里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ホモ(?)達のメバル釣り

2008年02月10日 | 釣 り
昔、悪友と3人で高井神島にメバル釣りに行った時の話。

定期船の魚島丸でお昼頃に島に着き、早速釣り場を偵察したところ、2人は離れ岩
で一晩挑戦したいと言う。
見れば、岩の天辺の割れ目に“鷹の爪”がくっついて居て、風が強い時にはこの岩
が波を被る事を意味しているので、私が「止めた方が良い!」と止めたが、どうし
ても言う事を聞かない。

止むを得ず別れて釣ったが、運悪く夜半から風が強くなり大きな波が打ち寄せるよ
うになってしまった。 
こちらは波止場で釣っているので何の危険も無いが、時折ランプの明かりが見える
ものの離れ岩の2人が気になって仕方が無い。
やがて潮が引いて来たので、様子を見に行くとこちらに帰って来る2人に出会った。

話を聞いてみると、
「岩の上まで波が押し寄せるようになったので、リュックサックやクーラーをビニ
 ール袋に詰めて海に浮かべ、2人は竿を手に抱き合うように何時間かを過ごした」
と言う。
「釣果は?」と尋ねると、「クーラー満タンだ!」と満足げな返事が返ってきた。
やがてラーメンを食べ終わり、身体が温まったのと安心したのとで、足が濡れたま
ま冬の季節風の吹く中を道路の上で寝てしまった。

幸い私も「何でそんな危険な所で釣るのを止めなっかのか!」と責められる事にも
ならずに済んだ。
あのホモちゃん達も今や可愛い孫を持つお爺ちゃんになったが、今になって考えて
みると随分危ない事をやっていたものだ!