶碗に載せて使えるところが非常に便利だ。
ざっと日本アマゾンで検索したけれど、似たような品はなかった。
わずか108円で手に入ったんだぞ。ああ、こんなに便利だったと知っていたら10個くらい買っておいたのにぃ。

オレンジ色に染まっているのは、ここのところ朝食にすりおろしにんじんを食べているからだ。
おろしにんじん1本分にヨーグルト大さじ一杯、はちみつ少々を混ぜている。
にんじんの出盛り期で、2キロ百数十円で売られているのだ、せっせと摂取しようと思ってしまう。
さて、先日、義父はこの丸型おろし器全面がオレンジ色になっているのを見て言った。
「バクテリアが発生するから、ちゃんと洗いなさい」
その口調は、私がバクテリアでやられて病気になったら哀れだ、という気持ちより「こんな汚い調理器具を平気で使う非文明な日本人ヨメ」をけなしている雰囲気を感じた。
カロチンで着色してしまう色はなかなか落とすのが難しいので、放っておいた私だ。(今検索したらぞろぞろとカロチン染まり食器の洗浄方法が出てきた!)
私しか使わないので、他の人には関係ないだろう、と思っていた。それを目にするだけで気分が悪い、ということには気付かなかった。
義父はさっさと食器洗いを取り出し、真っ白にして見せた。
少々、むっとしたが、洗ってくれたのだ、ありがとうよー、お義父さん!

さて、むっとした気分のまま目に付いたのは義父の水筒代わりのペットボトル。

一日二リットルの水分摂取を心がけている彼は、家のどこでもこれを持ち歩いいる。中身は朝作るお茶で、自家製ジュースの素も含まれ、かなり甘い。水分と同時に糖分もガンガン摂っているところが日本人高齢者との違いか。
このペットボトル、明らかに汚い。
初めは透明だった容器が黒に近い紫に染まっている。
義母や夫はなんとも思わないのだろうか。諦めているのだろうな。
この汚い容器からよく飲めるものだ、と思うのだが、使っている本人は本人なりの衛生観念でこれを見ているので全く汚いと思わないのだろう。
バクテリア、うようよいるかもよーっ
って、義父に忠告してみたい。
もう、何年もその状態で使っていてピンピンしているから、彼はバクテリアに強いんだ、と思う。