むーーーーん……。
いや、久しぶりに読むのがツライな、と感じた本でした。
小説で「魔法」やら「異世界」やらなんやらってのは、どうも苦手なんです。漫画なら大丈夫なんだけど……想像力が足りないのかしらん?
なんか、主人公が小学五年生の女の子だとか、従者がハツカネズミだとか、もう「こりゃキッツイなー」って場面やセリフが多々あり、ホント、集中力を保つのが大変でした。
これ、宮部みゆきだから最後まで読んだけど、ワケのワカラン新人作家とかだったら上巻三分の一くらいで放り出してます。
でも、こういうファンタジーものが好きな人には良い作品なのでは、と思います。なんせ宮部みゆきなんだから、たぶん……。
≪森崎友理子は小学五年生。ある日、中学二年生の兄・大樹がクラス
メートを殺傷し、姿を消すという衝撃的な事件が起きた。事件から
十日ほど経った時、友理子は兄の部屋で不思議な声を聞く。
「君のお兄さんは“英雄”に魅入られてしまったのだ」
本棚の奥の見慣れぬ書物が、友理子にささやいているのだった。
書物に導かれ、兄を救い出す旅へ出る友理子。すべての物語が生まれ、
回帰してゆく<無名の地>と呼ばれる場所で、友理子は、世界の根
源というべき、おそるべき光景を目にする――
『ブレイブストーリー』から6年、宮部みゆきのファンタジー最新作。≫
腐女子高生か……うん、ま、アリだな。