無線のムに濁点

アマチュア無線・BCL・ユーティリィティー受信などなど デジタル絵日記

FT2D 北海道上陸

2015-05-30 21:25:27 | アマチュア無線

一昨日頃から twitter などで出荷の報告があった YAESU の新ハンディー機 FT2D を本日,販売店経由で入手いたしました。お店の方に,「カラー液晶の FT3D 予約しときますよ」って冗談を言っておきましたが,半分本気の部分もあります。hi

さて,とりあえず本日は電源投入。コールサインと時計を合わせて稼働状態に。電源投入時の画面が下の画像


 

コールサインと日付,電池の電圧が表示されます。(この表示は変更できるようです)

受信画面はこんな感じです。どーも,タッチパネルに慣れなくて,「ボタン」を探してしまいます。

お洒落だなと思ったのがビジーランプです。Aバンドがビジーの時,緑に点灯し,Bバンドの時には青く点灯します。

WIRES-X の端末用途が多くなるとは思いますが,ラジオの性能も良さそうなので,旅行の時なんかにも持ち歩きたいと思います。来週コイツの設定をしつつ,使用感などレポートできたらと思っております。

 

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DXにまつわるエトセトラ <コンディション編>

2015-05-30 11:32:45 | アマチュア無線

各バンドのコンディションの変化はDXサーにとって最大の関心事と言ってもいいと思います。1991年刊行・CQ出版社・DXハンドブックを参考に,各バンドのコンディションの変化を自分の経験も交えて整理してみました。思うに,リグとアンテナの高性能化,さらに,はたまた,リモートシャックなるものも登場し,昔の常識が通じなくなってきているように感じるのは自分だけでしょうか。


●160m

本格的に聞こえるのは12月~1月というイメージがあります。当然,昼間はDXどころか国内の他エリアの信号すらほとんど聞こえてきません。冬になったら「日の出1時間前に起きてワッチできるかどうか」しかありません。あるOMがおっしゃっていた「160mは,まるでEsのように,突然開ける」という言葉は言い得て妙です。ヨーロッパの深い所が強力に入ってきたり,太平洋で意外と手こずったりと,当局はこのバンドの経験も少なく,コンディションにバクチ的なところが多々あるように感じます。


●80m/75m

10月にヨーロッパ・アフリカが聞こえ始めるとシーズンインといわれています。西の彼方~アフリカは朝方,東の彼方~カリブ海は夕方と相場が決まっていますが,最近はビームアンテナの局も出現し,ロングパスによるQSOも行われているようです。また,春先は南半球が秋となりますので,VP8などの珍エンティティーが聞こえてきます。


●40m

意外とDXができるバンドです。当局は,ずっと短縮ダイポールを使っていますが,このバンドで296エンティティーをコンファームしています。SSBでもDXが強力に入感するシーンがあり,100W・DPでピーター一世島とSSBでQSOできた実績があります。しかも,昼間の2時台です。北海道は緯度が高いので,冬期間は夕方3時を過ぎるとDXが聞こえ出します。国内QSOで賑わっている時でも,その気になって耳を澄ませば,DPの局にはその信号が入感しているはずです。季節の変わり目にレア・エンティティーが聞こえることが多く,当局は大好きなバンドです。


●20m

1年中DXができるとはいえ,さすがに,6月下旬~8月上旬は夏枯れのイメージがあります。春先,2月頃の夜に静かなノイズを聞いていると,突然,インド洋やアフリカ南部の信号が聞こえることがあります。秋はもう一日中「聞こえるわ聞こえるわ」って感じで,東西南北,ショートパス・ロングパスが入り混じってわけわかんなくなることもあります。昔はレア・ペディションがあると20m頼りってことがよくありましたが,最近はWARCバンドの台頭で,このバンドの価値は下がってしまったように感じます。とは言っても,いざ,パイルアップともなるとワールドワイドにオープンしている分,壮絶なことになったりします。


●15m

ここから上のバンドは季節変化より,太陽黒点サイクルによる影響を強く受けますので,サイクル・ボトム期には,ほとんど聞こえなくなってしまいます。とはいえ,最盛期の前後では,2月~4月に北米東海岸や,さらには中米・カリブ海が日の出後数時間聞こえます。午後になると中近東からヨーロッパがFBに入感,夕方にはロングパスでアフリカが聞こえるというパターンです。20mと同じく,秋はさらにコンディションが良くなり,春と同じパターンで,朝はカリブ,夕方はアフリカ狙いとなります。

 

●10m

入感パターンは15mに似ていますが,何と言ってもこのバンドは,オープンすると信号が強力=ローパワーでもDXが効くというところが魅力です。高校時代,サイクルの最盛期には,部室にスカイセンサー5900というBCLラジオが置いてあり,このラジオのロッドアンテナで南米やカリブの局が「ガンガン」入感していたのを覚えています。サイクル・ボトムになると何も聞こえないというイメージがありますが,昨今のアンテナ・受信機の進化により,サイクル・ボトムの様相が変わってくるかもしれないという予感がしています。

 

●6m

少なくとも,今年いっぱいは楽しめそうな雰囲気です。今週もヨーロッパの大オープンがありました。このバンドのコンディションのキーワードは「太陽の自転による28日周期の変化」「オープン時間の短さと唐突さ」「コンディションの地域差」の3点だと思います。地域差についてですが,北海道の当局はいつも「指をくわえて」南のレポートを見ています。160mや80mというローバンドにも地域差がありますが,ローバンドはどちらかというと「時間がずれる」という地域差であるのに対し,このバンドは「北はお呼びじゃない」っていうレベルの地域差だったりします。それでも,オセアニア方面は本州と同時オープンしたり,8エリアに電波が落っこちてきている時は,1・2エリアに比べて競争率がずっと低かったりするので,贅沢はいってられないってところです。


●何をもって「コンディションがいい」というか

移動シーズンとも重なり,国内QSOが盛んな季節ですが,DXサーにとっては「夏枯れ」「開店休業」の季節です。HF帯の近距離QSOで「コンディションがいいですねー」という声を聞いてリグのスイッチを切るようになれば,あなたは,DX症候群にり患している可能性大です。お気をつけを・・・・・

 

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