宇宙をぼくの手の上に (創元推理文庫 605-5) | |
クリエーター情報なし | |
東京創元社 |
SF作家 フレドリック・ブラウンの短編集です。
この短編集に収録されている「狂った星座」という作品の中に,
”その家屋の屋根裏から,468本のラジオ型アンテナを複雑に組み合わせた装置が発見された。おのおののアンテナの長さが違っていて,それぞれ別の方向にむいていた。これらのアンテナが結び付けられた装置は,妙なことながら,あまり大きなものでなく,普通のアマチュア無線家がもっている発振器くらいの大きさであり,おまけにそれぞれの使用する電力も,アマ無線家の送信器なみだった。”
というくだりがあります。
中学生のとき,「スポンサーから一言」という小説でこの作家を知りました。以来,ずっと持ち続け,時々読み返しているので,7冊くらい持っている小説はいずれもボロボロです。そろそろ,オークションなどで綺麗なのを調達した方がよさそうな感じです。
アマ無線家の皆さんには,フレドリック・ブラウンの小説はお勧めです。
長編代表作 「火星人ゴーホーム」「発狂した宇宙」「73光年の妖怪」「宇宙の一匹狼」
当局のお勧めは「発狂した宇宙」です。
短編集 「スポンサーから一言」「天使と宇宙船」「宇宙をぼくの手の上に」「SFカーニバル」「未来世界から来た男」など
どれもお勧めですが,最初の3作が特に好きです。