雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

無能の人

2006-03-28 | 雑記
 無能の人など、果たしてこの世にいるのだろうか?自分を無能だと思っている人、他人から無能だと思われている人、確かにそういう人たちは沢山いるであろう。しかし、本当にそれは無能の人なのであろうか?
 少なくとも私の周りには無能の人らしき人物は見当たらない。みなそれぞれ、生きていること自体、素晴らしい。その上、モノを考え、話し、読み、書き、唄い、泣き、笑い、怒り、喜び、腹が減り、飯を食い、糞をして、寝て、起きて、誰かを好きになり、誰かを憎み、嫉妬し、妬み、あくびして、屁をこいて、セックスして、オナニーして、昂揚して、落ち込んで、まだまだ、まだまだ、自分に絡まり、世の中に絡まってゆく。
 生きる気力を失った人、働く意思が湧かない人、もうどうでもいいやっ!と思っている人、そういう人たちは、もしかすると自他ともに無能の人と思われるかもしれないが、そんなこともないのではないか?
 行き詰ったら、河原に出て石でも売ってみるといい。そのうちに自分のこいた屁の臭いに、笑える日がくるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする