怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

パン工場見学

2017年05月17日 | カテゴリー分けするのに飽き
近所のパン工場見学日があった。午後早くに到着したのに、見学者の長い列ができていた。並ぶのが嫌いな私、すぐに帰ろうと思ったが、知人と出会ったので、彼女と一緒に並ぶことにした。
彼女のおかげで無事、ブログ記事にすることができたぞ。

入るといきなりこの工程だった。
工場見学用に工場ができているわけではないから仕方がない。

粉を捏ねる大きな機械。ベルトコンベアーを移動する分量に分けられた生地。
 
形作られ(これは冒頭の写真の手作業らしい!従業員はほとんど外国人。ドイツの伝統的なパンも今は外国人労働者に委ねられている)流れていくパン。
 
この冷蔵庫のような内部でカチンカチンに凍らされ、各販売店に輸送されるのだろう。


食品工場の見学など、日本では難しいだろう。
見学者はそのままの服装、靴も穿いたままで内部に入るのだぞ。
従業員たちも、マスクなどしていない。
手を伸ばせば流れているパン生地に触れることさえ可能だ。「寄るな、触るな」などという表示はほとんど無かった。
日本だったらそこらじゅうに「触らないでください」「写真撮影禁止」の張り紙や看板が設置されていることだろう。


夏向きオブジェに変更

2017年05月16日 | カテゴリー分けするのに飽き
義父が何やら新しい芸術作品を庭に設置中。鍋?
義母に尋ねたらバーベキューコンロと判明。近所の仲良しが引越しのために処分しようとしていたところをもらったものだとか。
傾いていないか念入りに設置しているところに恐怖さえ感じる。そんなに真面目にやるものなのか?

右にはゴルフ優勝景品、左にはバーベキューコンロ。

去年五月に夫がもらってきた優勝記念品だ。冬場、ここには鳥のエサ台が設置されるが、春になると撤去される。
「野鳥を甘やかせてはいけない」という義両親の方針だ。

バーベキューコンロの上には植物の鉢が・・・・

自由な発想で庭を飾る義両親。
家の中にも古いケーキ型やアイロンなどが飾られている。
バーベキューコンロさえ鑑賞物になるのだから、もう、何でもアリだ!
近所には鍵盤がないピアノを所有している家がある。
日本人にはなかなかできない物の飾り方だろう。空間の余裕、また気持ちの余裕も持ち合わせていないとできないかもしれない。
バーベキューコンロを庭に飾ることができる日本の日本人、いるだろうか!!





フトンが欲しい

2017年05月15日 | カテゴリー分けするのに飽き
ミュンヘン在住日本人からの頂き物。どこかに飾ろうと思っていた。どうも上手く行かないので(義両親の目に付く場所は難しい)困っていた。
義姉が引っ越すことになり、自分の部屋を持つことになる姪のP子ちゃんに尋ねてみた。
「これ、欲しい?」

こんな渋い絵、欲しがるわけないよなぁ、と思っていたら瞳を輝かせて「欲しい!」と言ったのでたまげた。
新しい自室に飾るのだそう。どんな部屋になるのかな。
続けてP子ちゃんは「フトンベットが欲しいんです」と言った。

ドイツではすでに長く日本の「フトン」が人気らしく、ちょいと検索するとぞろぞろと布団のようなベッドマットレスが出てくる。
その実物を見たことがないので、本格布団とどのように相違があるのか報告することはできない。
そばにいた義母は即行反対した。
わけわからないフトンなどけしからん、というわけだ!やれやれ。
実際のところ、私もドイツフトンの実体を知らないので義母にムキになってはむかっても無意味だ。

ここのところ、ついにP子ちゃんも日本に興味を持ち始めたようで、ちょいと嬉しい。
義姉も子供たちを連れて日本旅行を計画していることを去年ちらりと言っていた。
果たして、ここ1,2年で実現するかな。私はしばらく帰省が困難な状況が続きそうなのにねぇ・・・

