当局は布団に入ってから、だいたい、落語かホームズの朗読を聞いて眠りに入ります。
20代、30代の頃は本を読むことが多かったですが、40代中ごろからスタイルがかわりました。
ちなみに、寝つきは比較的いい方です。出張先などの慣れないベッドでも難なく眠れます。
で、落語のどこまで聞けたか(意識があったか)で、その日の疲れ具合、眠気度合がわかったりします。
落語は、
お囃子、
まくら、
演目(本編)
オチ(さげ)
というふうに話が流れますが、
ほぼ9割がたは、「まくら」、本編に入る前の小話で眠ってしまいます。
枕をして、まくらで眠ってしまうなんて、洒落みたいですが。
さて、昨夜は相当眠かったのか、お囃子、つまり、落語家が出てくるときの「ちゃんちゃらら」っていう音楽で眠ってしまいました。
つまり、まくらを聞いた記憶がありません。暑い夜でしたが、見事なもんだと自分も感心してしまいました。
話し家の中でも、ボソボソと話す話し家が夜は眠りに最適なんです。
金馬さん、仁鶴さん、志の輔さんなんかもおもしろいですが、元気すぎて、目が覚めてしまいます。
自分の好みは、三木助さん、志ん生さん、馬生さん、文朝さんあたりです。