里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

笠岡諸島の話題

2008年02月15日 | 野外講座
昨日、真鍋島で今年初めての山野草講座が開かれ、お天気も最高で50名を超える
参加者があり盛況であった。

(笠岡諸島の地図、電脳真鍋島新聞より引用)


先ず着いたのが笠岡港。
 
ここからよく遊漁船を仕立てて、東は瀬戸大橋でニベを釣り、白石島周辺ではタイ、
カサゴ、キス、ベラ、グチを釣り、南の真鍋島ではアイナメを釣ったものだが、行
きつけの漁師が廃業してしまい、とんとご無沙汰している。
ここから高速船に乗り、白石島、北木島を経由して真鍋島へ向かう。
漁船(黄旗と青旗の2漁協がある)笠岡港

笠岡港から狭い水道を抜け神島大橋をくぐると、カブトガニ博物館が見えて来る。
そこで、高速船のつくる大きな波をボンヤリ見ていて、ふと先日のTVの推理ドラ
マを思い出した。 
高速船の船尾に出来る波は高速船の勢いで僅かに前方に押しやられ、その後ろにつ
いて行くと遅い船でも倍近くの速度に上げられると言う。
ドラマではこれを利用してアリバイを作ったと言う設定になっていたが、よく見る
と確かに頷けるような波の動きだ。 良く考えたものだ!
神島大橋(左:神島、右:笠岡)カブトガニ博物館

やがて白石島と沖の灯台が見えて来る。
最も良く釣りに来た場所で、今日も数隻の釣り船が出ていて、浮気の虫がくすぐら
れて困ってしまった。

白石島と言えば良く家族を連れて海水浴に来た島で、今でも鮮烈な記憶が残っている。 
それは海水浴を終えてシャワーを浴びる為にドアのノブを引っ張った時の事だ。
僅かに開くのだがそれ以上は開かない。 グッと引くと何と内側のノブに両手でぶ
ら下がったスラリとした姿態のうら若きビーナスが出て来るではないか!
びっくりしたの何の、相手はもっとびっくりして慌てて胸と下の方を隠す始末で、その
艶かしい事と言ったら無かった! 
お陰で帰りの船の中ではお嬢さんを直視する事も出来ず、家族にも何だか後ろめた
い感じがして困ったものだ。 どうもあの時は大変失礼しました!!
白石島と沖の灯台沖の灯台

次に見えて来るのは北木島だ。
古くは大阪城の石垣用に御影石を掘り出した島で、今でも多くの石材工場がある。

北木島を出航すると、いよいよ目的地の真鍋島だ。 南にはスイセンが自生するので有名な六島も見える。
この二つの島では多くの映画のロケが行われたそうだ。
・真鍋島は、「瀬戸内少年野球団」「渋滞」などのほか、金田一耕助シリーズの  「悪霊島」の舞台になり、
・六島は、金田一耕助シリーズの「獄門島」の舞台になったと言う。
横溝正史さんの映画が多いのは、彼が終戦直前から3年半岡山県へ引っ越して居た
為で、この他にも岡山県では、八つ墓村(成羽町、広兼邸)、犬神家の一族(倉敷
市、 野崎家旧宅)、など多くの作品のロケが行われたそうだ。
北木島の石材工場真鍋島西端と南の六島