無線のムに濁点

アマチュア無線・BCL・ユーティリィティー受信などなど デジタル絵日記

近着QSL(LoTW) SV9CVY 160m/FT8

2018-11-08 13:41:10 | アマチュア無線

11月2日にQSOしたクレタ島の SV9CVY を LoTW にてコンファームしました。

これにて、1.8MHz Cfm/Wkd = 43e/45e CHAL=2511(CFM) と相成りました。

160m DXCC への道は、FT8 の力を借りてなんとかかんとか進捗している感じです。

以下、SVシリーズのコンファーム状況です。

  • SV GREECE 6mがあって160mがない。160mで聞いたことがあるようなないような。
  • SV/A MOUNT ATHOS 虎の子の1枚のみ。もーど(モード hi)にでもしてって感じです。
  • SV5 DODECANESE 160m/80m/6m がありません。最近よく 80m/FT8 で見かけます。
  • SV9 CRETE 残すは 6m です。クレタはカードくれた?(失礼しました~)

現在、160m は ZL7X と OH8WW の LoTW待ちです。からぶろーが何しようがSRまでには起きるぞ!と・・・決意だけは堅いです。

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DXにまつわるエトセトラ <FT8編>

2018-11-08 08:57:31 | アマチュア無線

2017年7月に登場し、あっという間に DXing における「ファースト・モード」となった FT8。この革命的モードの出現で DXing の姿が根本から変わろうとしているように感じます。そのあたりについて思うところを自分なりにまとめてみました。例によって、おおいに異論もありそうなところですが、そこのところは【個人的見解】ということで・・・


■FT8出現で変わったこと その1:DX入門の構図がかわった!

FT8出現前、DXに手を染めるモードと言えば、CWというのが常識で、CWなら少電力でも海外と交信できる!!というのが一般的フレコミでした。ところが、DX入門=CWという構図がFT8の出現でかわってしまったと思います。DXをやろう!と思ってDXを始めるのではなく「DXが見えちゃってる」「DXと交信できちゃった」的なところからDXingを始めるパターンが出現。

「できちゃった婚」ならぬ「できちゃったDXサー」の出現です。


■FT8出現で変わったこと その2:モード別の序列がかわった!

FT8出現前、DXCCのモード別難易度といえば、SSB<CW<RTTY という順序でした。最も易しいのが世界中に普及している SSB、また、DXCC 100~300 くらいは CW で普通にできる。しかし、RTTY は普及度も低く、オナーロール入りするには相当な努力要するというのが常識でした。FT8の出現で、少なくとも DXCC 100 くらいまでは、DATA<CW<SSB という序列にかわったと言っていいと思います。

FT8を始めれば、ものの数カ月であなたも DXCC メンバー入りです!


■FT8出現で変わったこと その3:ワッチスタイルの劇的変化!

当局は在宅中、飯と風呂以外はほぼ100%無線機の前に向かっている無線バカです。クラスタを見て、バンドマップを見て、各バンド各モードをゆっくりダイヤルを回しながらワッチする・・・何も聞こえなくても「聞こえ始めるかもしれない」周波数にダイヤルを合わせて他のことをやる「ながらワッチ」に移行・・・というのが日常のパターンでした。が、FT8の出現で「何も聞こえない」ということが実質無くなってしまいました。バンドニューが出現しそうな周波数に合わせて「ショッキングピンク」を横目でチラチラ見ながら他のことをやるというパターンです。しかも、無線以外の音を出し放題なので、音楽を聴いたり、YouTubeを観たり、ワッチの暇つぶしの幅も広がりました。

ちなみに、うちの愚妻からは「最近、シャックからの叫び声うなり声が聞こえなくなった」と歓迎されております。


■FT8出現で変わったこと その4:コンディション把握の効率が上がった!

FT8出現前、コンディション把握のため、まず、SN,A-index,K-index といった数値を見て、マルチプルクラスタを見て、ダイヤル回して各バンドを聴いて・・・という感じでしたが、今やFT8の画面を5,6分見れば、どのあたりのパスが開けているのかを把握できるようになりました。さらに嬉しい副産物として、今まで気づかなかった、『極々短時間のオープン』や、『3.5MHzでのロングパス』を経験できるようになりました。

わあお!んな時間にこんなところが見えるんだ!と驚くことしばしばです。


■FT8出現で変わったこと その5:クラスタに上がらないDX多数!!

FT8出現前、スキマーも含めて、主なQRV局はほぼ全てクラスタにアップされている状況でした。そんなこんなで、珍が出てきたときのパイルの立ち上がりは年々激しくなり、「ワッチして珍局を仕留める」ということが実質不可能なところまでいってしまいました。が、FT8の出現により、単一周波数ワッチによる DXing が可能となり、スキマーによるアップも無いことから、待ち受け DXing スタイルが戻ってきました。ただし、時間差で地域が移り変わりながらコンディションが変化していく様子を、ワッチしている局がみな同様に見ているので、まさに「耳の差」で他局より先に相手局を補足できるかが重要になってきたように感じます。

工夫の余地、改良の余地がまだまだあるな・・・と感じる今日この頃です。


■FT8出現で変わったこと その6:ペディションの姿が変わった!!

FT8出現前、DXペディションにおけるデジタルモードは、RTTYであり、弱肉強食酒池肉林のパイルアップが繰り広げられていました。しかし、今となるとRTTYは効率が悪い・・・KH1/KH7Z の時の統計では、RTTYのQSOレートは1時間あたり80~90、少しコンディションが落ちれば、がんばって1分に1局という感じです。一方、FT8は、1分に3~5局というペース。F/HモードによりデジタルモードのQSOレートが格段に向上しました。先日の VP6 のペディションでは、F/Hの力を駆って、コンディション・ボトムのこの時期で交信数12万超えという数字です。さらに、RTTYの時との大きな違いとして、必ずしも強い信号がピックアップされるわけではないということがあげられます。

F/Hさーーん!大きなクリスマスプレゼント(ブーベ)を持ってきて~!!って感じです。


■最後に 『私はFT8でQSO数が増えました』

当局のこれまでの生涯QSO数は6530です。基本的にはモード・バンドを主軸にDXCCを追いかけているので、モードニュー、バンドニューで無い限りは「あまり」QSOせず、「ワッチして楽しむ派」です。ですが、ですが、ふと気になってFT8のQSO数を見てみると、昨年の7月来、なんと 236-QSOs これは、当局の生涯QSO数の3.6%となり、年平均 150-QSOs の倍のペースになっています。そして、ほとんどあきらめていた 160m のDXCCへの可能性や、頭打ちに近かった 80m の DXing の可能性を広げてくれました!!


そこで一句 ニューモード DXは近く なりにけり

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