里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

中国人(その2)

2008年02月24日 | 世 相
私の家の近くに住むA氏も、日本に留学経験のある中国人と貿易会社を共同出資
で設立する事になり、1400万円を託したと言う。
ところがこの中国人、貿易会社は起こさず今はキャバレーを経営しているそうだ。
しかしこのA氏、温厚な人柄で今でもその中国人を信用していて、
「中国を訪ねると、“日本のお父さん”と呼んで親切にもてなしてくれる」
と喜んでいる。

先日、そのA氏が「中国土産(磁器の骨董品)が届いたから見てくれ!」
と言うので見学に行った。
何でも、国立博物館の見学に連れて行って貰って、博物館を建て替える為と称して
売っていた物を何百万も払って買ったらしい。
見ると、陳列棚の中に十数点高価らしい物が並んでいるが、素養の無い私などはい
くら見てもその価値は分からず、「凄いですね!」とお茶を濁して帰った。

後日その事を出入りの造園業のオーナーに話したところ、
「私も営業や遊びでよく行くが、確かに国(博物館)がそのような商売をしている」
「文化大革命で没収したものを売っているのだが、中には高価なものもある」
「大部分は定価の十分の一くらいの価値しかなく、値切れば相当安くなる」
「しかし、ちゃんと送ってきたのは良心的だ」「金だけ取って送ってこない事もあ
 るし、中国の税関で没収という事もある」
と言う。

「エッ!それって国を挙げての詐欺と言う事!」と尋ねると、「そうです!」と言う。
ヤレ! ヤレ! とんでも無い国があったものだ! お人よしの日本人を騙すのは
チョロイという事らしい!