雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

M

2008-08-07 | 映画
 特に意図しているわけではないが、『サッド ヴァケイション』『ハリヨの夏』と、最近立て続けに『高良健吾』の出ている映画を観てしまっている。

 今作も、まったくそんな意図はなく、むしろ大森南朋が出てるからというだけで借りてきたのだが、これがまた、大森南朋よりも高良健吾のほうが出番が多かったという・・・。

 内容的には、まぁ、『ヴァイブレータ』や『ラマン』の廣木隆一監督らしいなぁ、というエロさが滲み出ていて良かったですが、出来ればもう少し『美元』のセックスシーンが見たかったな・・・と。


 いや、まぁ、それはさておき、その他のキャストに田口トモロヲや木下ほうか、それに、なすび等も出演していて、けっこう嬉しかったです。

 あと、出番は少ないけど準主役の大森南朋がラストでキャッチボールするシーンがあるんですが、思わず『キャッチボール屋』を思い出してしまうのは私だけではないはずです。
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鬼流殺生祭/貫井 徳郎

2008-08-07 | 小説
≪維新の騒擾燻る帝都東京の武家屋敷で青年軍人が殺された。被害者の友人で公家の三男坊九条惟親は事件解決を依頼されるが、容疑者、動機、殺害方法、全て不明。調査が進むほどに謎は更なる謎を呼ぶ。困惑した九条は博学の変人朱芳慶尚に助言を求めるが…。卓抜な構成と精妙な描写で圧倒する傑作本格ミステリ。≫

 怪しげな一族、奇妙な密室状態での殺人、そして不穏な歴史に隠された殺人動機。
 これでもか、っていうほどの昔チックな本格推理(探偵)小説でした。

 時代設定が三百年続いた徳川幕府が滅び、戊辰戦争の名残が未だ燻っている『明詞(めいじ)七年』とかなりの古さを呈しているので、もしや読みづらいかな?とも思ったけれど、そんなに時代がかっているワケでもなく、まぁ、この時代設定じゃなければこんな事件は名探偵が出る幕もなく警察の力で解決できてしまうから・・・そんな具合だもんで、取り立てて読みづらさもなく、古き良き時代の探偵小説を楽しめました。

 たぶん横溝正史あたりが書くと、もっと複雑で猥褻な感じに仕上がるだろうけど、それを現代人にも読みやすく、解かりやすく書いてくれた貫井徳郎、そういった趣きの一冊でした。

 久しぶりにストレートなミステリを読めて、けっこう満足しています。
コメント (2)
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