セカンド・サイト

　ぷりさんオススメ、中野順一氏の『セカンド・サイト』を読みました。

　とにかく、最後まで緊張感があったので飽きずに読めました。
　
　んがっ、とくに驚愕の真相やら、ラストのどんでん返しなどがなかったのが、私としては、ちと、物足りない感が・・・。

　ま、まぁね、そう、しょっちゅうしょっちゅう驚愕やらどんでん返しやらを望んでもね、しょうがない。心臓にも負担がかかるし・・・。
　これはミステリ（推理小説）っていうより、サスペンスっぽいのかしら？横山秀夫とか野沢尚みたいな？そんなカンジですかね。

　いや、でもね、話の進み具合は良いんですよ。引き込まれます。
　んがっ、途中で『ヴィジョン』なる能力とか出てきたときはどうしようかと思っちゃいましたけど・・・ま、まぁ、ガンダムで言うところの『ニュータイプ』みたいなもんか？（いや、ちょっと違うか？かなり違うか・・・？）

　この作品は第２０回サントリーミステリー大賞受賞作ということですが、中野氏、これが処女作なのかな？だとしたら、今後の作品などは充分に期待できると思います。うんうん。（一体、オレは何様だ？）

　いや、でも、いままで『サントリーミステリー大賞』の作品って今まで読んだことがなかったので、今回、いいキッカケになりましたよ。他の受賞作も探して読んでみよう、ってね。

『サントリーミステリー大賞』侮るべからず、ってカンジです。

　いや、「侮る（あなどる）」って云っても『アナルアイドル』略して『アナドル』とかではないですよ。
　ハイ、当然ですね。ハイ、とっとと消えときます・・・・。