怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

66セント節約のために奔走した義父

2017年08月18日 | カテゴリー分けするのに飽き
義父が広告を指差して言った。
「これは他のスーパーより66セントも安いんだ。今日、買いに行くぞ」

必要としているのは庭ゴミ収集袋だ。これに庭木を手入れしたあとの枝葉を入れて各自治体の指定する処分場へ車で運ぶ。
確かに、下二枚の写真の大手激安スーパーの品より安い。
質を確かめるわけにいかないが、少なくとも大きさは同じようだ。



すでにウチには3袋もあるのに、これだけでは足りないのだろうなぁ。

ここ連日、毎日のように処分場へ運んでいる様子だし。(ときどきは手伝う私)

義父は広告の品を買ったつもりだったが、家に戻ってよく見ると、それは大きさの違う品だったそうな。
「広告の品」とわかりやすいように展示する日本と違い、ここで買い物をするときは充分気をつけないと違うものを手にしてしまうことがあるのだ。
義父は再び、車に乗って、15分ほど離れたそのちょいと乱雑な大型雑貨店へ急いだそうな。
その往復のガソリン代で66セントの節約は無意味になってしまっただろうなぁ。まあ、そんなことを彼に言ってはいけない!

ところで、義父の買った品の広告に写りこんでいたリスフィギュアが気になったぞ。

庭木を飾る金属製フィギュアだそうな。
ちょいと欲しくなってしまった・・・。


義母が捨てたがらなかった2品を処分した私。

2017年08月17日 | カテゴリー分けするのに飽き
義母が洗濯したての私のブラウスを手にして言った。
「この肩の破けてしまった部分は、修繕しても縫い目が目立ってしまいます。冬場にこの上にセーターを着なさい」
5,6年前に買ったここの品だ。日本で買う衣類はめったにこんな破れ方(洗濯中にこうなってしまった様子)をしないものだ。ここの衣類のレベルの低さにため息が出る。

義母の物を捨てない態度にもため息が出る。
「安く買って6年も着たものだから、もう捨ててもいいと思います」
と、一応言ってみたがやっぱり聴く耳を持っていない。
一方的にいろいろ私に言いたいことを言ってブラウスを私に渡した。
私はブラウスのボタンを外し(ボタンはいろいろ再利用するんだ!)、使い捨て掃除用の布にしてしまった。めでたし、めでたし。

「洗ったので、また来年使いなさい」と、義母に渡された・・・・

うっほー。
耳栓!航空ショーのときに無料で配られたものだ。夫がズボンのポケットに入れたままにしたのだろう。
義母が洗濯前のポケット確認で見つけたのか、一緒に洗濯してしまったのか。
前者だなっ
普通なら、捨てるだろう。いや、捨てない?これって、洗って再利用するものかい?
そんなに高価なものでもないだろうし。
もちろん、私は黙って受取り、二階に持っていてゴミ箱に捨てた。

お義母さん、ごめんよー!
でも、あなたの言うとおりにしていると、家中ボロ服とゴミだらけになってしまうかもぉ~





ハンブルクからの贈り物

2017年08月16日 | カテゴリー分けするのに飽き
ハンブルクに住む友人から小包みが届いた。
小さいながらもいやに重い。何だろう。嬉しいながらもちょいと怖く思った。

白い包装をはがすと、注射器が入っていたと思われる箱が現れた。

彼女は母国ベトナムでは薬学部を卒業した薬剤師だ。ここで薬局で働くために語学学校へ通っている。
ってことはまだ、薬局で働いていないわけで、どうしてこんな箱が使われているのか不思議。

箱の印刷を見ると、各国語で説明がされている。
さまざまな国に輸出しているグローバルな商売がされていることが明らかだ。
しかし中国語やハングルはあるのに、日本語がない。こうした品は日本輸出が難しいのだろうか。ドイツ製注射器・・・

箱の中身はこれだった。布袋、ベトナム製インスタントコーヒー。そして、紐がかけられている何やらやたら重量のある物体。
布袋は大好きだ。立派な造りではなく、こちらで数百円で手に入るペラペラの品。簡単にたたんでかばんの中で場所をとらないのがいい。

ベトナムはコーヒーの産地でもある。おいしいだろうと期待して飲んだら、本当においしかった。
ドイツのものよりおいしいと思うのは、アジア人の繊細な味覚に合わせてあるからだろうと思う。
 
袋の端にはハラールマークが印刷されていた。
ベトナムには6,7万人のイスラム教徒がいるらしいから、彼らのためのものなのか。
ドイツにはそれを上回る数のイスラム教徒がいるのに、ドイツ産の食品にハラールマークが付いているのをまだ見たことが無い。ベジタリアンやビーガンのための食品は特別なマークを作って印刷しているのにねぇ。
日本はイスラム教徒の旅行者のためにせっせとハラールレストランや祈祷所を作って迎えているだろう。
ドイツの商売っ気の無さを、このコーヒー袋で考えてしまった。

