まどろむベイビーキッス

　焼魚さんオススメ、小川勝己氏の『まどろむベイビーキッス』を読みました。

　いやーぁ、おもしろかったです。

　なんていうんですか？こういう『パラノイア系』の話は、私、大好きです。

　貴志祐介の『黒い家』や荒木飛呂彦の『ジョジョの奇妙な冒険』（とくに第４部）それに江戸川乱歩。
　乱歩なんて、その本人がパラノイアみたいもんですからねぇ。（←いや、尊敬してますよ。マジで）

　やっぱね、死霊だとか、怨念だとか、意味不明な恐怖よりも、生きてる人間の狂気、もしくは想い、などのほうがよっぽど怖いってことなんですよねぇ。

　すぐ隣で起こっているかも？いつ自分の身に降りかかってもおかしくはない出来事。
　そんな恐れを感じさせる一冊でした。


　そして、なにより、『まどろむベイビーキッス』＝『MAD-ROM/Baby KIsses』という題名に、座布団５枚、進呈したいです。