街中の旅行代理店の広告看板。

日本旅行15日約70万円。
いったい、どんな金持ちが参加するのかその顔ぶれを見てみたい・・・





緩いこの環境に慣れると快適

2017年05月14日 | カテゴリー分けするのに飽き
バスを待っていると、近くにあるスーパーに緊急車両が止まった。
急病人かしら、と思って覗いてみることにした。

車から降りてきた男女はあきらかに制服らしい服装だったが、発する雰囲気は緊急事態という緊張感がまるで感じられなかった。
彼らはいつでも少々ゆったりと構えていることが多い。
そんなに重篤な事故や病気ではないのだろう、と思って彼らと一緒にスーパーに入った。

案の定。
彼らは買い物を始めた。
へへへー、そう予想していたのだよーっ
もしかしたら、職場で必要な物資を買いそろえていたのかもしれない。
それにしても、その車で、その制服で買い物するという感覚は日本ではないだろう。

日本が大好きなドイツ人男性が嘆いていたのを思い出した。
ドイツは警察官でさえ制服姿で、もちろん銃を携えたまま平気で買い物やレストランに行くのだそう。
楽しく食事をしているときに、やおら銃を持った奴らが入ってくる恐怖感は普通ではないだろう。
私だったらブログの凄まじくいい記事になるということで、盗撮を試みるぞ。
いや、やっぱり驚いて固まってしまうかな。

数週間前に、スーパーで目撃した警察官が働いている現場。
明らかに外国人と思われる小柄で浅黒い男性が二人の警察官に連れられてスーパーから出るところだった。
両手を後ろで手錠をかけられていた。
よく見るシーンだが・・・って、テレビや映画でしか見たことがないぞ!!
そばにいた夫に「初めてみました!」と興奮気味に報告したのだが、彼は慣れているのか、興味が無いのか無反応だった。おいっ!妻の話に興味ないのか!
あの小さい男、一体何をしたのだろう?
スーパーだったら万引きぐらいしかできないじゃあないか?万引きでいちいち警察が来るのだろうか?(テレビ放送で万引きを捕まえる番組を何度か観たが、警察は登場しなかった)
ドイツの店ではかなり頻繁に万引きがあるらしいので、警察も忙しいことだろう。
もっと、連行場面に遭遇してもいいはずだ。

警察も救急隊も日本より緩くお仕事しているような印象。
周囲への気遣いなどがあまりない、という点でね。
いちいち着替えて買い物や食事に行くのは非合理的だ!銃を持っていても、それを振り回すことをしないのだからOKさ。


晴れると忙しい

2017年05月13日 | カテゴリー分けするのに飽き
天気が良い日は屋外での仕事が忙しい義両親たち。窓からそっと盗撮。
 
仲良く仕事しているようだが、実際のところは修羅場。義父はついつい熱くなり、義母を罵倒するのだ。
私はとてもではないが近づく気分になれない。

近所の人たちもそれぞれ庭の手入れに勤しんでいる様子。芝刈り機を借りたのかしら、このおばあちゃん。

私は昼食準備を頼まれた。今日の献立はパンケーキ。写真は二人分。私は前日の残りのスープに米飯を入れて食べた。
ドイツの食事は準備が簡単なことが多いような印象。パンケーキは義母よりうまく作れると思う。
 
市販菓子より手作りの方がおいしいことが多いので、私もせっせとクッキー作り。庭ではサラダ菜がそろそろ収穫時期になっている。
ウチではこうした葉物野菜を買ってくることはめったにない。家で採れるときしか食べない。
栄養、偏らないか、とか思うのだが。
 
義両親が外で仕事をしている間、私は家の中で掃除機がけ。
 
この掃除機メーカーお勧めの純正紙パックは高いので、スーパーの安い品を使っていた。
ぴったりはまらないので、いつも気をつけていたのに、とうとう恐れていたことが起きてしまった。
紙パックがずれて、内部は埃だらけに!
埃を丁寧にふき取って、高い純正品を取り付けた・・・・


スーツに安全靴を買う夫のファッション感覚

2017年05月12日 | カテゴリー分けするのに飽き
何か大きな会議に出席するらしく、夫は普段のボロ服ぶりに気付いたらしい。
ワイシャツは襟や袖口が擦り切れ始めているし、スラックスは10年ほど前に日本で買った品で、タックの付いただぶだぶ型。
 