重い物体の正体はこれだった。
もち米の中に肉が入っていた。粽のベトナム版のようなものか。
密閉されていたわけでもなく、クール宅急便(そんなのドイツに無いだろうが)で送られてきたわけでもないので少々怖かった、が、食べた。
うわー、旨い!!
この三品の贈り物にとても喜んだ私、ああ、幸せ。
失業中の彼女、いい仕事が見つかることを願っている。









絶賛された義母ケーキ

2017年08月15日 | カテゴリー分けするのに飽き
二週間ほど前に焼いたケーキ。(もちろん義母が)

缶詰の桃を使っていた。

こうしたクリームを使わないケーキは簡単だがあまり私たち家族には人気が無い。
生クリームを添えて食べなければならないほどバサバサ感が強く、また、義母は日本の常識の倍くらいの砂糖を入れるのでひどく甘い。(義母はレシピの半分しか砂糖を使っていない、と言うのだけれど)

それと比較すると、かなり手間のかかるこういったケーキはおいしい。

スポンジ台を焼き、庭に材料を採取しに行き、ゼラチンを溶かしてヨーグルトを混ぜ・・・という面倒な作業がある。

クリーム部分の紫と、黒い点々の材料はこれ。ブラックベリー。
 
何キロも採れる。義母は冷凍保存をするが、その大方はジュースに加工されてしまう。
生食したりこんな風にケーキになるのはまれだ。

そういうわけで、貴重なブラックベリークリームケーキはあっという間に平らげられてしまった。
上の缶詰桃ケーキはなくなるまで数日要したぞ。


休暇旅行中の仲間たち

2017年08月14日 | カテゴリー分けするのに飽き
ドイツの大方の人々が一週間から3,4週間の休暇を取る八月。
例外はウチの夫くらいだろうな。年中無休。「休暇旅行は今後の人生ありません」と宣言されてしまったものね。
知人、友人たちからは次々と帰省・旅先からの写真が送られてくる。

バルカン半島某国出身のT子さんから。「弟の家」と書いてきたが、どう見てもホテルなんだけど・・・
ホテルを経営している弟さんなのかしら。

母国の親族は庭にプールがある生活をしているのに、彼女一家は外国に働きに出なければならないほど収入が無いのか。
移民・難民の人々は謎が多い。


近所に住んでいるアルゼンチン人からはブエノスアイレスでの一枚。

背景が大都会。
「母国での子育ては誘拐の危険が高すぎて考えられない」と言っていたものだ。
そこに子連れで帰省する勇気。

ギリシャの海。

難民問題の前にはギリシャが大きく取り上げられていたものだが、いったいあれからどうなったのだろう。
それにしても透き通ったきれいな水だ!行ってみたいものだ・・・。


近所の台湾人友人のお姉さんは日本に嫁いでいる。そこに頻繁にドイツ人のダンナと泊まりに行く彼女。
後ろの戸が日本を感じるぞ。冷房のよく効いた台所なのだろうな。


スペイン人からは山での様子。


アフガニスタン人難民女性からの写真はお菓子。
一度ごちそうになったことがある。とてもおいしい。

彼女が実家に帰省するのは数年先だろう。長期滞在許可が下りているアフガニスタン人難民の中には、母国に帰省する人もいる。凄い。爆撃などの死を覚悟で行くのだそうな。(最近は「その話、本当なのか」と思うことも)

そういうわけで、うらやましい写真を紹介してみた。

入院生活もケーキまみれかっ

2017年08月13日 | カテゴリー分けするのに飽き
友人が虫垂炎手術のために入院した。

こじんまりとした病院で、多くのここ周辺の人々が入院するいつもの大病院より落ち着いた雰囲気だった。
二人部屋の隣のベッドは空いていて、ビニールシートがかかっていた。
新約聖書があった。日本でもホテルなどに聖書が置かれていることがあった覚えがある。
布教のためか、人気書籍のためか。
そのうちドイツではコーランも置かれることとなるだろう!

その隣には・・・コーヒーとケーキ販売の宣伝。
入院生活でも、ケーキを食べるのはやめられないドイツの人々!
コーヒーは1ユーロ、ケーキは1.50ユーロ、と格安。ちょいと試してみたい衝動に駆られるぞ。

病室のベランダから見下ろした風景。
平らな土地が多いドイツならではの広々とした光景だ。右端に見える小屋のようなものをズームで撮影すると・・・

喫煙場所だった。入院してもタバコはやめられないドイツの人々!
ケーキとたばこはやめられないっ。

彼女にはお見舞いの品に巻き寿司を持って行った。
一緒にいた家族が大喜びしていた。本人は食欲ないのかな、と思っていたら・・・

チョコレートを私にくれた。
「甘いものは幸せな気分にするよねぇ」と笑いあった。
入院してもチョコレートはやめられない彼女!
何事も我慢は禁物、ドイツ生活。




街路樹整備は女子仕事

2017年08月04日 | カテゴリー分けするのに飽き
公道の樹木の整備をする女性たちを数度にわたって見かけてきた。
こうした仕事は男性がするもの、という固定観念以外に、彼女らの軽装姿に興味を惹かれるんだ。
 
