雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

オカン・・・2

2007-01-14 | 雑記
 ウチの親父は若い頃の不摂生のせいで永いこと入院生活をしている。もうかれこれ十五年以上だ。
 親父は、確か今年で七十三になるはず。

 そんな親父が、去年の秋ごろ病院で転倒して骨折。それを機に、暮れに別の病院へ移る事となった。
 慣れない病院で不安だからだろうか?ほぼ毎日、オカンに顔を出してくれとせがんでいる・・・親父は確か、今年で七十三・・・。

 病院はオカンの家から車で三十分かそこらかかる。ほぼ毎日見舞いに行くにはかなりの距離だ。
 そのおかげでオカンは僕に会うと必ず親父の愚痴をこぼす。

 よし、それならちょっと気分転換に昼飯でも一緒に食いに行くか!

 と、つい先日誘ったのだが、そのときに店へ向かう車の中でのお話。

 
 たまにしか会わないのでオカンは車中、たわいない話をずっと喋り続ける。僕はおざなりに「ふ~ん」とか「へ~」とか適当に相槌をうっていた。
 そして、オカンはドンドン話題を変えてゆく。その流れで、まったく自然に、その話題に変わったのだが・・・

オカン「そうそう、お父さんの隣のオッサン、カーテンも閉めずに平気でオシッコするげんよ」
(病室は六人部屋で、各ベッド脇に洋式便器が取り付けられている)

僕「ふ~ん」

オカン「そんで、オシッコし終わったら、突然『オナニー』しだすんやよ!」

僕「ふ~・・・ハァ!?」

 オ、オナニーって言いました?き、聞き間違いかな?い、今、オナニーって・・・言ったよな・・・。

オカン「もぅ、びっくりしたわ~」

 って、オレがびっくりだよ!オマエの言動になっ!

 しかし、僕はなんとか冷静さを取り繕い、
「げ、元気やなぁ・・・」(隣のオッサン、よくは憶えてないけど、六十は確実に過ぎてると思う)
 と、それくらいしか、返す言葉がありませんでした。

オカン「信じれんやろ~」

 いや、だから、アナタの口からその言葉を聞いた僕の耳が信じられないよ・・・。

オカン「そんで終わったら気持ち良さそうに、いびきかいて寝るんやよ」

 はわわわわ・・・マスかいて、いびきかく、っとな!普段の僕ならこれくらいの軽口は叩くであろう、が。

僕「おっ・・つ、着いたぞ・・。結構、空いとるなぁ・・・よかった・・・」

 間をおかずに目的の店に到着したので、その話はそれまで、ってカンジで、ふぅ~っ、助かったぁ・・・。


 と、いうワケで、流石の僕も、オカン相手に『オナニー談議』に華を咲かせられるほど根性は据わっていない、という、お話でした・・・。

 ふぅ~っっっ。やれやれ・・・。
コメント (4)
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