ウチの経済力ではシャツにかける金額はこの程度。約3000円。

日本で同じ金額レベルの品だったら、もっと上質だろうといつも思う。
今回買った品をアイロン掛けしがなら感じるんだ。細部の縫製の丁寧さは日本の勝ち。
ドイツも日本もすでに自国内でこのレベルの価格帯の品を製造していないのにねぇ。
 
いろいろな店を見に行った。アウトレットモールには中国人旅行客がいっぱいいる。
 
中国人友人の一人がここで働いていて、私に勧めた。
「ちょいと中国語勉強して、ここで働いたらいいですよ!」
 
結局、夫はこのアウトレットモールでは何も買わなかった。

数日後。夫は通販で靴を買った。届いた箱の乱雑な梱包ぶりはいつものことなのに、やはり撮影してブログで紹介したくなる。
日本のさまざまな部分の丁寧さは、製造業のレベルの高さを表していると思う。
 
さて、夫が開けて見せたこの靴にびっくり。
これって・・・作業靴じゃあないか!?
私がそれを言うと、彼は好んでそれを選んだことを言った。へえー。ふうーん。
スーツに作業靴。凄い発想だな。
誰かに足を踏まれる可能性でもあるのだろうか。
紐の付いた靴なので、多少のエレガントさを感じないこともない。
頑丈そうなところが気に入ったので、何気に「私も欲しいな」と言ったら「じゃあ、買ってあげる」ということになった。
うわっ!女子用作業靴も存在するのか、ドイツ!するだろうな、義母の庭仕事ぶりを見ていると必要にも感じるぞ。
将来のためにも、ありがたく買っていただくことにする。



不満は落書きで。

2017年05月11日 | カテゴリー分けするのに飽き
田舎ののどかなバス停。

他愛のないこんな落書き。なぜ英語なのだか不明。

これはドイツ全土にあるのだろうけれど、こんな田舎でもこれを主張したがるなんて。
高校のとき、世界史の先生がやはり彼のファンだという噂を聞いて、当時の私は理解できなかった。

これまたどうして英語なのか。母語で書くのは気が引けるのかもしれない。

森の中の木製ベンチにはいつもかぎ十字のいたずら書きがされ、それをグラインダーで削って消している。

何度かそれが繰り返されている。そのうち、木が薄くなって太いドイツ人が寄りかかったらバキッと折れるかもしれない。



カレーはテキトーでもおいしくなる

2017年05月10日 | カテゴリー分けするのに飽き
台湾人宅でいただいた手作りカレー。
彼女は、カレー粉を使って作った。

写真には表現されていないが、ご飯がひどかった。日本と韓国以外の人たちはジャポニカ米を上手に炊飯するという観念は薄い。もっと丁寧にできないものか、といつもがっかりする。
カレーの具はほとんどがじゃがいもで「缶詰のフルーツが残っていたから入れた」とかでパイナップルやさくらんぼが入っていた。缶詰のさくらんぼとカレー。凄まじい組み合わせ。
なぜか、火がとおっていないリンゴも入っていた。こ、こんなのもあり、なのかい?
家の中はいつも乱雑だし、子供の世話も熱心にしているわけではない。つまり、家事全般が不得意な彼女。
我慢して口に入れていたが、ご飯の他はそんなにひどく不味いわけではなかった。
不思議だ。
こんなにテキトーなカレーがおいしいなんて・・・
私がカレーカレー粉にこだわるのはバカバカしいのかもしれない。
英国に短期帰省したインド人が買ってきてくれたカレー粉はこれ。

さまざまな言語で翻訳が付いているところを見ると、欧州の広範囲に売られている品のようだ。
ああ・・・だめだったか・・・もっとなにかインド人らしい本格的な品を期待していた私。
でも、台湾人があのテキトーさで作ったカレーがおいしかったのだから、おそらくこのカレー粉でもだいじょうぶだ!
ちなみに、写真右の瓶は在独仲間からもらった味噌。紫蘇が混ぜ込んであるご飯お共だ。甘くておいしい。

