雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

good job

2006-04-08 | 雑記
 夕方、スーパーでとても美味そうな刺身盛り合わせを見つけた。が、1000円という値段にしばしその場で考えあぐねいていた。
 すると、そこの魚屋のアンちゃんがスルスルと仕事場から出てきて『200円引き』のシールをその刺身盛りに惜しげもなく貼っていった。私の眼は驚いたときの猫の眼のようになり、その後も他の商品に割引シールをペタペタ貼りまくるアンちゃんの後姿を猫眼で追いつつ「グッジョブ!」と心の中で囁きながら800円になった刺身盛りを手にとってレジに向かった。

 いやぁ、美味かった。じつに美味かった。これなら1000円でも損はないな、などと戯言をぬかしながら、上機嫌で厚切りの鰆を口に放り込んだ次第である。 
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ウォシュレット

2006-04-07 | 雑記
今日、風呂場で屁をこいた。全身くまなく洗い終えた末のことであった。
うちはマンションなので窓などがなく、密室状態だ。軽い反響音と共に臭いが立ちこめた。
以前、私は「自分のこいた屁のニオイに笑える日がくるだろう」と書いたことがあるが、とてもじゃないが笑えない。
早々に風呂場から退散しようと思ったが、何となく、決まりが悪い感じがして、肛門にシャワーを浴びせて上がった。
そういえば、私はまだウォシュレットというヤツを使ったことがない。
そろそろキレの悪くなる年頃なので、早めにウォシュレットデビューしてみようか、と、いう気になった。
そんなことを思ったら、少し、笑えた。

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ナイフ

2006-04-06 | 小説
 つい先程、重松清氏の『ナイフ』を読み終えた。そのため今日は他に書きたいことがあったのだが、急遽変更して『ナイフ』のことを書きたいと思う。

 ハッキリ言って重松清はクサい。いや、加齢臭ではない。話がクサいのだ。もう、読んでて照れ臭くなるくらいクサい。しかし、村上春樹のような鼻につくクサさと違って(誤解のないように。私は村上春樹氏も、タマニハ好きだ)そのクサさが心地よいのだ。
 この『ナイフ』は「いじめ」について焦点をあてて書かれている短編集である。前半のほうでは、自分のことをどこか一歩置いたふうな子供の意見や、やるせない父親や戸惑う母親などの姿が書かれている。
 その中で私がもっとも心に響いた(クサいな)のは四話目の『エビスくん』である。ここでこの話の内容をどうこう言うつもりはないが、泣ける。
 その後の『ビタースィート・ホーム』も秀逸である。
 そして今回、私のとっておきの話を差し置いてまで、この『ナイフ』について書かせたのは『文庫版のためのあとがき』である。
 どうも私は「あとがきマニア」なのか?それとも氏が本編よりもイイあとがきを書いてしまうせいなのか?それは判らないし、どちらでもいいことだが、ともかく本編内『エビスくん』、そして『文庫版のためのあとがき』、これを読まない手はないのではないか?と私は思う。
 まだ熱を帯びているせいでメチャクチャな文であるが、それほど凄い作品である、ということが伝われば幸いである。 
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ツバメ

2006-04-05 | 雑記
 仕事場にツバメが戻ってきた。
 颯爽と低空を飛行し、虫や何かを素早く捕らえる姿を見ながら、あれは去年の夏、「ピィピィピィピー」切ないくらいやかましく親鳥に餌を催促していた雛なんだろうなぁ、などと思い
「あっらぁ、おっきなってぇ~」と近所のオバチャンみたいなことを呟いてしまっていた。
 今日は『清明』。着実に季節は巡り、命は受け継がれている。 
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我が良き友よ

2006-04-04 | 友人
バンドを始めたのは十六の時だった。
キッカケは幼友達Dの
「バンドやろうゼ!」の一言だった。
日々の退屈を持て余し、やり場のない鬱屈をあてどなくまき散らしていた僕たちは、一も二もなく
「おおっ!」と叫んだ。

あれから十六年、僕たちを音楽の世界に引きずり込んだDも、今日で三十二歳だ。
あの時のバンドメンバーも今ではそれぞれに家庭を持ったり、仕事で独立したり、遠い異国の地で暮らしていたり、なかなか昔のように音楽にかまけている暇はないみたいだけれど、僕らはいつだって十六年前に戻れる。
あの頃から比べると、体臭も額の生え際も変わってしまってきたけれども、あの時、最初にみんなで音を合わせた時の胸の高鳴りは、今でも変わらずに心の中に響いているから。

少々、クサい言い回しになったが、これぞオッサン特有の加齢臭と思って許せ!
我が良き友よ!Happy Birthday!
そして我が良き友たちよ!I wish you good luck!

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四月バカ

2006-04-01 | 雑記
 今朝、起き掛けに、妻に言った。
「愛してるよ」
 妻はニッコリ笑って
「ワタシもよ」
 と言った。
 どうやら、妻のほうが一枚上手であるようだ。
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