昨日の朝日新聞1面に載っていた見出しだ。
読んでみると、
今迄大規模林道の建設をして来た「独立行政法人・緑資源機構」が廃止されて工事
が各道県に移管される事が決まっているが、各道県が建設を続けるかどうかの重要
な判断材料となる“費用対効果分析の元データ”を林野庁が廃棄してしまい、各道
県がどう対処すべきか非常に困っているのだと言う。
昨今、国・地方共に借金まみれの中で行われる道路建設には投資効率が厳しく求め
られ、投資効果を投資費用(建設事業費や維持管理費)で割った値(投資効率)が
1以上でなければ建設が認められない。
ところが多分投資効果が相当低かったので、例によってその都合の悪い計算データ
を廃棄してしまったものらしい。 厚労省などでもよくやる常套手段だ!
現在中国地方でも、中国山地を岡山県から山口県へ横断する幹線林道と、鳥取県か
ら山口県へ横断する幹線林道の二つが建設中だが、如何せん山中で人通りも無く、
その上に接続が悪い短い道が点々と続いていて便利も悪いらしい。
私もこの幹線林道を通った事があるが、上下合わせて2車線の立派な舗装道路で、
通る人も無く貸し切り状態であった。
この他にも、農水省が造っている“農免道路”や“広域農道”という道路もある。
正式には、
“農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業”、“広域営農団地農道整備事業”と
いう大変長ったらしい名前で、いずれも農業の為の立派な道路だ。
確かに、林業と言い農業と言い道路は必要である事は言うまでも無いが、果たして
ここまで立派な道路が必要なのかどうかも考える必要がある。
この国の林業・農業・水産業の荒廃と合わせて難しい答えが求められている!
大規模林道
正式名称は「緑資源幹線林道」。
独立行政法人・緑資源機構(旧森林開発公団)が1973年から全国7ヶ所(17道県)
の森林地帯で建設を進めて来た幹線林道。
現在の計画は、全国32路線の総延長2025km、総事業費約9389億円で、その内の
約65%に当たる1312kmが完成しているが、15道県に工事区間が残っている。
読んでみると、
今迄大規模林道の建設をして来た「独立行政法人・緑資源機構」が廃止されて工事
が各道県に移管される事が決まっているが、各道県が建設を続けるかどうかの重要
な判断材料となる“費用対効果分析の元データ”を林野庁が廃棄してしまい、各道
県がどう対処すべきか非常に困っているのだと言う。
昨今、国・地方共に借金まみれの中で行われる道路建設には投資効率が厳しく求め
られ、投資効果を投資費用(建設事業費や維持管理費)で割った値(投資効率)が
1以上でなければ建設が認められない。
ところが多分投資効果が相当低かったので、例によってその都合の悪い計算データ
を廃棄してしまったものらしい。 厚労省などでもよくやる常套手段だ!
現在中国地方でも、中国山地を岡山県から山口県へ横断する幹線林道と、鳥取県か
ら山口県へ横断する幹線林道の二つが建設中だが、如何せん山中で人通りも無く、
その上に接続が悪い短い道が点々と続いていて便利も悪いらしい。
私もこの幹線林道を通った事があるが、上下合わせて2車線の立派な舗装道路で、
通る人も無く貸し切り状態であった。
<![]() | <![]() |
福田頭西の林道標識(→道路) | 白滝山北の林道標識(→道路) |
この他にも、農水省が造っている“農免道路”や“広域農道”という道路もある。
正式には、
“農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業”、“広域営農団地農道整備事業”と
いう大変長ったらしい名前で、いずれも農業の為の立派な道路だ。
確かに、林業と言い農業と言い道路は必要である事は言うまでも無いが、果たして
ここまで立派な道路が必要なのかどうかも考える必要がある。
この国の林業・農業・水産業の荒廃と合わせて難しい答えが求められている!
大規模林道
正式名称は「緑資源幹線林道」。
独立行政法人・緑資源機構(旧森林開発公団)が1973年から全国7ヶ所(17道県)
の森林地帯で建設を進めて来た幹線林道。
現在の計画は、全国32路線の総延長2025km、総事業費約9389億円で、その内の
約65%に当たる1312kmが完成しているが、15道県に工事区間が残っている。