さて、台湾人にカレーをごちそうになった後に行った在住外国人女性たちの集まり。

定刻5分過ぎに到着すると、たった二人しかいなかった。
一人は主催のインゴルシュタット市の職員、もう一人は定年退職してずいぶんになる元教員のドイツ人。
数年前まではいつも10人か、それ以上の女性で賑わっていたのに最近はみなこの集まりに愛想を尽かしている。
面白くないんだ。
カップが人数分以上に用意されているところがもの悲しく感じる。


読めなくても本は面白い

2017年05月09日 | カテゴリー分けするのに飽き
読書が趣味ではないし、ましてやドイツ語の本などをまともに読むドイツ語力はない。
でも、そこに本があると何気に眺めてしまう。

伝記が少ないといわれているドイツとその周辺国の西欧州だ。しかし、また見つけた。
子供向けのマリ・キュリー伝。

たくさんの写真があって読みやすい。

欲しいと思ったのだが「あら、それ、わたしのよ」とすでに孫が何人もいそうな女性が取り上げて行ってしまった。
あ、彼女は仲良しだからだいじょうぶ。

カーマ・スートラ。
ドイツ語がびっしり詰まっているが、ページの半分はきれいな絵が。いや、どうにもこうにもこれは不可能なのではないか、と思えるものも。

ま、これは要らないから、ざっと絵を眺めて終えた。



みんな日本語大好き

2017年05月08日 | カテゴリー分けするのに飽き
地元A社勤務の知人Cさんは、数年前からシンガポールに駐在して勤務している。
彼女はそこで日本語を勉強しているとかで、ときどき日本語を使ってチャットする。

日本語で、と書いたが文字習得はまだのようで、アルファベットだ。
上から二行目の彼女の文。「はやく ですね」
6時に起床するという私にそう答えてきた。「はやい ですね」と訂正したいところだ。
あまり細かいことにこだわると、日本語を使う意欲がなくなるだろうからそのままにしておくことにした。
それにしても、6時起きってそんなに早いか?役所が朝7時に始まる西洋世界を忘れてしまったのかな。

ちょいと親しくしているドイツ人男性の名刺。

日本の文字を使っているけれど、なんだか危なっかしい。
彼自身もほんの少し日本語を話す。日本人のためにこの名刺を作ったのだろうが、そんなに日本人と接触があるわけでもない様子。
ともかく、日本や日本語に興味がある意欲に満ちているのは認めざるを得ない。

間違いや変さも受け入れて、日本語学習者を応援しなくては。

女も美人に癒されることがあるんだ。

2017年05月07日 | カテゴリー分けするのに飽き
夫は週末も事務所へ出かけるこの頃。
疲れきっている彼の表情に私も落ち込みがちだが、何とかして気分を高揚させなくてはならない。
招かれた誕生日パーティに行くことにした。
急な誘いで、プレゼントも用意できなかった。義母にケーキを頼んだら焼いてくれた。うん、同居はときどきとても便利だ!(自分で焼けって!?)
 
私自身が長いこと食べたかったバナナケーキ。いい香りが家中に漂ったけれど、残念ながら贈り物。
粉砂糖を振りかけて持参。すぐにみんなに食べられてしまった。
  
もちろん、私はおにぎりを作った。飲めない私のためにちゃんとアルコールフリービールが用意されてあった。
うん、おたがいに気を遣いあっているな。
 
すごい美人がいた。
すでに長く親しくしているMさんの新しい彼女だ。

脚を褒めたらとても喜んでいた。でも「脚を撮影させてください」とは言い出せず、隠し撮り。

私を中国人と思っていた彼女、自己紹介をすると「あら!わたし、日本大好きなの!」とちゃんとお世辞も言える。
私のおにぎりをバリバリ食べていたので、お世辞でなく本当に日本ファンのようだったが。
デュッセルドルフ出身で、日本人経営の店が多く集まる地域には頻繁に通っていたらしい。
欧州人は見かけが総じて大人びて見えるが、周囲との会話も大人びていることが多く、私は彼女を30歳くらいと思っていた。
「24歳です」
ひゃー。話すことがが老けてるぞー、と思った。