暑いので、できるだけ薄着でこうした肉体労働をするのが効率的、と彼女らは考えるのだろうか。

魅力的な肢体を披露するため、にもみえてしまう。確かにかっこいい。
でも、袖が無く、手袋もしないのは危ないのでは。
切った枝が飛んできて目に当たる可能性だってあるだろう。防御めがねを勧めたい。
日焼けにも怪我にも配慮しない服装だけれど、彼女らが仕事すると全く差し障り無いのだろうな。
もしかしたら、そういう可能性が高いのは日本人だけなのかもしれない・・・と予想。



キム・ワイルドを知った。

2017年08月03日 | カテゴリー分けするのに飽き
夫に付き添ってコンサートを二日間にわたりはしごした。
彼の好きなのはこれ、キム・ワイルド。私には縁のなかった分野。
 
野外コンサートで、舞台の前30メートルほどの立ち席以外はピクニックシートを敷いたり、持参したテーブルや椅子を使って鑑賞している人々もいた。
夫は最前列に近い位置を数時間前から陣取っていた。

非常に気温の高い日々が続く南ドイツ。この二日間も関東周辺の夏並みだった。
観客の年齢層は高く「中年のためのロックコンサート」と題したかったくらいだ。
 
この名前入りシャツを着た女性など、演奏中ずっと跳ねたり曲に合わせて腕を振り回していた。恐るべし、ファン体力。
私はほとんどフラフラで、ときどき地面に座り込んでしまっていた。心配した周囲が私を抱き起こしたりするもんだから、座り込むことすら許されないと覚悟を決めたものだ。

前座のこの彼女の歌が非常に上手かった。すでに人気ある歌手なのだろうか。
顔も日本人ウケしやすい「可愛い」タイプだ。
 
2000年頃の夏にドイツを旅したとき、一般女性たちの袖の無い脇の下から、濛々と生えているのを観察して驚いたものだ。
こちらに移住してきてから、あまりそのことを気にしていなかった。
街中に「ムダ毛処理」を謳う店があって、変だな、とは思っていた。気にしない彼女らだと勝手に思っていたからだ。
先日、在独日本人仲間とその毛をテーマに話し合った。
確実に、ドイツ人女性たちもわきの下をきれいにするようになってきているようだ。

これが証明。
大昔は、たとえ人気歌手でも堂々と生やしていた、と読んだことがある。

話があらぬ方向へ行ってしまった。



また木を切り倒す

2017年08月02日 | カテゴリー分けするのに飽き
連日の激務で(最近、忙しい私。週末は夫とコンサートのはしごをした)今日は朝8時に目覚めた。早起きが自慢の私には恥ずかしい。
何やら外ではすでにモーター音がしていてうるさい。
窓からのぞくと、義父が大木を切り倒して始末しているところだった。

この光景は、以前にも記事にしたなぁ、と検索したら2008年12月にあった。「クリスマスの準備」
4,5年前だったかな、と思っていたのに9年前にもなるのねぇ。

近づいて撮影したら、義父はご機嫌斜め。土の匂いを嗅いだ後、早々に退散した私。
こうした作業をしているとき、うっかり義父に声をかけようものなら怒鳴られるので用心。

冬場の暖房燃料にもなる部分と、こうしたゴミを引き受ける場所に運ぶ部分がある。

ひどく暑い日々が続くドイツだ。
義父も以前より体力を消耗している様子だった。

2008年も手伝わなかったが今も手伝っていない。
このまま庭に関する仕事は夫も私も全く学ぶことがないだろう。
いったい、将来どうするのだろう・・・

夏休みは日本映画で。

2017年08月01日 | カテゴリー分けするのに飽き
映画館の前を通りがかったら、公開予定の広告が目に飛び込んできた。

ややっ、日本文字がっ

日本では1年前に公開された作品だそうな。漫画が原作で、珍しく実写版がよくできているそうな。

この写真だけ見ても、私には理解不能かなぁ、とちょいと引いてしまう。あらすじをネットで読んだら、うん、無理かも。
しかし、こうやってドイツで日本人の写真を見ると本当に私たちは小さいなぁ、と感動。

もし、夫が観たい、と言ったらいっしょに見に行ってみようと思う。
ドイツ語に吹き替えされているだろうなぁ、残念。

これは観ないな・・・

自動車ばかりでなく、こうした物も輸出して稼ぐようになっている日本。

いいことだっ