怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

何でも使い切る根性、20年使っている調理器で遠距離交際を思い出す。

2017年11月07日 | カテゴリー分けするのに飽き
ドイツ、または欧州の一般家庭の電気調理器には4箇所のコンロがある。
ウチのそれの一箇所は故障してしばらくになる。もちろん、義父は修理を試みたがダメだった。
三箇所あれば、週末のちょいと品数の多くなる昼食にも対応できるんだ。

ところが、先週もう一箇所が使用不能になった。義父が一度修理したが、今日再び故障したので再修理。

一枚の板状なのがなんだかがっかりする。すぐ下に天火があるのだから当然なのだが。
この天火は2009年に故障して、義父が修理している。「家の備品整備」2009年2月7日記事
その記録写真を義父が見たい、というのでブログ記事を検索してその写真を義父のメールアドレスに送った。
ブログ記事に保存したものが、ウチのことで役立った珍しい出来事だ。

義父の努力の結果、再びその箇所を使えるようになった。
しかし、またいつまで持つかわからない。何せ、この電気調理器は今年で20年使ったことになるんだ。
ドイツの一般家庭ではどのくらい使うのだろう。(ドイツにいてもそういった情報を知ることが難しい私)故障したら自分で直すことができる人たちばかりがドイツにいるわけではない。修理に業者を呼ぶたびに数万円単位で支払わなければならないことを考えると、新調した方がお徳だろう。
たぶん20年は驚異の使用年数だろう。なんとなく誇らしく思うのと、まだまだ使ってやるという根性にあきれたりもする。

この調理器を義両親たちが買ってから数年後に夫と私は知り合うことになる。
先日、結婚10周年を迎えることになった。
双方の事情で長い遠距離交際の末、私が日本を離れることに合意したことを思い出す。

遠距離当時、夫から贈られた彼自身が描いたイラスト。異様に上手なので今でも保存してある。

追記。
在独日本人仲間のドイツ人お姑さん宅では、電気調理器を30年使っているとコメントをもらった。
一部、温度調節不能だということだが、それだったらウチとほぼ条件は同じだ。
もうこうなったらやけくそだ、後10年、これを使い続けよう!
がんばろう、お義母さん。