いや、派手な服装に似合わず、周囲のおじさん、おばさんたちときちんと会話できる能力に長けている。
しかし、その胸元、どうにかしてくれ。
もう、丸出しみたいな。メロンのようなおっぱいが目に付いて仕方がない。
これは隠し撮りさえままならず、撮影不能で終わった。

女同士でも美人と楽しく会話するのは、気分がよくなるものだ。見かけだけでなく中身も必要なのが男との違いかな。
Mさんとその美人彼女の車に乗せてもらって、午前零時に家に到着した。
夫はまだ帰っていなかった。
せっかく楽しい気分になったのに、家に戻ってすぐにちょいと落ち込んだ。
うーん。


男性から花束をもらう気恥ずかしさと嬉しさとその後の考察

2017年05月06日 | カテゴリー分けするのに飽き
ちょいとしたボランティア活動をしている。店番のようなことを週に数時間ほどだ。
半年もやっていると、名前は知らないけれど顔なじみの客ができてくるものだ。
その日はゴミを捨てようと、店から外に出た歩道でその男性が自転車でやってきた。
右手に花束。奥さんにお土産かな、ってチラッと思いながら挨拶をした。
「あなたにですよ!」
ひょえーっ。
考えてみると、男性から花束をもらったことは今までの人生でないかもしれない。
「花より団子」そのままの私、食べられるものを贈られた方が嬉しいから?!
通りには行き交う人々がたくさんいて、私たちのこの光景を眺めていた。うううっ、恥ずかしい。
どうして恥ずかしいのだろう?

その花束はなぜかスーパーのビニール袋で乱雑に束ねられていた。水をやるためにほどいてみると、テキトーな切り口とばらばらの長さに首をかしげた。
その辺の公園で彼が切って持って来た?
包装には無頓着なドイツ人たちだ。きれいに束ねて包装紙で包んで・・・とまではあまり思わないのかな。
たいして重要な人物でない私だから、そうだったのか。
たまたま荷物の多いその日、持ち帰るのにちょいと苦労した。車輪つきのかばんに刺してファスナーを緩く閉めた。


義母に見せると、彼女は花瓶を出してきた。
「誰にもらったの」と尋ねられたが、よく知らない男からだ、とは言い出せなかった。
彼は医師であることを自分で言っていたけれど、名前はまだ知らない。

ちょいと落ち込んだ日々が続いている。
いろいろとうまく行かないことも立て続けだし。
そんなグレーな気分を周囲に発散させていたのか?「ちょいとあのりすを励ましてやろう」と男性は花束を自宅の庭から急いで切って、その辺のビニール袋に包んで自転車飛ばしてやってきた、と勝手に想像。
誰かか気にしていてくれるという幸運。
切り花をもらう贅沢。
あまり深く考えずに、喜ぶことにしちゃおう。


石油パイプラインだと思っていた。

2017年05月05日 | カテゴリー分けするのに飽き
線路に沿って続いているこのパイプの中を石油が流れているものだと思っていた。

橋の上から両側を撮影。

柵などはないので、触ることさえ可能だ。
近隣に住む知人によると、石油精製工場でできる廃熱がこの中を通っているのだろう。
液体なのか気体なのかは明らかではないらしい。
これを近隣の大工場や事務所の暖房に使っているとか。

ちゃんと近寄って直径がどのくらいのものなのか測ってくればよかったな。
線路の大きさと比較すれば、これがどのくらいの太さか想像できるだろうか?

「中に入って事故にあっても当方は責任を負いません」とある。
日本だったら、そんな表示より有刺鉄線で入れないようにしちゃうだろう。
右側にあきらかに人が頻繁に通っていると思われる小道が出来上がっている。このパイプに触りたい欲求を抑えられる人はあまりいないだろう。
よく事故が起こらないものだと感心する。

事故と言えば、この少し先に踏切がある。そこでは頻繁に事故が起こっていると聞いた。
線路は貨物を運ぶための専用らしい。
夜中にはかなり長い時間列車が通る音がするので、この周辺に住む人たちはちょいとそれを我慢しなくてはならないそう。

