昔、悪友と3人で高井神島にメバル釣りに行った時の話。
定期船の魚島丸でお昼頃に島に着き、早速釣り場を偵察したところ、2人は離れ岩
で一晩挑戦したいと言う。
見れば、岩の天辺の割れ目に“鷹の爪”がくっついて居て、風が強い時にはこの岩
が波を被る事を意味しているので、私が「止めた方が良い!」と止めたが、どうし
ても言う事を聞かない。
止むを得ず別れて釣ったが、運悪く夜半から風が強くなり大きな波が打ち寄せるよ
うになってしまった。
こちらは波止場で釣っているので何の危険も無いが、時折ランプの明かりが見える
ものの離れ岩の2人が気になって仕方が無い。
やがて潮が引いて来たので、様子を見に行くとこちらに帰って来る2人に出会った。
話を聞いてみると、
「岩の上まで波が押し寄せるようになったので、リュックサックやクーラーをビニ
ール袋に詰めて海に浮かべ、2人は竿を手に抱き合うように何時間かを過ごした」
と言う。
「釣果は?」と尋ねると、「クーラー満タンだ!」と満足げな返事が返ってきた。
やがてラーメンを食べ終わり、身体が温まったのと安心したのとで、足が濡れたま
ま冬の季節風の吹く中を道路の上で寝てしまった。
幸い私も「何でそんな危険な所で釣るのを止めなっかのか!」と責められる事にも
ならずに済んだ。
あのホモちゃん達も今や可愛い孫を持つお爺ちゃんになったが、今になって考えて
みると随分危ない事をやっていたものだ!
定期船の魚島丸でお昼頃に島に着き、早速釣り場を偵察したところ、2人は離れ岩
で一晩挑戦したいと言う。
見れば、岩の天辺の割れ目に“鷹の爪”がくっついて居て、風が強い時にはこの岩
が波を被る事を意味しているので、私が「止めた方が良い!」と止めたが、どうし
ても言う事を聞かない。
止むを得ず別れて釣ったが、運悪く夜半から風が強くなり大きな波が打ち寄せるよ
うになってしまった。
こちらは波止場で釣っているので何の危険も無いが、時折ランプの明かりが見える
ものの離れ岩の2人が気になって仕方が無い。
やがて潮が引いて来たので、様子を見に行くとこちらに帰って来る2人に出会った。
話を聞いてみると、
「岩の上まで波が押し寄せるようになったので、リュックサックやクーラーをビニ
ール袋に詰めて海に浮かべ、2人は竿を手に抱き合うように何時間かを過ごした」
と言う。
「釣果は?」と尋ねると、「クーラー満タンだ!」と満足げな返事が返ってきた。
やがてラーメンを食べ終わり、身体が温まったのと安心したのとで、足が濡れたま
ま冬の季節風の吹く中を道路の上で寝てしまった。
幸い私も「何でそんな危険な所で釣るのを止めなっかのか!」と責められる事にも
ならずに済んだ。
あのホモちゃん達も今や可愛い孫を持つお爺ちゃんになったが、今になって考えて
みると随分危ない事をやっていたものだ!