怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

きょうだいで遅刻常習者かいっ?親はどうやって育てたんだっ

2017年08月23日 | カテゴリー分けするのに飽き
義父に「あの木の下をみてみろ」と言われて仕方なく庭に出た私。
毎日庭の手入れに勤しむ義両親と比較すると、週に一度庭に出るか出ないかわからない私。夫はまったく、庭に出ることは無い・・・

もう、見る前からわかっている。そろそろきのこの季節だろう。
ほうら、あったあった。

庭で収穫して食べる喜び、贅沢、得意な気持ちはわかるが、このきのこはちょいとおいしくない。
去年のは水っぽかった。まあ、くたくたに煮込まれたソースになるのでどうでもいい。


その日、義姉がティーンエイジャーの子供たち二人を連れてやってきた。
義父の誕生日を祝うためだ。一日遅れだ。休暇を過ごしたイタリアから直接ここへ来たのだそうだから、運転で疲れたことだろう。
「いいな、イタリア」ってちらりと思ったが、今後の人生は旅行無しの覚悟を決めた私だ。ちらりと思うくらい自分を許しちゃえ。
さて、一泊した彼ら、翌日は12時に約束があるそうで、一緒に昼食をとるのは諦めた義母。
遅い昼食を娘と孫に用意して待っていた。
10時ごろ、彼らが朝食を食べているのを私は見た。12時にミュンヘンで約束だろう?急がなくては?
と思った。
その後、彼らはのんびりと準備をし、実際に出発したのは11時過ぎだった。
ここからミュンヘンまでは場所によるが、1時間以上かかるのは確実だ。
また、遅刻か!
義姉は必ずと言っていいほど、約束した時間に来ない。実家だからその辺りは適当でいいのだろう、と今までは理解していた。
いや、他の人に対してもそうする事実を目の当たりにしてむっとした。
夫も同じく遅刻常習者だ。きょうだい揃って時間にルーズなのかいっ!
一体、親はどんな教育をしたんだっ
義両親たちは几帳面で、約束の時間に遅れることなどめったにない。子供たちを遅れるように教育したということはありえないぞ。
その几帳面さを見ながら育ったので、なんとなくルーズになってしまったのか。
嫁さんは家の中がごちゃごちゃで、脱いだパンツもその辺に放り投げておく性格なのに、その親の家に行ってびっくりしたという在独日本人仲間の話を思い出した。嫁さんの両親の家は一瞬の隙もないくらいきちんとしていたそうな。
そういうわけで、親の意思や性格とは反対方向に育つ場合も多い例を身近に発見した日でもあった。