近隣の物事もまだまだ知らない私。
このパイプラインはロシアまで通じていると勝手に思っていた。
ピアース・ブロスナンがボンドを演じた007シリーズに、石油パイプラインの中を彼が敵を追うシーンがあったと記憶している。
その映像の記憶とこのパイプの太さではだいぶ違うなぁ、といつも見るたびに思案していたものだ。
以後、それを考えることもなくなった。
物を知っちゃうと、想像する楽しみもなくなるかな、アハハ。


日本光電の製品が使われていることに深く感銘

2017年05月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
友人に誘われて彼女の子供の病院に付き添うことになった。
そうでもしないとお互い逢う機会がなく、疎遠になってしまうからだ。
待合室にて。9歳のL子ちゃんはお母さんの母語のスペイン語もある程度マスター。
スペイン語で話しかけるお母さんに、ドイツ語で返事をする、というよくある現象。家庭の方針、子ども自身の性格や能力により、母語習得はいろいろな様子だ。

やってきた医師に案内されて検査室へ案内された。こうしたどうでもいい仕事は医師ではなく、他のスタッフがやるものと思っていた。東京で大学病院勤務を始めた同級生も患者の案内業をやるらしい。
 
子供の診察・検査に親の友人が同行するなんて、日本ではあまりありえないだろう。いや、ある?
大らかなドイツをありがたく思うのはこういうときだ。(一度だけ、義母が入院中に見舞いに行った時、スタッフに「あなたは彼女とどんな関係ですか」と関係者以外の立ち入りを拒むような質問をされたことがあったな。人種で区別された経験かな)
小児科とは自分が子供のだった時代以来、まったく足を運んだことがない。

彼は神経科医。L子ちゃんの脚の問題を検査中。
ふと、脇にあるテーブルに置かれた分厚い冊子を見るとそこには「NIHON KOHDEN」とあった。
う?日本の会社?
パラパラとめくると(一応、気付かれないようにそうっと)目の前にある機器の取扱説明書と知った。
日本語は一文字もなかったが「NIHON」を表現する物事はやはり「日本」しかないだろう。
隣に座っている友人に「先生が使っている機器はおそらく日本の会社のものです」と言った。
彼女は「自分の国の製品がこうして世界で使われていることに誇りを持つでしょう?」と尋ねてきた。
いや、この会社とは縁もゆかりもないのだから、誇りを持つほどの物事ではない・・・・と謙遜して答えたけれど、本音を言うと、やっぱ、得意な気分だ。
外国住まいをするとこんな感覚になってくるものだ。
日本光電のますますの発展を願っている。


買い物は気分を晴らす

2017年05月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
子供服売り場で見つけたジーンズ。
「大人衣類が合わなければ、子供服で間に合わせればいいではないか」
という意見をよく聞かされたものだ。
私もここに来た当初はそれを実行したものだが、子供服は子供体型になっていて、特にシャツやブラウスはサイズがあっていてもデザインが顔と全くあわないことが多かった。
パンツ類はその時の流行のものばかりだ。脚にぴったりのものは、私が穿くと、みっともない。
そんな環境でみつけたこの品は貴重品。

短くて太いな・・・
「ストレートパンツ」と表示されていたが、何気に膝から下の部分が広がっていて、O脚気味の曲がった私の脚をカバーしてくれる。
サイズ表示によると、12歳用・・・
ちょいとガックリくるが、自分の好みと大きさを見つけることができた喜びとは比較できない。

同じ売り場でプラ・ショーツセットがあり、いつも買ってみようかやめようか悩んでいた。
その時はこのジーンズを見つけたせいで、有頂天になり、買ってみた。
ここは「試着禁止」などという表示がないのでちゃんと試してみた。うん、だいじょうぶかな?
家に帰ってちゃんと着けてみたら、ぴったりじゃーん!
ちなみにサイズ表示は13~14歳用。ブラには70Aとの表示も付いていた。

いつもとは限らないが、子供服売り場で気に入った品が見つかる可能性を見出し、今後の衣類入手を日本に頼らなくていいかも、という希望ができた。
でもね、同じ価格帯なら日本の方が質がいいからねぇ・・・